クリオネ

クリオネは、水の中をフワフワと泳ぐ姿がとても可愛い生物でテレビや水族館などでご覧になった事も多くあると思います。実はこのクリオネを飼育する事ができるってご存知でしたか。しかも注意点に気を付ければ飼育の手間は意外にかからないんです。






クリオネの飼育方法を解説!飼育の2つのコツと注意点

1)クリオネの紹介

1.クリオネとは

クリオネとは巻貝の仲間で、軟体動物門腹足綱裸殻翼足類ハダカカメガイ科ハダカカメガイ属です。体は透明で、内臓が透けて見えます。胴体の前部に翼足があります。流氷とともにやって来て、翼足を動かし冷たい海の中を遊泳する姿から「流氷の天使」、「氷の妖精」とも呼ばれます。

2.原産地・平均体高・平均体重

クリオネは、北極と南極周辺の寒流域に広く生息しています。日本では北海道のオホーツク海に流氷とともに姿を現します。クリオネの平均体高は1センチメートルから3センチメートルくらいです。中には、10センチメートルくらいになる種類もいます。またクリオネはとても小さい生物であるため、平均体重は1グラム以下です。

3.簡潔な歴史・名前のルーツ

クリオネは、1774年にグリーンランド沖で発見されたものが世界で初めて紹介されました。クリオネという名前はギリシア神話に登場する文芸の女神「クレイオー」がルーツになっています。

4.平均寿命

クリオネの平均寿命ははっきりと分かっていませんが、1年以上生きた例があります。

2)種類の違いを解説!クリオネの主な3つの種類と特徴

1.ハダカカメガイ

北極海や北太平洋に生息する種類です。体高は1センチメートルから3センチメートルくらいになります。いわゆるクリオネと言ってイメージされる種類です。

2.ダイオウハダカカメガイ

1871年に発見されたクリオネの種類です。北極海や北太平洋に生息する世界最大級のクリオネで、体高は10センチメートルくらいになります。

3.ナンキョクハダカカメガイ

南極海に生息するクリオネの種類です。1902年に発見されました。

3)こんな人に向いている!飼育に適している人とは?

1.飼育に手間をかけられない

クリオネは水温にさえ気を付けておけば、あまり手をかけずに飼育することができます。餌を与えることも実質的にはありません。世話といえば、定期的に海水を変えてやることくらいです。

2.温度維持した環境を用意できる

クリオネにとっての適温は、0度から5度くらいです。飼育する海水をその温度に保つためには、低めの温度に設定した冷蔵庫に、飼育する容器を入れておくのが最も簡単な方法です。しかし、それだとクリオネの姿を観察することができませんから、扉に透明な窓のついた実験用の冷蔵庫を用意できるのが理想です。

3.海水が手に入る

クリオネを飼育するには、人工海水ではなくプランクトンが居る自然の海水を使ってください。それは後ほど説明するクリオネの餌に関係します。少しでも長生きさせるためには、自然の海水を用意できる人が向いていると言えます。海水は2週間に一度くらいの頻度で交換します。

4)お金の面は?飼育する場合の初期費用と方法

クリオネをペットショップなどで売っていることは、あまりありません。手に入れる最も簡単なルートは通信販売です。また、ごく稀にですがスーパーで売っていることもあります(食用ではなく、観賞用として)。値段は一匹1000円から2000円くらいです。

クリオネ

5)グッズを整えよう!飼育に必要な2つのグッズ

1.飼育容器

海水を入れてクリオネを飼育するための、飼育容器を用意します。大きさは1リットルサイズのペットボトルやビンくらいの大きさで十分です。あまり大きすぎると、クリオネにとって適温である0度から5度を維持するのが難しくなります。

2.冷房装置

クリオネを飼育するには水温を0度から5度くらいに保つ必要があります。最も手軽な方法は、低めの温度に設定した冷蔵庫に入れておくことです。しかしそれでは、普段クリオネの姿を見ることができません。扉に透明な窓のついた冷蔵庫が準備できればクリオネの姿を観察することができます。

または、水槽用クーラーを使うという方法もあります。ただしこの場合は水量に対して冷却容量に余裕があるものを使わなければ、十分に海水を冷やすことができません。特に夏場などの室温が高くなる季節は結露も多く発生するため注意が必要です。

6)給餌方法の紹介!主な2種類の餌とその方法

1.ミジンウキマイマイ

実はクリオネはミジンウキマイマイという浮遊性の巻貝しか食べません。しかも一生に一度しか食べないとも言われています。更にミジンウキマイマイは入手が困難です。もしミジンウキマイマイが手に入ったら飼育容器に入れてみましょう。運が良ければ頭部から出るバッカルコーンという触手で、ミジンウキマイマイを捕まえる様子を見る事ができるかもしれません。

2.海水

クリオネには、手に入りにくいミジンウキマイマイ以外は何も与える必要は無いのでしょうか。実はクリオネは海水のプランクトンを少しずつ摂取して生き延びているという説もあります。そのためクリオネの飼育にはプランクトンが生息している自然の海水を使ってください。

7)要注意・・!クリオネに多い種類の病気とは

実はクリオネの生態はまだまだ謎が多く、はっきりと分かっていません。そのためクリオネがどのような病気になり、どのような原因で死んでしまうのかは判明していないのです。

8)要チェック!飼育で特に注意すること

1.水質の悪化

クリオネは綺麗でプランクトンが生息している自然の海水の中で生きています。そのため飼育するときに人工海水を使ったり、自然の海水でも交換しないまま水質を見悪化させてしまうと、クリオネが弱ってしまいます。

2.水温の上昇

クリオネにとっての適温は0度から5度くらいです。そのため水温が上昇してしまうとクリオネが弱ってしまいます。普段冷蔵庫に入れて飼育していても、観察するために冷蔵庫から出してじっくり眺めていると意外に早く水温が上がってしまうため注意が必要です。室温の中でのクリオネの観察は、手短に行うようにしましょう。

9)飼育する喜びとは?クリオネを飼育する魅力とは

クリオネを飼育する喜びは「天使」と形容されるその姿を身近に置いておく事が出来ることです。フワフワと水の中を漂う姿を眺めると飼い主の心はきっと癒される事でしょう。






今回のまとめ

1)クリオネの紹介

2)種類の違いを解説!クリオネの主な3つの種類と特徴

3)こんな人に向いている!飼育に適している人とは?

4)お金の面は?飼育する場合の初期費用と方法

5)グッズを整えよう!飼育に必要な2つのグッズ

6)給餌方法の紹介!主な2種類の餌とその方法

7)要注意・・!クリオネに多い種類の病気とは

8)要チェック!飼育で特に注意すること

9)飼育する喜びとは?クリオネを飼育する魅力とは