カクレクマノミとイソギンチャク

今話題のカクレクマノミをご存知ですか。映画の主役になって以来、人気沸騰中の可愛らしいオレンジ色に白い帯模様のちいさな海に住む魚です。

今回は有名になったカクレクマノミの魅力や飼育方法・注意点についてご紹介します。






カクレクマノミの飼育方法!給餌・グッズ・注意点とは


1)カクレクマノミの紹介

(1)カクレクマノミとは

カクレクマノミは、スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科に属する海水魚の一種です。オレンジ色の体色で、目の後ろと胴と尾ひれの付け根に白い帯模様のある魚です。

そして各ヒレには白黒の縁取りがあります。とても可愛らしい姿で観賞魚として人気が高く、映画の主役になって以降有名になりました。性格もおとなしく、ハダゴイソギンチャクやセンジュイソギンチャクなどを好んで住処にしています。

(2)原産地

インド太平洋の特にフィジーやトンガなどのサンゴ礁でみられます。日本では沖縄周辺、奄美大島以南でみることができます。

(3)平均体長

体長8センチメートルほどになります。

(4)名前のルーツ・簡潔な歴史

クマノミの名前のルーツには諸説あり、漢字で「熊蚤」「熊の実」と表記され、「隈取りのある魚、隈の魚(くまのみ)」という説。あるいは隈は隠れ場所を示すので、「隠れる習性のある魚」という意味という説があります。2003年に映画「ファインディングニモ」に登場するキャラクターとして紹介されて一躍有名になりました。

(5)平均寿命 

野生化では6~10年と推定され、飼育下では20年と言われています。

2)カクレクマノミの2つの特徴

(1)イソギンチャクの中で暮らしている

カクレクマノミはイソギンチャクの中に隠れるようにして暮らすことで天敵から身を守っています。イソギンチャクと同じような粘液を体表に持つことによってイソギンチャクの毒から身を守っています。

(2)生まれた時はすべてオス

カクレクマノミは生まれたときはすべてがオスです。その後数匹のグループ内で一番大きな個体がメスへと性転換するのです。もしもこのメスが死んでしまった場合は次に大きなオスがメスへと性転換します。グループの中で繁殖するのは1ペアだけでその他の個体は繁殖行動をとらないのです。

3)カクレクマノミの飼育に適している人の3つの特徴

(1)まめに手入れのできる人

カクレクマノミは海水魚です。水の手入れや水槽内の掃除などまめに手入れのできる人が適しているといえます。

(2)飼育スペースが十分に確保できる

カクレクマノミの飼育には水槽だけでなく、ライトやフィルター、ヒーターなど実はたくさんの道具を使用します。ある程度の飼育スペースが確保できるおうちが良いでしょう。

(3)魚の飼育経験者

実はいろいろと手間のかかるカクレクマノミ。カクレクマノミを長生きさせるためには観賞魚の飼育の初心者よりも経験者のほうが適しているといえます。

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4)カクレクマノミを飼育する場合の初期費用と入手方法

(1)カクレクマノミ

カクレクマノミはインターネットなどでは数匹のセットで販売されていることが多いようで3000円ほどからが多いようです。ペットショップなどで1匹では1000円ほどで購入できます。

(2)飼育環境の用意

飼育環境をととのえるために、水槽やろ過機、人工海水やヒーター、そしてエサなどを用意します。初心者でどれを買えばよくわからない人は、セットで購入することもできます。価格は20000円ほどから販売しています。

こだわりのある方は一つずつ飼育する道具を選び購入すると良いでしょう。こだわればこだわるだけ価格も上がっていくのが痛いところです。しかし平均的には20000円~50000円の範囲でそろえている人が多いようです。

5)カクレクマノミの飼育に必要な7つのグッズ

(1)水槽

手軽に始められる30センチの水槽では2匹ほどしか飼えないと思ってください。45センチなら4匹、60センチなら5匹ほど飼育できるでしょう。ペットショップなどで購入することができます。水槽が大きいほうが魚を多く入れることができますが、フィルターもより強力なものが必要になります。

しかし水槽が小さいと水温が変化しやすく、魚が調子を崩しやすいです。ただ、小さい水槽の方が掃除などがしやすいでしょう。自分にあった水槽を選びましょう。費用は様々ですが5000円ほどでが一般的です。

