石の上にいるフトアゴヒゲトカゲ

ペットショップなどで、他のトカゲとは違う容姿からフトアゴヒゲトカゲを飼育したいと思った人はいるのではないでしょうか。

今回の記事では、フトアゴヒゲトカゲの飼育で注意すること・種類・しつけのコツ・魅力についてご紹介します。






フトアゴヒゲトカゲの飼育解説!給餌・注意点とは


1) フトアゴヒゲトカゲの紹介

(1) 原産地

 オーストラリアの内陸部といわれています。

(2) 平均体高・平均体重

 平均体高は30~40cm、平均体重は80~250g。

(3) 日本で飼育されている数・名前のルーツ

 警戒する時、喉を黒くして膨らませて口を開けることがあります。

見た目で黒くなった状態をアゴ髭に見立てて体型も太めなことが名前のルーツといわれています。

(4) 気をつける病気

 外部寄生虫、クル病、外傷、熱中症など

(5) 平均寿命

 一般的に6~10年程度といわれています。

2) フトアゴヒゲトカゲの5つの種類と特徴

(1) ノーマル

 色彩欠損のないノーマルの性質をもつ個体です。頭部と背中に少しトゲがあるのが特徴で爪には黒い色素があります。

(2) ハイポメラニスティック

 黒色色素が減退している状態で、爪の黒い色素も抜けてクリアネイルと呼ばれることもあります。

(3) レザーバック

 背中のウロコが皮(レザー)のように変化しているのが特徴です。また、ノーマルに比べて背中がザラザラしておらずツルッとしているのも特徴のひとつです。

(4) トランスルーセント

 最大の特徴は、目が真っ黒になっておりウロコも半透明なので内臓の影が見えます。

(5) シルクバック

 ウロコが無く、全身がツルツルしているのが特徴です。ただし、皮膚を守るウロコがないことでケガをしやすいことにつながり飼育には注意が必要です。

3) フトアゴヒゲトカゲの性格の2大特徴

(1) 人に慣れやすい

(2) 大人しい

 ただし、全てのフトアゴヒゲトカゲが同じ性格でなく攻撃的な性格など個体差による違いもあります。

4) フトアゴヒゲトカゲの飼育に適している人の4つの特徴

(1) 知識

 飼育するにあたって、知識無しに飼育するのは飼い主のもとでフトアゴヒゲトカゲが快適に暮らすためにも良くありません。

(2) お金

 温度管理の光熱費や飼育道具など、一生面倒見るお金は必要です。

(3) 飼育環境

 フトアゴヒゲトカゲの体は丈夫といわれていますが、強めの紫外線が必要といわれています。紫外線ライトを1日8~10時間当て続ける必要があります。

 また、冬場は体温の低下を防ぐためにもパネルヒーターをつけるなど飼育環境を整えられる人でなくてはいけません。

(4) 家族

 病気になりにくく丈夫といっても、全く手間がかからないということはないので、どうしても世話ができない時などは家族の助けは必要です。

 家族の理解がある人でなければいけません。

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5) フトアゴヒゲトカゲの慣らし方と初期費用

(1) 慣らし方

 最低限のコミュニケーションを続けることで、飼い主のことを敵ではないと判断してくれると思います。

 食事を与える時など、容器に餌を入れて振り音をたてることで食事を覚えて口を開けて寄ってくることもあるようです。

(2)初期費用

フトアゴヒゲトカゲの値段は、爬虫類専門店にて平均1~3万円程度で販売されています。

6) フトアゴヒゲトカゲの飼育に必要な6つのグッズ

(1) ケージ

 成体になると、40cm超える個体もいるので動きづらくならないように90✕45cm以上のケージが必要です。

 また、ケージの上が開いているものは脱走の可能性があるので通気性の良い蓋をする必要があります。

(2) 爬虫類用ライト

 室内飼育だと、太陽光線を浴びることができずカルシウムからビタミンB2を生成できません。爬虫類用ライトを使用することで、太陽光線と同じ紫外線を当ててあげることが出来ます。

