Fox terrier sentado

今回は、犬の習性の中で足をなめるなどの習性を見せるときの心理や理由についてご紹介させていただきます。

また、足をなめ続ける仕草をするときに疑われる病気やその際の様子の見方や治療法についてご紹介させていただきます。






犬が足をなめる2大理由!病気の可能性とは


1) 犬が自分の足をなめる2大理由

(1) 健康面

犬や猫などの動物は、自分が身体的・精神的のどちらかで傷を負うとその場所や足を舐めてケアをするという本能を持っています。

特に犬の場合、走ることがストレス発散と捉えるため足が大切な存在であるために怪我をしたら足を舐めて傷を癒そうとします。

その際は、傷薬や医師に診せて処置を行いましょう。

(2) 精神面

飼い主さんに強く依存している傾向のある犬や犬に限らず人間と暮らしている動物にとって、飼い主さんがいなくなった時は強いストレスを感じてしまいます。

たとえ少しの外出でも、犬などにとっては『自分を置いてどこへ行っていたのか』という不安感や恐怖心が強く出てしまいます。

解消法としては、普段から犬との距離感を考えて付き合うことが大切です。

適度に遊んであげるのは大切ですが、密着するようなお世話の仕方は犬と離れた際に犬の不安感を募らせることに繋がりますのでお気をつけください。

2) 犬が足をなめる仕草を続ける場合に考えられる病気

(1)膿皮症

この病気は、犬が長期的に足を舐めることやシャンプーの洗い流し不足で皮膚をバリアしているブドウ球菌を破壊・感染することで化膿させるものとなっています。

犬の下は凹凸面で作られていますので、足や身体を舐め続けることで皮膚の毛とともに肌を傷つけてしまいます。

また、薬用シャンプーなどで犬を洗った後の流し残しにより皮膚が傷つくことでも起こります。

これは、皮膚炎の一種ですので皮膚の免疫力を上げる効果のあるビタミンEを摂取させて治りを早くさせることが可能です。

箇所としては足先や、指の間を筆頭に膝など全体が赤くなるまで舐め続けていることがあり早期発見することが大切となっています。

(2)舐性皮膚炎

この病気は、犬が常に同じところを舐め続けることで炎症を起こす皮膚の病気となっています。

原因としては、虫刺されやハウスダストにより皮膚が炎症を起こして犬がその箇所を舐めて治そうとする行動から始まります。

しかし、自分で制御を効かせることができず舐め続けることで化膿を起こし感染症と皮膚炎を同時に発症することにつながってしまいます。

治療方法としては、獣医師の診断によりレーザー手術にて焼き切ることや、湿布などを貼りつけて薬用効果を得ることとなっています。

応急処置としては、包帯などで患部を隠して舐めても影響のないようにすることが出来ますが、根本的な治療につながりませんので、医師に診てもらうことが第一に大切なこととなっています。

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3)病気チェック!足を舐める仕草と一緒に起こす症状

(1)強迫神経症

この病気は、足を執拗に舐めるという症状が一部として挙げられます。ここでは、足を舐め続けるという症状とともに起こる症状について箇条書きでご紹介させていただきます。

・口や舌が届く範囲が赤くなりただれている。

・尻尾を見つけると延々と追いかける。

・平らな場所を見つけるなどすると舐め続ける。

などの症状が起こると、『強迫神経症』を疑いましょう。この病気の原因は、他の病気や軽いけがの治りが遅かった場合に起こる可能性が高まります。

足を舐め続けるという行動に関しては、自分で制御ができなくなってしまい常習化してしまうことで肌があれるという危険性を孕んでいます。

(2)アトピー性皮膚炎

この病気は、アレルゲンがアレルギー反応を起こし皮膚を通じて体内に入り皮膚に炎症を起こすものとなっています。

・かゆみによる足を舐める行動

・患部を引っかく

・皮膚の乾燥

などの症状が起こります。

この病気は、家にいるダニが犬の皮膚に付着し吸血すると同時に皮膚を刺激しかゆみを伴う乾燥を引き起こします。

治療方法としては、医師に見せたうえでノミ・ダニ除去の薬物を投与するなどがあります。

かゆみにより犬自身は、足や舌の届く範囲を舐めてしまうため先述した凹凸面により皮膚が荒れることにより悪化するためシャンプーや保湿剤で処置をしてあげることをオススメします。

4)犬が足を舐める仕草でオスとメスの違い

(1)オス

ここでは、オスの犬が足を舐める仕草を起こす際の特長についてご紹介させていただきます。オスの場合は、寂しがり屋な性格の子が多いため飼い主さんに依存しやすい傾向にあります。

先述したストレスをため込んでいる際に起こす行動の一つとして『足を舐め続ける』が挙げられます。この場合は、外で元気に遊ばせる機会を増やすなどして改善されていきます。