(2)フィルター

フィルターは糞や残った餌からでたアンモニアを分解するためのろ過機です。海水魚は淡水魚に比べて強力なフィルターが必要といわれています。費用は5000円~10000円ほどです。こだわればこだわるほど高価になっていきます。

(3)照明

照明を使用することで水槽があかるく雰囲気のあるものになります。費用は1000~5000円ほどです。

(4)人工海水

カクレクマノミは海水で生活をする海水魚です。様々なミネラルが含まれた人口海水を使用します。天然海水は25度で1,021~1,030の比重となっているのでこの範囲に収まるように人工海水を使用します。種類や価格も様々で2000円ほど~8000円ほどまであります。自分の好みのものを選ぶと良いでしょう。

(5)クーラー、ヒーター

海水魚の飼育は26度くらいの水温がベストです。水槽の大きさに合わせてクーラーやヒーターを用意しましょう。価格は3000円ほどからです。

(6)メンテナンス用品

水替え用のホース、バケツや水槽掃除のためのスクレーパー、比重計、温度計などメンテナンスのための用品を用意しましょう。価格はそれぞれ1000円ほどからで購入できます。

(7)

カクレクマノミには毎日餌を与えます。人工飼料や生餌を用意しましょう。人工飼料には顆粒タイプやフレークタイプなど、生餌にはアサリや刺身、ブラインシュリンプ、アミエビなどがあり、価格は1000円ほどです。

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6)カクレクマノミの餌の主な3種類と正しい与え方

カクレクマノミを飼育し始めたら餌は1日2回、朝と晩に与えましょう。1回に与える量は2~3分で食べきるくらいが丁度よいといわれています。餌の上げすぎは消化不良や、残飼による水質悪化につながるため注意が必要です。

(1)顆粒タイプ

顆粒タイプの餌は小型魚が食べやすいサイズの粒になっています。水槽にいれると、しばらく水面に浮かんだのちに徐々に沈んでいきます。カクレクマノミの飼育には最もポピュラーなタイプの餌です。

(2)フレークタイプ

フレークタイプは餌が薄いフレーク状となっていて水面に浮いて沈まないのが特徴です。食べやすく消化に良いのですが水を汚しやすいです。

(3)生餌

ブラインシュリンプなどの生餌を与えてみるのも良いでしょう。ブラインシュリンプは小型の甲殻類で、非常に小さく魚が喜んで食べてくれます。卵の状態で販売されており、海水に卵を入れて1日エアレーションするだけで簡単に孵化させることができます。

7)カクレクマノミに多い2種類の病気

(1)白点病

ヒレや体に白い点のようなものができる病気で、かゆそうに体をこすりつけたりしている場合は白点病の初期症状を疑います。放っておくと次第に白点が増えて呼吸困難になり、死んでしまうこともあります。早めに治療をすれば治りやすい病気といえます。

(2)トリコディナ

海から入荷したクマノミ類になりやすいとされる病気です。もやがかかったような状態になり、元気がなくなります。発症すると進行が早く死んでしまうことが多いようです。

8)カクレクマノミの飼育で注意すること

(1)海水の温度と比重に気を付ける

前述したとおり海水の温度は25~26度ほど、比重は1,021~1,030の間で管理してあげましょう。

(2)水質管理をしましょう

温度だけでなく定期に水の交換をしましょう。水質の悪化はカクレクマノミの健康を害してしまいます。

9)カクレクマノミを飼育する魅力とは

(1)可愛らしい姿に癒される

オレンジ色に白い帯模様、つぶらな目に癒されること間違いありません。

(2)性転換する海水魚

カクレクマノミの繁殖は難易度が高いといわれていますが、カクレクマノミは性転換をする魚です。数匹のグループの中で一番おおきな個体がメスに性転換します。こんな不思議なところも魅力の一つでしょう。






今回のまとめ

1)カクレクマノミの紹介

2)カクレクマノミの2つの特徴

3)カクレクマノミの飼育に適している人の3つの特徴

4)カクレクマノミを飼育する場合の初期費用と入手方法

5)カクレクマノミの飼育に必要な7つのグッズ

6)カクレクマノミの餌の主な3種類と正しい与え方

7)カクレクマノミに多い2種類の病気

8)カクレクマノミの飼育で注意すること

9)カクレクマノミを飼育する魅力とは