芝生に座っているドーベルマン

ドーベルマンといえば警察犬や軍用犬として採用されている犬種のため、一見すると怖いというイメージを持つ人もいるかもしれません。でもドーベルマンは、その性格を良く理解して飼えば、忠実で深い絆を築けるパートナーとなるのです。






ドーベルマンの性格の3大特徴!しつけのコツとは?


1)ドーベルマンの紹介

(1) 原産地

ドーベルマンはドイツが原産地の犬種です。19世紀末から20世紀初めの比較的新しい時代に作り出されました。

(2) 平均体高・平均体重

体高はオスとメスで異なります、メスの方が少し小柄です。オスの場合、体高は平均68センチメートルから72センチメートルくらいです。体重は平均40キログラムから45キログラムくらいになります。メスの場合は、体高は平均60センチメートルから70センチメートルくらいです。体重は30キログラムから35キログラムくらいになります。

(3) 日本で飼育されている数・名前のルーツ

・日本で飼育されている数とは

血統書発行団体のひとつであるジャパンケネルクラブの、2010年から2014年のドーベルマンの血統書発行頭数を確認すると、約2500頭弱です。血統書発行団体は他にもありますが、犬の飼育数全体でみるとドーベルマンの割合は少なく、珍しい犬種と言うことになります。

・名前のルーツとは

ドーベルマンの名前は作出者である「カール・ルイス・ドーベルマン」に由来します。カール・ルイス・ドーベルマンは税金を徴収する仕事をしていましたが、仕事柄何度も危険な目に遭っており、身を守るため相手を威嚇できる犬種を求めて、ドーベルマンを作り出しました。

(4) 気をつける病気

ドーベルマンには遺伝的に発症しやすい病気があります。普段と違う様子を見せたときには迷わず動物病院に連れて行きましょう。代表的な病気を紹介します。

・胃捻転

膨れ上がった胃がねじれてしまう病気です。

・脂漏症

皮膚脂肪が異常を起こすことを原因として、炎症を発症します。

・毛包形成不全

毛穴の構造に異常をきたし発症します。

・皮膚疾患

皮膚が色素を失ってしまう白斑症、脱毛症などの皮膚疾患を発症することがあります。

・拡張型心筋症

心臓が拡張してしまい、収縮する運動に問題が出る病気です。

・フォン・ヴィレブランド病

粘膜からの出血を伴う病気です。

・股関節形成不全

発症により歩行に支障をきたしてしまいます。

(5) 平均寿命 

ドーベルマンの平均寿命は10歳から13歳くらいです。日本では18歳まで生きた例もあります。 

2)ドーベルマンの性格の3大特徴

ドーベルマンは軍用犬・警察犬・麻薬探知犬・番犬・盲導犬等として活躍します。そして、それらの仕事を遂行するのに適した性格をしており、能力に優れています。そのドーベルマンが持っている特徴的な性格を紹介します。

(1)知的

ドーベルマンは非常に頭の良い犬種です。様々な仕事を覚えるだけの能力を持ち、また訓練を反映した適切な行動を取ることができます。また鋭い感性があり、飼い主の要求を察知し行動することもできます。

(2)警戒心

もともと警護を目的に作り出された犬種のため、強い警戒心を持っています。そのため、飼い主の家族以外の人間や他の犬に対しては強い警戒を示し、合わせて縄張り意識も高いため、時に攻撃的になってしまうことがあります。逆に言えば、番犬としては非常に頼もしい存在となります。

(3)忠実

警戒心が強い性格のドーベルマンですが、飼い主に対しては非常に従順です。飼い主のしつけに対しても良く言うことを聞くため、飼い方や接し方によっては穏やかに育てることもできます。

水辺にいる飼い主と犬

3)種類の紹介!ドーベルマンの2つのタイプとは?

ドーベルマンには、いくつか見た目での種類があります。ドーベルマンといって一般的にイメージされる毛色はブラック、レッド(ブラウン)です。また、眼の周りや鼻・口の部分、胸、足先に模様がある場合もあります。

数は少ないのですがブルーなどの毛色もいますが、色素欠乏のため特定の疾病を発症しやすいと言われます。しかしドーベルマンには、これら毛色による違いとは別に、繁殖地域による違いがあります。この繁殖地域による違いは、性格の違いとしても現れるため、こちらの違いをもう少し詳しく紹介します。

(1)ヨーロッパタイプ

ドーベルマンが作り出されたドイツを始め、イギリスやオランダといったヨーロッパ各国で繁殖されたタイプです。ヨーロッパでは主に、軍用犬や警察犬などの仕事をさせるための犬としてドーベルマンの繁殖が進められました。そのため、仕事をさせるのに適した性格(知的、警戒心、忠実)が強く出るようになっています。また体格も隆々とした筋肉で、たくましいものが多くなっています。