飼い主さんとの適度な距離感を保つことが、オスの場合の対処法となっています。

(2)メス

ここでは、メスの犬が足を舐める仕草を起こす際の特長についてご紹介させていただきます。

メスの場合は、発情期が周ってきた際に自分の下半身を舐めるという行動を起こすため、足もともに舐め続けることがあります。

同時に、発情期には夜間に吠えることなどが増えるため、雌雄問わず犬猫を飼う際には去勢手術を行うことをオススメします。

また、メスの場合も絶対にストレスがないとも言えませんので適度に遊んで足を舐めるという行動をさせないくらい遊んであげることをオススメします。

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5)犬が自分の足をなめる場合の飼い主の3つの心構え

(1)ストレスを与えないこと

先述したとおり、犬は寂しがり屋な子が多いためできる限り遊ぶなどして愛情を注いであげることを欠かさないようにしましょう。

新しい環境には特に敏感ですので、できる限り普段通りのお世話をしてあげることが大切です。

また、今まで構ってくれていた飼い主さんが離れてしまうとストレスが溜まっていくため、遊んであげることは大切ですがしつけをきちんとしておかなければ将来に関わりますので、注意してください。

改善方法としましては、犬を観察して長く遊んでいられるおもちゃや大好きな行動を見つけ出し『紐を噛む』などであればペットショップで骨や紐のおもちゃを置いてあげるなどが効果的です。

(2)部屋の環境を清潔に保つ

犬が足を舐める際に考えられる原因の一つとして、ハウスダストやダニなどが挙げられます。犬のみならず、ペットを飼う際には部屋を清潔に保つことが大切なこととなっています。

部屋のほこりやダニなどは、掃除機やほこり取りで清潔な状態を保つために3日に一度は清掃をしておきましょう。

(3)好き嫌いを把握しておく

好き嫌いがきっかけで、犬を刺激してしまうことがあります。

餌の好き嫌いを筆頭に、遊び方や好んでいる行動など様々な好みは一緒に暮らす上で把握しておかなければ、ストレスと健康を害する場合がありますので、ご注意ください。

6)犬が飼い主の足を舐めるときの理由

(1)愛情表現

犬は自分の家族と認識したら、愛情表現を怠ることのない生き物となっています。

飼い主さんの足を舐めるということはそれだけ飼い主さんに懐いている証拠と見て、喜んであげてください。

基本的に犬は、服従した相手になら何をされても良いと考えられる生き物ですので、足を舐めて甘えて来たら好きにさせてあげると喜んで足や手を舐めてきます。

先述した『犬が自分の足を舐める』とは真逆の精神を持っているため安心して暮らしてください。

(2)塩分補給

犬も塩分や水分が不足することがあります。人間の汗などの塩分を求めて、犬が舐めに来ることもあります。

原因としては、ドックフードなどを適切に与えて水を飲ませていることとされています。夏場であれば、少しだけ塩分量の多い餌を与えるなどしても良いかもしれません。

塩分摂りすぎには注意しなければなりませんので、お気を付けください。

(3)足を舐められるときの注意

注意事項としては、人間の足が怪我している場合に舐めさせることです。

人間にも時には、血液や傷口から感染を起こして病気が引き起こされかねないため、飼い主が怪我をしているときには靴下などでカバーして舐めさせないようにしましょう。

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7)犬が飼い主の足を舐める場合の飼い主の心構え

(1)足を清潔に保つ

やはり誰にでもそうですが、人間は日々足を使って生活をしています。

そこで、犬が愛情表現にてせっかく舐めてくれる家族にはせめて清潔に洗った足を差し出す方が大切です。

また、先述したとおり怪我を飼い主さんが負っている場合には靴下やスリッパで足を見せないように気を使いましょう。

(2)サインを読む

犬は飼い主さんに甘える行動として『飼い主の足を舐める』というのがありますが、飼い主さん自身も愛犬のサインを敏感に察知してあげることが大切です。

以下のサインが現れたら遊んでほしいとともに、足を舐めたいという従順したいという欲がありますのできちんと接してあげることをオススメします。

・座っている飼い主の膝に顎を乗せてくる。

・前足で飼い主に迫り乗ってくる。

・口や手を舐めてくる。

このような飼い主さんに近づいてくると、犬は甘えたいという衝動が高まっているとみて甘えさせてあげましょう。






今回のまとめ

1)犬が自分の足を舐める理由

2)犬が足を舐める仕草を続ける場合に考えられる病気

3)病気とチェック、足を舐める仕草と一緒に起こす症状

4)犬が足を舐める仕草でオスとメスの違い

5)犬が自分の足を舐める場合の飼い主の心構え

6)犬が飼い主の足を舐めるときの理由

7)犬が飼い主の足を舐める場合の飼い主の心構え