(3) バスキングライト

 変温動物なのでバスキングライトで高温の場所を作ってあげないと、体温を上げられず食べた物の消化が出来ないなど様々な問題が出てきます。

 ただし、バスキングライトは高温になるもので飼い主やフトアゴヒゲトカゲが火傷する可能性があるので取り扱いには注意しましょう。

(4) 保温器具

 体力のない幼体は、冬場など気温が冷える時期などには保温器具による保温が必要です。

(5) 床材

 床材には、新聞紙やココチップなど様々あり物によって排泄の処理や保温効果など飼育するにあたって便利になるなどの効果があります。

(6) エサ

 フトアゴヒゲトカゲを飼育するにあたって、食事となるエサは必ず必要です。エサは、フタホシコオロギやハウスクリケットなど色々あります。

7) フトアゴヒゲトカゲの主な5種類のエサとその方法

(1) コオロギ

(2) ミルワーム

(3) 野菜(チンゲンサイ、ニンジンなど)

(4) サプリメント(カルシウム、ビタミンなど)

(5) 配合飼料

 幼体の場合は1日1回、成体であれば2~3日に1回程度の間隔でエサを与えましょう。

 コオロギであれば1回の量は、幼体は5匹程度、成長期の個体であれば10匹程度、成長しきった個体であれば少し減らしても問題ありません。

 与えるタイミングは、朝の起床後1~2時間程度たってからエサを与えるのが消化を助ける意味でも理想といわれています。

8) フトアゴヒゲトカゲに多い4種類の病気

(1) 外傷

 エサとして入れていたコオロギが、お腹を空かせてフトアゴヒゲトカゲを齧ることで外傷になることがあります。

尻尾などは齧られることで脱落することがあるので注意が必要です。

(2) クル病

 十分なカルシウム摂取の不足や、ビタミンD3の欠乏によるカルシウム吸収量の減少により骨がスカスカになることで、変形を起こし歩行障害を起こすクル病が発症します。

(3) 熱中症

 夏などの気温や湿度が高い時期に、十分に換気されていないケージなどで長時間日光浴していると熱中症や日射病を発症します。

(4) 外部寄生虫

 眼や外耳周辺、四肢・尾の付け根などにダニが寄生することがあります。

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9) フトアゴヒゲトカゲの飼育で注意する2つのこと

(1) 怪我や健康チェックの方法

 フトアゴヒゲトカゲは野生の習性で天敵に狙われないためにも調子が悪くても分かりやすく表現しません。6ヶ月に1回は定期検診を行ないましょう。

また、排泄物などをチェックしてフトアゴヒゲトカゲの体調不良を早期発見して対応できるようにしましょう。

(2) 冬眠・繁殖の注意点

 飼育下での冬眠は、危険が伴うことがあるので冬場なども温度管理をしっかりし、冬眠させない環境を維持するほうが望ましいです。

 繁殖の注意点としては、健康体でないヒョウモントカゲモドキの繁殖は避けて治療を優先させましょう。

 また、繁殖を行なう年齢も6歳以上になると産卵数が減るので、繁殖適齢期である2~3歳の間に繁殖を行なうようにしましょう。

10) トカゲをペットにする4つの魅力とは

(1) 性格

 フトアゴヒゲトカゲは、一般的に性格は大人しく人に慣れやすいのが魅力です。

 人に慣れやすい行動としては、エサをあげる時など直接食べてくれる、体を撫でることができるのが魅力と言えるでしょう。

(2) 飼いやすい

 フトアゴヒゲトカゲの体は丈夫で病気になりにくいといわれており、飼い主としては手があまりかからないのも魅力のひとつです。

 また、行動する時間も昼行性なので飼い主が起きている時間にスキンシップを取ることができるのが魅力です。

 食事も成長により、草食傾向が強い雑食になるのでエサの管理が少し楽になるといったことでも飼いやすい特徴といえます。

(3) 寝姿

 フトアゴヒゲトカゲの寝姿は、無防備に手を伸ばし変な格好をするなど様々な寝姿を見せてくれるので毎日の楽しみになるのも魅力のひとつです。

(4) 容姿

 大きな頭に黒くて丸い目、鱗などから恐竜を想像させる外見などの容姿も魅力のひとつです。






今回のまとめ

1) フトアゴヒゲトカゲの紹介

2) フトアゴヒゲトカゲの5つの種類と特徴

3) フトアゴヒゲトカゲの性格の2大特徴

4) フトアゴヒゲトカゲの飼育に適している人の4つの特徴

5) フトアゴヒゲトカゲの慣らし方と初期費用

6) フトアゴヒゲトカゲの飼育に必要な6つのグッズ

7) フトアゴヒゲトカゲの主な5種類のエサとその方法

8) フトアゴヒゲトカゲに多い4種類の病気

9) フトアゴヒゲトカゲの飼育で注意する2つのこと

10) トカゲをペットにする4つの魅力とは