アカハライモリ

アカハライモリをご存じですか。池や沼、田んぼに住んでいるトカゲに似た姿をした両生類です。このアカハライモリを近年ペットで飼育する人が増えています。

今回はアカハライモリとはどの様な動物で、どう飼育すれば良いのかをご紹介します。






アカハライモリの飼育法解説!3つのコツと注意点とは


1)アカハライモリの紹介

(1)アカハライモリとは

アカハライモリは両生類の一種で。略して「アカハラ」と呼ばれることがあります。また日本で一般的に「イモリ」と呼ぶ場合、多くはアカハライモリのことを指します。

(2)原産地・ 平均体高・平均体重

アカハライモリは日本が原産地で本州と四国、九州および周囲の島に生息しています。体高は平均で9センチメートルから13センチメートルくらいです。体重は平均で3.5グラムから5グラムくらいです。

(3)名前のルーツ・歴史

アカハライモリの名前の由来ですが、「アカハラ」はその名のとおり腹が赤いことです。また「イモリ」については、井戸(水があるところ)を守るから「井守(イモリ)」と言うようになったという説があります。

名前通りに田んぼに住むアカハライモリは、害虫を食べてくれます。また、かつての日本では、イモリの黒焼きが惚れ薬として使われることがありました。これは、元々中国で「ヤモリの黒焼」が惚れ薬として使われていたものを、日本ではヤモリに置き換えたものだと考えられます。

(4)平均寿命

アカハライモリは非常に寿命が長く、上手に飼えば20年から25年くらい生きます。

2)アカハライモリの3つの種類と特徴

アカハライモリは一つの種類ですが、その腹の模様によっていくつかのタイプに分けることができます。

(1)山梨県・新潟県などに多いタイプ

腹がほぼ真っ赤、もしくは赤の割合が多いものが分布しています。

(2)岡山県・島根県などに多いタイプ

赤い腹の中黒い斑模様があります。

(3)山形県・千葉県・広島県などに多いタイプ

黒い模様の面積が広く、赤い部分が少ないか、腹の赤い部分が黒ずんでいるものが多く分布しています。

この様に生息地域によって違いがあるため、もしアカハライモリを飼育できなくなっても近くに放してしまうということは、絶対に避けるべきです。その地域にいるものと交雑してしまい、もともとの特徴が失われてしまう可能性が出てしまいます。

3)アカハライモリの性格の2大特徴

アカハライモリの性格にオス・メスでの違いは見られません。しかし、飼育する上での特徴的な性格が2つあります。

(1)警戒心が強い

アカハライモリは警戒心が強いため、いつもは水の底や草の陰に潜んでいます。飼育するときに、スキンシップを取りたいからと手に乗せたりしようとすると嫌がります。必要以上に触れ合おうとはせず、アカハライモリが泳いだり、エサを食べたりする時に姿を見せたときに、眺めて楽しむようにしましょう。

(2)貪欲に食べる

アカハライモリとカエルや小魚と言った他の小動物を一緒の水槽で飼わない様にしましょう。アカハライモリは貪欲なため、それらの小動物を捕食してしまいます。

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4)アカハライモリの飼育に適している人の特徴

アカハライモリはエサを暫くやらなくても生きていけるほど丈夫なため、比較的飼育の手間がかからないペットです。ただし、そのアカハライモリを飼育する場合に予め心がけるべき1つのことがあります。

(1)長く飼い続けられる

アカハライモリは非常に長生きです。特に幼体から飼い始めるとすると、20年から25年くらいの長い間飼い続けることになります。最後まで飼い続けられる人が飼い主として適しています。

5)アカハライモリを飼う場合の初期費用と方法とは

アカハライモリはペットショップやホームセンターなどで購入できます。ただし、取り扱っていないお店もあるため、買いに行く場合は予め確認してからの方が良いでしょう。

また通信販売で購入できるショップもあるので、近隣に販売しているお店がない場合は、通信販売を利用するという選択肢もあります。値段は、オス・メスで違いはなく、1匹200円くらいから売っています。

6)アカハライモリの飼育に必要な4つのグッズ

(1)水槽

水槽に水を張り水草を入れて、陸地を作る環境でアカハライモリイモリを飼育します。アカハライモリが泳ぐ姿を眺めるためにも45センチメートル以上のサイズを用意しましょう。

