アマガエル

アマガエルはちょっと田舎にいくと見かけることのできる身近なカエルです。鮮やかな黄緑色のツルンとした体はとてもキレイで愛嬌のある姿です。そんなアマガエルを飼育してみたいと思いませんか。いくつかの飼育のコツと注意点を知っておきましょう。






アマガエルを飼育する方法とは?3つの飼育のコツと注意点

1)アマガエルの紹介

1.アマガエルとは

俗に言う「アマガエル」とは、正式には「ニホンアマガエル」のことです。体色は腹側が白色で背中側が黄緑色であり、鼻筋から目を通り耳に掛けて黒っぽい筋が通っています。背中側の体色は、保護色として周囲の環境に合わせて、灰褐色に変化させる事ができます。体の表面はツルツルとした粘膜に被われています。指先には吸盤があり、木の枝やガラス面などに張り付くことができます。

2.原産地・平均体高・平均体重

アマガエルは日本全土と朝鮮半島および中国東部が原産地で、樹上や水辺に生息しています。平均体高は2センチメートルから4センチメートルくらいで、メスの方が大きくなります。平均体重は、20グラム程度です。

3.名前のルーツ・歴史

アマガエルの名前は、低気圧が近づき雨が降りそうになると鳴くことが「雨カエル」となったのがルーツです。このときの鳴き声は繁殖期の鳴き声と区別し「雨鳴き」「レインコール」と呼ばれます。なお、鳴くのはすべてオスで、メスは鳴きません。

4.平均寿命

アマガエルの平均寿命は5年程度です。うまく飼育すれば10年くらい生きる場合もあります。

2)どんな種類があるの?アマガエルの主な3つのタイプと特徴

1.ニホンアマガエル

ニホンアマガエルは、日本全国に生息するアマガエルです。人間が立ち入らないところには生息しておらず、人里や里山といった人間の生活圏に生息していることから、水田の伝播と共に生息域を拡大していったと考えられています。

2.ハロウエルアマガエル

ハロウエルアマガエルは、奄美大島から沖縄にかけて生息するアマガエルです。ハロウエルアマガエルという名前は、研究者であるハロウエル氏の名前を取って付けられました。ニホンアマガエルよりも後肢が長く、体も細身であるという特徴があります。体長は3センチメートルから4センチメートルくらいになります。

3.ヒメアマガエル

ヒメアマガエルは、奄美諸島と沖縄諸島、先島諸島に分布します。名前に「アマガエル」と付きますが、正確にはアマガエルとは別の科属に分類され、2005年に独立種として認められました。体長は2センチメートルから3センチメートルと小さく頭部は小型で、体色は褐色であるという特徴があります。

※アマガエルは爬虫類を取り扱っているペットショップで購入できます。値段は、1匹200円から300円くらいえ販売されています。オスとメスで値段に差はありません。

3)先ずはグッズを整えよう!飼育に必要な3つのグッズ

1.飼育ケージ

中型以上サイズのプラスチック製飼育ケージを用意してください。あまり小さすぎるとアマガエルがジャンプしたりするときに窮屈になってしまいます。飼育ケージの中にはアマガエルの腹が浸る程度の水を張った容器を置いてください。

2.登り木

アマガエルは樹上が主な生活場所です。そのため、飼育ケース内には流木などの登り木を設置してください。観葉植物を設置してもよいでしょう。

3.床材

アマガエルを飼育する時に必ず必要ではありませんが床材を敷くと飼育環境の見栄えが良くなります。ただし飼育ケースの床すべてを床材で被うのではなく、陸地と水辺を分けて作るようにします。床材は腐葉土や水苔などを敷きます。ただし、掃除をこまめに行い、カビが発生し内容に注意する必要があります。掃除に手間を掛けられない場合には、床材は無くても問題ありません。

4)要注意!アマガエルを飼育するうえで特に大変なこと

アマガエルを飼育する上で特に大変なことを挙げるとすれば、鳴き声です。アマガエルのオスは低気圧が近づくと「雨鳴き」をする習性があるため、鳴き声をうるさく感じるときがあるかもしれません。またアマガエルには毒があります。

アマガエルを触った後には必ず手を洗ってください。そのままで傷口や目を触ってしまうと、痛みを感じたり、最悪失明してしまうこともあります。病気を防ぐためにも掃除はこまめに行いましょう。3日に1回くらいは掃除することが理想です。

アマガエル

5)給餌方法とは?主な2種類の餌とその方法

アマガエルは代謝が活発では無いため、頻繁に餌をやる必要はありません。また生きた餌しか食べないため、餌自体も飼育しておくようにしましょう。

1.コオロギ

生きたまま飼育ケージに入れて与えます。1週間ごとに3匹から5匹程度を与えます。翌日まで食べ残していた場合には一旦、飼育ケージから出しましょう。

2.ミルワーム

2日に1回程度、1匹から2匹を与えます。カルシウムなどを添加することで栄養の偏りを防ぐことができます。

6)知っておきた健康のこと!アマガエルに多い3種類の病気

1.代謝性骨疾患

カルシウムやビタミンなどの栄養が不足した状態が続くと、骨の成長に異常が出て代謝性骨疾患という病気になってしまいます。症状は足などが曲がったりしてしまいます。カルシウムやビタミンの入った栄養剤を餌と一緒に与えることで予防できます。

2.寄生虫

下痢や食べても太らないといった症状が続く場合は、寄生虫が潜んでいる可能性があります。特に野生のカエルを捕まえて飼育した場合には、ほぼ確実に寄生虫がいると考えて良いでしょう。予防のためにも野生のカエルと一緒に飼わないようにしてください。

3.カエルツボカビ症

ツボ型をした細菌におかされてしまう、非常に致死率が高い病気です。発症すると食欲がなくなり、体が麻痺してしまいます。効果的な治療法が無いため、感染を見つけた場合には、他のアマガエルと隔離するようにしてください。

7)飼育する楽しみとは?アマガエルを飼う魅力とは

アマガエルを飼育する楽しみは、可愛らしく愛嬌のある姿と人懐っこさです。アマガエルは触ろうと手を近づけると手の上に乗ったり、指にしがみついたりします。それが、黄緑色のキレイな体と愛嬌のある姿に相まってとても可愛らしく感じられ、魅力的です。






今回のまとめ

1)アマガエルの紹介

2)どんな種類があるの?アマガエルの主な3つのタイプと特徴

3)先ずはグッズを整えよう!飼育に必要な3つのグッズ

4)要注意!アマガエルを飼育するうえで特に大変なこと

5)給餌方法とは?主な2種類の餌とその方法

6)知っておきた健康のこと!アマガエルに多い3種類の病気

7)飼育する楽しみとは?アマガエルを飼う魅力とは