フトアゴヒゲトカゲ

爬虫類の中でもペットとして人気が高い「フトアゴヒゲトカゲ」。体にトゲトゲが付いた外見は攻撃的ですが意外と人間に馴れやすく、スキンシップが出来る爬虫類。

今回はそんな「フトアゴヒゲトカゲ」のの種類と給餌方法についてご説明します。






フトアゴヒゲトカゲの5種類の餌!給餌方法とは

1)フトアゴヒゲトカゲの紹介

1.原産地

オーストラリア原産

2.平均体長・平均体重 

平均体長は40~60cmほど・平均体重は250~500g

3.フトアゴヒゲトカゲの流通

アゴヒゲトカゲ属内で「フトアゴヒゲトカゲ」の流通量が最も多いです。現在、原産国のオーストラリアは動物の輸出制限が厳しいため、人間の管理下において繁殖された個体のみが流通しています。

4.寿命

平均寿命は5~10年。

2)フトアゴヒゲトカゲの5種類の餌

1.昆虫類(コオロギ、ミルワーム等)

2.動物類(マウス等)

3.野菜(小松菜、モロヘイヤ等)

4.果実(バナナ、ブドウ等)

5.専用の配合飼料

【与える理由】

1.若い個体はコオロギなどの昆虫を十分に与え、野菜は副食程度に与えます。大人になって年を取ると植物性の餌が中心となります。

2.コオロギやミルワームなどは栄養があるのですが、昆虫類だけだとカルシウムが不足してしまうため、マウスもしくは市販のカルシウム剤なども適量与えて、カルシウムが不足しないように気を配る必要があります。

3.野菜の中でも小松菜、モロヘイヤなどはカルシウム含有量が高いので、カルシウム不足を補う意味でも葉野菜を与えると良いです。果実も食べますが糖分が多すぎるので、栄養が偏らないように与える分量には注意が必要です。

4.専用の配合飼料は栄養バランスが良いのですが、配合飼料を好んで食べるフトアゴヒゲトカゲは少ないようです。

【成長過程と1日の適量の目安とは】

1.生まれてから、2ヶ月は1日、2回ほど小さいコオロギを中心に与えます。

2.生後、2ヶ月を過ぎると1日に1回、コオロギと葉野菜を中心に与えます。

3.生後、一年を超えると葉野菜を中心にした食生活で、コオロギは副食として与えます。

Bearded dragon on a rock

3)フトアゴヒゲトカゲの餌・大人と子供の違い

大人のフトアゴヒゲトカゲは葉野菜を中心の餌、子供のフトアゴヒゲトカゲには小さいコオロギなどを中心に与えます。子供は1日に2回ほどの食事。大人は1日に1回の食事が基本となります。

4)フトアゴヒゲトカゲの3つの給餌方法

1.ガラス製のケージ

フトアゴヒゲトカゲの食事はガラス製のケージの中に、生きたコオロギなど、昆虫を入れると自ら捕食します。個体の大きさによって食べる量が変わります。

生後間もない時期はいっぺんにたくさん食べることが出来ないので1日に2回、小さいコオロギを1匹ずつ入れて、まだ食べられる様子なら与え、成長に合わせてコオロギなどの量を増やしましょう。生後一ヶ月で一日10匹程度になるように調整するのが目安です。

2.解凍

冷凍マウスなどを解凍して与える。

3.自然食

葉野菜・果実を与える。

5)フトアゴヒゲトカゲの給餌での4つの注意点

1.子供のうちは小さいコオロギ

フトアゴヒゲトカゲのケージ内に生きたコオロギを入れる際、生後間もない時期だと大きなコオロギを怖がって食べないケースがあるので、子供の内は小さいコオロギを与えるようにしましょう。

2.放置しておかない

生きたコオロギをケージ内に長い時間放置していると、フトアゴヒゲトカゲが齧られてしまう事があるので、すぐに食べない場合はいったんコオロギをケージから出した方が良いです。

3.ミルワームの消化不良

ミルワームの過剰摂取は消化不良、嘔吐する場合があるのでミルワームの与えすぎには気をつける。

4.十分な解凍

ちゃんと解凍できてないマウスを食べさせると消化不良、嘔吐する場合があるので冷凍マウスを与えるときには、きちんと解凍できているか確かめることも必要です。

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6)フトアゴヒゲトカゲの注意すべき6つの病気

1.クル病

骨格が変形し、歩行に障害が出ます。カルシウムとビタミンD3の不足が原因なので、カルシウムを与え、しっかり日光浴をする事でビタミンD3を体内で生成させる必要があります。

2.食欲不振

複数の個体と同居する事で縄張り争いによるストレスを感じたり、生活環境が良くなかったりすると食欲不振になる場合があります。居心地の良い環境になるように個別飼育、適度な日光浴、温度管理が必要です。

3.熱中症・日射病

長時間、高温のケージ内に閉じ込められると熱中症や日射病を起こすことがあります。特に夏場、密閉空間に入れて長時間放置することは個体の生命に関わります。

換気を十分にして、日光浴の際も日陰になる場所を作るなど配慮しましょう。

4.脱皮不全

脱皮する際に皮が残って脱皮不全になった場合、古い皮に締め付けられて尻尾や指などの部位が壊死するケースがあります。古い皮が残っていたら、霧吹きや水浴びで古い皮を、ふやかしてから取ってあげましょう。

5.細菌等感染症

細菌やウイルスなどに感染する事で、皮膚炎や胃腸炎などを引き起こすことがあります。

6.寄生虫感染症

ケージ内を常に清潔な状態で保っていなかったり、餌が腐敗していたり、さまざまな原因で寄生虫感染症になり、食欲不振、体重減少が酷くなり死亡する場合もあります。

7)フトアゴヒゲトカゲの健康の為の4つのポイント

1.食事は個体の成長に合わせて、バランスの取れた餌を適量与える。カルシウム不足に配慮することで「クル病」の予防ができます。

2.ケージ内の温度は紫外線灯、保温器具などで適温に保ち、日光浴もこまめにさせる事で「食欲不振」「クル病」を予防できます。

3.日光浴の際、換気をよくして日陰を作ることで「熱中症、日射病」の予防につながります。

4.糞尿は極力、早めに清掃し、ケージ内を常に清潔にする事で「細菌等感染症」「寄生虫感染症」の予防にもつながります。






今回のまとめ

1)成長に合わせて、バランスの取れた餌を適量与えましょう。

2)十分に日光浴をさせましょう。

3)ケージ内は適切に換気して、清潔にするように心がけましょう。

4)過ごしやすい環境を作り、ストレスが溜まらないようにして個体の体調に気を配りましょう。