(2)フタ

アカハライモリは水槽から脱走しようとするときがあります。アカハライモリの脱走を防ぐため、水槽にはフタをします。

(3)底砂

水槽には底砂を敷きます。底砂は1センチメートルくらいの厚さにします。

(4)陸地

陸地は底砂を厚く敷いて作っても良いのですが、水槽の水質管理が難しくなってしまいます。カメ用の浮島を使うことで、簡単に陸地を作ることができます。水辺のスペースを多く取るようにします。

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7)アカハライモリの主な3種類の餌とその方法

(1)イモリ用のエサ

ペットショップやホームセンターに「イモリ用のエサ」が売られています。

(2)他のペットのエサ

イモリ用のエサがない場合は、他のペット用のエサで代用します。カメ用のエサであれば比較的どこにでも売っており手に入りやすいでしょう。

(3)生きたエサ

メダカやエビ、イトミミズといった生き餌も喜んで食べます。

※エサの与えすぎは水質悪化の原因になるため、アカハライモリが食べきれる量を1日1回与えましょう。

8)アカハライモリに多い3種類の病気

(1)消化不良

アカハライモリは両生類で変温動物のため、気温が下がる季節には代謝能力が下がります。その様な状態で、夏などの活動が活発な時期と同じ量だけエサを与えてしまうと消化しきれず消化器官に負担がかかり、消化不良になってしまうことがあります。状態に合わせて、エサの量を調整しましょう。

(2)

アカハライモリは狭い隙間があると、身を隠すために入り込もうとします。そこに尖ったものや、皮膚を傷つけるようなものがあると傷を負ってしまいます。水槽内には、その様なものを設置しないようにしましょう。ただし、アカハライモリ自体は非常に再生能力の高い生き物であるため、体を欠損するようなケガをしても多くの場合再生します。

(3)誤飲

アカハライモリはエサでないものでも口に入るサイズであれば、誤って飲み込んでしまうことがあります。容器内に誤飲をしてしまうようなものを入れないように気をつけます。

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9)アカハライモリの飼育で注意する3つのこと

(1)

アカハライモリは毒を持ちます。その毒はテトロドトキシンでフグの毒と同じ種類です。ただし、その毒は自然界での捕食により蓄積されていくため飼育環境では、その毒性は低い場合もあります。いずれにしてもテトロドトキシンにかかったときの対処法がないため、アカハライモリに触った後は、しっかりと手を洗っておくことが安心です。

(2)水温

変温動物であるアカハライモリは急激な温度変化が苦手です。また、暑すぎる環境や寒すぎる環境もアカハライモリにとって良い環境とは言えません。飼育する部屋の温度や水槽の水温は、できるだけ15度から20度くらいで一定に保つことが理想です。なお冬眠させる場合には、水温を10度以下にします。

(3)繁殖

アカハライモリを繁殖させるためには、大きめの水槽を用意します。また、アカハライモリが卵を産み付けるための水草を用意します。水草は葉の幅が広く柔らかいものを好むようです。ふ化後は共食いを防ぐため、子供のアカハライモリは別の水槽に移します。

10)ここが魅力!アカハライモリを飼育する魅力とは

(1)飼育が簡単

アカハライモリは小型の両生類であるため、飼育設備も安価に揃えることができます。また飼育自体も難しい技術を必要としないため飼育が簡単です。ペットの飼育に多くの手間を掛けられないでも、ペットを飼いたいという人にとって魅力的であると言えます。

(2)姿と動き

アカハライモリはその名前どおり、腹側に鮮やかな赤色の模様があります。またその模様は個体毎に異なるため、見ていて飽きません。アカハライモリは陸地や水の底では、その小さな足で歩く姿がかわいらしいです。逆に水中で体と尻尾を上手く使って泳ぐ姿は颯爽としており、眺めていてうっとりとします。

(3)長く付き合える

アカハライモリは長寿であり、飼育していく中で繁殖させることも可能なため、上手く飼えば、一生飼い続けることができるペットです。






今回のまとめ

1)アカハライモリの紹介

2)アカハライモリの3つの種類と特徴

3)アカハライモリの性格の2大特徴

4)アカハライモリの飼育に適している人の1つの特徴

5)アカハライモリを飼う場合の初期費用と方法とは

6)アカハライモリの飼育に必要な4つのグッズ

7)アカハライモリの主な3種類の餌とその方法

8)アカハライモリに多い3種類の病気

9)アカハライモリの飼育で注意する3つのこと

10)アカハライモリを飼育する魅力とは