散歩するダックスフンド

日本ではトップ3の飼育数を誇るほど人気の犬種ダックスフンド。体のサイズや被毛の性質、色などさまざまな種類が存在するバラエティーに富んだ犬種です。

今回は長い胴体と短い足が魅力のダックスフンドの性格やしつけのポイントについてご紹介します。






ダックスフンドの性格の4大特徴!飼育のコツとは


1)ダックスフンドの紹介と解説

(1) 原産地・平均体重

原産地:ドイツ

平均体重:スタンダード 7.3~12kg

    ミニチュア 3~5kg

    カニンヘン 2.9~3.5kg

(2) 日本で飼育されている数

29,368頭(カニーンヘン5,775頭、ミニチュア23,533頭、スタンダード60頭)

(3) 名前のルーツ

ダックスフンドの短い足と長い胴体は、穴にもぐったアナグマを獲るために改良されたもの。

アナグマ狩りの猟犬なので、ドイツ語の「dachs(アナグマ)」と「hund(犬)」が合わさりそう呼ばれるようになりました。

(4) 歴史

ダックスフンドはエジプトの壁画に似ている犬種が書かれているほど、起源の古い犬種。現在のダックスフンドと直接かかわる記録が出てくるのは12世紀ごろで、祖先は、スイスにいるジュラ・ハウンドといわれています。

この犬と、ドイツやオーストリアの山岳地帯にいたピンシェルという中型犬との交配などを繰り返すことによってによって、現在のダックスフンドの大元が出来たといわれています。

(5) 気をつける病気

椎間板疾患(椎間板ヘルニア)・乾性角結膜炎股・外耳炎

(6) 平均寿命

ダックスフンドの平均寿命は14~17歳といわれています。パグや柴犬では12歳~15歳なので、小型犬の中でもとても長生きな犬種です。

2)ダックスフンドの3つのタイプ

ダックスフンドは被毛によって3つのタイプに分かれます。

(1) スムースヘアー

ダックスフンドの基本がこのスムースヘアー。全身に短い毛が生えています。3つのタイプのなかでは、一番筋肉質でたくましく見えます。

性格も神経質ではなく、明るく陽気、人懐っこいのが特徴。

(2) ロングヘアー

日本国内で1番人気のあるロングヘアー。長めで、毛質も細く柔らかいです。性格は3タイプの中でもっともおだやか。

どちらかというと甘えん坊の性格で、初対面の人に対しては臆病なところがあります。

(3) ワイヤーヘヤー

外国で人気のあるワイヤーヘアー。短くて硬い毛でおおわれています。

ゴワゴワした眉毛とひげが特徴的。性格は気が強く、家族以外の犬や人に対して吠えたりすることもあります。心を許せば、とても人懐っこいです。

3) ダックスフンドの性格の3大特徴

(1) 活発で好奇心旺盛

もともと狩猟犬として活躍していたために、怖いもの知らずでよく動き回りとても活発。とにかく遊ぶことが大好きです。

地面に穴を掘ったり、物を追いかけまわしたりハンティング行為も好きです。

(2) 独立心が強いけど人懐っこい

穴に入って狩猟していた時には、自分で考えて単独行動をとる必要があります。なので独立心はとても強いのも特徴的。

しかし、元来人懐っこい性格なので、家族での何かするときには一緒に参加したがる面もあります。

(3) 頭がいい

狩猟犬のほとんどが、人間に指示を的確に理解し、行動するだけの理解力があります。そのため、芸をおしえたりする場合は、それほど苦労することなく教えることができます。

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4)ダックスフンドのオスとメスでの性格の3つの違い

(1) 甘え方

オスは、パワフルで飛びついたりぶつかって甘えますが、メスは、どちらかというとベッタリとくっついて甘えてきます。

(2) 縄張り意識

オスのほうが縄張り意識が強く、マーキングもおおいです。

(3) 攻撃性

オスは縄張り意識も強いので、支配的な態度をとったり攻撃的になる事がメスよりも高いといわれています。

5) ダックスフンドを飼う人に向いている2つのポイント

(1) 積極的に一緒に遊べること

何よりも遊ぶことの大好きなダックスフンドですから、一緒に遊べる体力のある人が向いています。また、元気な子供がいる家庭なども向いています。

(2) 長く一緒にいられる人

人が好きで、甘えん坊の性格ももつダックスフンド。在宅ワークなどで自宅にいることができる人や、主婦にも向いています。

6)ダックスフンドのしつけの4つの重要ポイント

(1) とにかくほめること

ダックスフンドには怒るよりもほめるほうが効果的です。ちょっとしたことができたときに大げさに褒めるほうが早くしつけることができます。

(2) ダメなことを教えるしつけには、無視をする

人懐っこいダックスフンドにとって、無視されることはつらいこと。むやみに怒り続ける前に、5~10分ほど無視をして相手にしないことで、やってはいけないことを教えます。

