Hedgehog

ハリネズミは近年ペットとして非常に人気があります。ハリネズミといえば背中にある大きな針ですが、それ以上に非常に繊細な動物です。

それゆえに、ハリネズミをペットとして飼う上で注意するべき点が沢山あります。今回はハリネズミの基礎知識から飼い方の注意点までを説明していきます。






ハリネズミの飼い方解説!飼育の3つのコツ


1) ハリネズミの紹介

(1)原産地

ハリネズミの原産地はヨーロッパやアフリカ、中近東、東アジア(日本は除く)などと幅広いです。

(2)平均体高・平均体重

まず、平均体高は14~21cmで尻尾の長さは11~19cmです。次に、平均体重は500~700gですが、大人になっても300gのハリネズミもいます。

(3)名前のルーツ

ハリネズミという名前ですが、ネズミではなくモグラの親戚です。しかし、日本ではネズミに似た針だらけの動物という意味でハリネズミと呼ばれています。

(4)ハリネズミの歴史

元々、古代エジプトやヨーロッパでは食材として扱われており、特にヨーロッパでは中世後期のレシピでハリネズミの肉の記載が残っています。また、ユーラシアやアフリカでは民間治療の材料として扱われているなどとペットとして扱われたのはつい最近のことです。

(5)平均寿命

5〜10年です。飼い方が悪ければ3年未満で亡くなる場合が多いです。

2)ハリネズミの4つの種類と特徴

(1)ヨツユビハリネズミ

ペットショップなどで一番多く扱われている種類です。ハリネズミは指5本に対して、この種類は名前の通り4本です。

(2)ヨーロッパハリネズミ

別名ナミハリネズミとも呼ばれています。特徴としましては10月から3月までの間に冬眠をすることです。

また、この種類は特定外来生物で、日本での飼育が禁止されています。

(3)アムールハリネズミ

別名マンシュウハリネズミとも呼ばれています。アジアに生息している種類で、ヨーロッパハリネズミ同様、特定外来生物で、日本の飼育が禁止されています。

(4)オオミミハリネズミ

耳が大きく、全体的に黒っぽいのが特徴です。主に、中国やアフガニスタンに生息しています。こちらも日本での飼育が禁止されています。

3)ハリネズミの性格の3大特徴

(1)ストレスに弱い

(2)夜行性

(3)夏眠・冬眠を行う

4)ハリネズミの慣らし方の3つのポイント

(1)慣らす時間帯は夜

ハリネズミは夜行性の動物なので夜が適切です。たまに夜に寝ていることもありますので、必ず起きているのを描確認してから慣らしていきましょう。

(2)においを同じにすること

ハリネズミは嗅覚がかなり優れていますので、飼い主のにおいが毎回違うとハリネズミは混乱をしてしまいます。

必ず、においを統一させることを意識しましょう。

(3)驚かさないこと

これもにおいと同じでハリネズミの立場で見てみると、怖いものとして関連付けますので、優しく接してあげてください。

ハリネズミ

5)ハリネズミを飼う場合の初期費用

(1)ハリネズミの値段

15,000円~40,000円程度です。比較的都市圏の方が安値の傾向があります。

(2)飼育の初期費用

飼育施設やエサなど最低限必要な費用は14,000円程度です。

(3)飼育する上での維持費

基本的には床材とエサで3,000円程度です。さらに、温度調節に必要な経費がかかります。

6)ハリネズミの飼育に必要な6つのグッズ

(1)ケージ

(2)回し車

(3)小屋

(4)床材

(5)エサ

(6)給水ボトル・エサ皿

7) ハリネズミの飼育で大変な2つのこと

(1)過度のスキンシップをしないこと

ハリネズミによって性格に差はありますが、小動物ですので基本的に臆病な性格です。過度のスキンシップは過度のストレスを与えますので、徐々に慣らしていきましょう。

(2)ゲージから出すときはトゲに注意すること

ハリネズミの針は毛と同様抜けます。ゲージから出した後に抜けた針が刺さってしまうことも日常的にあるので気をつけましょう。

8)ハリネズミの主な2種類のエサについて

(1)ハリネズミ専用フード

ハリネズミは顎の力が弱いため、必ずふやかした状態で食べさせるのがいいでしょう。

また、野生よりも運動量が少ないため脂肪分が少ない、たんぱく質が豊富なのをチョイスするといいでしょう。

大さじ1、2杯のエサを1日2回与えるのが適切です。

(2)生エサ・活きエサ

一般的には、ミルワームやコオロギです。こちらは家庭で繁殖することができます。

注意することは、主食ではなくおやつとして与えた方がよいです。与えすぎると肥満の原因になりますし、専用フードを食べなくなります。

ナース

9)ハリネズミに多い4種類の病気

(1)ダニ症

疥癬ダニによる、皮膚の病気です。他のハリネズミの接触や床材及びタオルを介して感染することが多いです。

(2)腫瘍

悪性の腫瘍つまり、ガンです。高齢になるとともに発症しやすい病気です。原因としては、食事での添加物の摂取や肥満が原因とされています。

(3)歯周病

歯肉炎、歯周炎など歯の周囲を始め、肝臓及び腎臓の内臓疾患を引き起こします。

原因としましては、虫歯また、ビタミン・ミネラル不足の抵抗力の低下さらには、ハリネズミ同士の喧嘩も原因のひとつとして考えられます。

(4)アレルギー

顔や脇の周辺にただれたような湿疹が発症します。原因は、針葉樹をはじめとした飼育環境によるものなので、飼育環境の改善が必要になります。

10) ハリネズミの飼育で注意する3つのこと

(1)健康チェックの方法について

まず、食欲そして体重の大きな変化がありますか。口の中に炎症が起きていることも考えられますので注意してみましょう。

次に、排泄物または生殖器周りに汚れはありますか。汚れは皮膚がかぶれる原因にもなりますので注意しましょう。

次に、皮膚をはじめ針や爪、目と鼻に異常はないでしょうか。

最後に、行動でいつもと違うことはないしょうか。動物なので自分から痛いとかを伝えることはありませんが、外敵から身を守るために無理に元気を見せることもあるので注意して観察をしましょう。

(2)夏眠・冬眠について

ハリネズミは夏眠及び冬眠をします。体の負担はかなり大きく、場合によっては命に関わります。24~29℃と湿度40%は常日ごろから意識し、維持していきましょう。

(3)ハリネズミの噛みグセ・繁殖の注意点

ハリネズミは攻撃的な動物ではないため、噛みつくことは少ないです。

しかし、食べ物と勘違いをしたり、不安や恐怖を感じているまたは、ストレスを抱えている、さらには病気や外傷を抱えていたり、妊娠をしている場合だとどんなに慣れているハリネズミでも噛みつくことがあります。

特に妊娠して子育てをしている場合は、警戒心はより高くなります。






今回のまとめ

1) 健康チェックは必ず欠かさないこと

2) 夏眠、冬眠は危険であり、温度調節はこまめに行う

3) ハリネズミの噛みグセは必ず理由がある