(2)アメリカタイプ

ドーベルマンが、ヨーロッパからアメリカに渡った後、アメリカで繁殖されたタイプです。アメリカタイプはヨーロッパタイプと比べて、やや小ぶりの体です。アメリカではドーベルマンが愛玩犬として繁殖される傾向があったため、性格は比較的穏やかで人なつっこさが強くなっており、飼いやすいと言えます。またヨーロッパタイプと比較してスレンダーで引き締まった体格をしています。

4)性格は違うの?オスとメスでの性格の3つの違い

ドーベルマンはオスとメスで、その性格に若干の違いがあります。

(1)活発さ

オスは比較的攻撃的で活発な性格が多いです。メスはオスに比べると穏やかな性格です。

(2)しつけのし易さ

オスは活発で好奇心旺盛なことから、しつけには少し時間を掛ける必要があります。メスは人なつっこいため、しつけし易いと言えます。

(3)オスとメス性質の違い

オスは、甘えたがりの一面もあるため、飼い主とドーベルマンが信頼関係を築くことが出来れば、よいパートナーになります。メスは、年二回の発情期には精神状態が不安定になり攻撃的になる場合があります。

5)ドーベルマンを飼う人に向いている3つのポイント

(1)しっかりと散歩ができる

ドーベルマンは活発な犬種です。しっかりと運動量を確保してやる必要があります。具体的には、朝夕にそれぞれ1時間以上の散歩を行うことが目安になります。十分な散歩の時間を確保できる人が向いています。

(2)きちんとしつけができる

ドーベルマンは忠実であるため、しつけがしやすい犬種だと言えます。ただし、きちんと飼い主とドーベルマンの間の関係が構築できていないと、警戒心が勝って言うことを聞かなくないワガママな状態に育ってしまいます。上手くしつけを行い、良好な関係を築くことが出来る人が向いています。

(3)静かな環境を確保できる

ドーベルマンは警戒心が強いため、騒がしく他の動物が居るような環境で飼うと、攻撃性を出し吠えたり排他的な性格になってしまったりします。できるだけ、静かで落ち着いた飼育環境を用意出来る人が向いています。

Closeup on thoughtful medical doctor woman in office

6)ドーベルマンのしつけの3つの重要ポイント

(1)しっかりとした主従関係

まずは飼い主とドーベルマンの間に、しっかりとした主従関係を築きましょう。そうすれば、飼い主をリーダーだと認めるため、その後しつけを行っても従順に覚えるため飼育が楽になります。上手く主従関係を築けないとワガママに育ってしまうので、しつけの時には毅然とした態度で接してください。

(2)待て

ドーベルマンのしつけでは、待てを覚えさせることも重要です。警戒心が強いドーベルマンが、他人や他のペットに対して攻撃をしてしまいそうになった時に、きちんと制御できる必要があります。ドーベルマンの暴走をコントロールできる様にします。

(3)適切な食事量

ドーベルマンは体が大きいため、飼い主としてはつい食事を沢山与えたくなります。しかし、過度の食事は肥満の原因となってしまいます。肥満になったドーベルマンは様々な病気になってしまうリスクを抱えてしまいますし、ドーベルマンの均整の取れた体型も崩れてしまいますので、適切な量だけ与えるようにしましょう。

7)要注意!ドーベルマンを飼育する場合に特に気をつける3つのこと

(1)散歩

毎日、しっかりと散歩をさせましょう。運動をしっかりと行う必要がある犬種のため、散歩は十分に行ってください。散歩が不足するとストレスが溜まり、問題行動を起こす可能性があります。

(2)食事

食べ過ぎは肥満の原因になります。1回分の食事を数回に分けて与えることで、少ない量で十分な満足感を感じさせることができます。

(3)飼育環境

ドーベルマンが落ち着いて暮らせる、静かで騒がしくない環境を用意しましょう。他のペットを飼っている場合は、同じ部屋で過ごさせると警戒してしまうため、別の部屋で飼う方が安心です。

8)ドーベルマンを飼う魅力・喜びとは

ドーベルマンを飼う魅力を挙げると、まずはその姿です。均整がとれ隆々とした筋肉を持つ体は彫刻の様な美しさがあります。また、ドーベルマンは使役犬としての資質が高いため、しっかりとしつけと訓練を行うことによって飼い主と非常に良好な関係を築くことができます。

ドーベルマンは端正な姿を持ち、その資質から飼い主と特別なパートナーシップを作り上げることが可能であり、単純な愛玩犬を飼うのとはまた異なる魅力を持った犬だと言えます。






今回のまとめ

1)ドーベルマンの紹介

2)ドーベルマンの性格の3大特徴

3)ドーベルマンの2つのタイプ

4)ドーベルマンのオスとメスでの性格の3つの違い

5)ドーベルマンを飼う人に向いている3つのポイント

6)ドーベルマンのしつけの3つの重要ポイント

7)ドーベルマンを飼育する場合に特に気をつける3つのこと

8)ドーベルマンを飼う魅力とは