(3) しつけに集中する

とても頭のいいダックスフンドは、怒っているとか喜んでいるというこちらの反応をしっかりと見ています。褒めるときも叱るときにもメリハリがつくように意識して教えましょう。

(4) 根気強くしつける

ダックスフンドのしつけの中で一番難易度が高いのがトイレのしつけ。ダックスフンド自身が自分の体調の長さを理解できていないことで、はみ出したりすることがよくあります。

寝起き・ご飯の後・運動した後はトイレをしやすいので、トイレシートまで連れていき、根気強く褒めて教えましょう。

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7)ダックスフンドの健康上の6つの注意点

(1) 太らせない

椎間板疾患(椎間板ヘルニア)はダックスフンド4匹のうち1匹が経験しているといわれるほど身近な病気。椎間板疾患とは「背骨の間にある椎間板のクッションがつぶれて変形してしまう」病気です。

胴長のダックスフンドは腰を支える手と足の間隔が広いために、普通の犬よりも腰に負担がかかりやすい状態になっています。そのため、ちょっとした外的ショックで発病してしまう危険性があります。

体重が増えてしまうと、その腰への負担が大きくなるので注意が必要です。

(2) 過度の運動をさせない

疲労によって、骨がもろくなる可能性があります。

(3) 段差をなくす

ソファーから飛び降りる、階段を上り下りするのも、腰への負担になります。

(4) フローリングにはマットを敷く

ツルツル滑るフローリングを走ることで腰をひねりやすくなります。突如興奮して走り出してしまったときにけがをしないためにも、マットなどのクッションを入れておくのがおすすめです。

(5) 抱き方に注意する

抱くときには必ず腰を支えてから抱くようにしましょう。赤ちゃん抱っこや、脇に手を入れて持ち上げるなども、腰への負担になるのでやめましょう。

(6) 耳掃除をする

ダックスフンドは、耳が垂れ下がっている犬種です。通気性が悪く、湿気がたまり細菌が繁殖しやすい状態になっているので外耳炎などになりやすいです。定期的な耳掃除をしましょう。

8)ダックスフンドを飼育する場合の4つの重要ポイント

(1) 散歩

散歩は1日に必ず1回は行きましょう。1回につき、20分~30分くらいで、距離にして2~3が目安です。

(2) お部屋

足や腰を痛めないためにも床はカーペットなど滑らない材質のものを敷きましょう。トイレと寝る場所は区別がつくように近くに置かないようにしましょう。

(3) 食事

人間の食べるものは極力与えないようにすること。成犬になれば1日2回をベースに、市販のドックフードを与えましょう。

(4) 睡眠

子犬や成犬で平均12時間、老犬になると18時間睡眠をとります。安心して眠るために、小型犬用のベッドを置いてあげましょう。






今回のまとめ

1) ダックスフンドはドイツ原産で、起源のとても古い犬種です。

2) 3つのタイプの被毛によってによって性格が変わってきます

3) ダックスフンドは好奇心が旺盛で人懐っこく、とても頭がいい犬種です

4) オスは縄張り意識が強く、パワフルであり、メスは縄張り意識は少なくベッタリとくっつきます。

5) 長く一緒にいられる人や、積極的に遊べる人がダックスフンドを飼うのに向いています。

6) しつけは「褒めて育てる」やり方が効果的なので、出来なくても褒めるタイミングを探して根気強くしつけましょう。

7) ダックスフンドの健康を守るためには、床にマットを敷いたり、抱き方などにも注意しましょう。

8) ダックスフンドを飼育する場合は、1日1回20分~30分の散歩をはじめ、食べ物や寝る場所などにも気を付けましょう。