動物病院で犬に薬を見せる医者

なんとなく犬のおしっこの匂いがキツイな、おしっこの切れが悪いな、と感じた事はありませんか。それはもしかしたら犬の膀胱炎のサインかもしれません。

膀胱炎はとても身近な病気で、軽度な膀胱炎は気が付かない飼い主さんがほとんどです。今回はそんな犬の膀胱炎の症状・原因・治療法をお伝えします。






犬の膀胱炎の2大原因!症状・対処・治療方法とは


1)犬の膀胱炎の初期・中期・後期7つの症状とは

(1)水を飲む量が増える

いつもよりもよく水を飲むようになります。

(2)トイレの回数が増えるが1回量が少ない

トイレに頻繁に行くようになりますが、1回にする尿量は少ないのが特徴です。

(3)尿の色が濁る

透明な尿ではなく、なんとなく白っぽく濁った尿をします。次に中期になると次のような症状が現れます。

(4)血尿かでる

膀胱炎になると尿に血がまじることがあります。

(5)おしっこの匂いがツンとして臭く感じる

膀胱炎独特のツンとした匂いがするようになります。更に後期になると次のような病気も引き起こします。

(6)尿路結石

おしっこの通る道のなかのどこかに結石ができてしまう病気で、結石が詰まってしまうとおしっこを出す事が出来なくなってしまうこともあります。

(7)腎盂炎

腎臓の中の腎盂と呼ばれる部分が炎症を起こし、腎臓が機能不全起こしてしまうことがあります。発熱や食欲不振などの症状が現れます。

2)犬の膀胱炎の2つの種類と特徴の違い

(1)臭い膀胱炎

発熱や、尿の匂いがきつくなるなどが特徴で、犬がよく陰部を気にして舐めたりします。原因は細菌でオス犬よりも尿道の長さが短いメス犬での発生が多いと言われています。

(2)痛い膀胱炎

排尿時の痛みが伴ったり、血尿などがおこるのが特徴で、尿路閉塞をおこすことがあります。原因は尿路結石でこの膀胱炎はメスよりもオス犬に多いと言われています。

3)犬の膀胱炎の2大原因

(1)細菌感染

大腸菌やブドウ球菌といった細菌感染が原因でおこる膀胱炎で、オス犬よりも尿道の長さが短いメス犬でよく起こります。

(2)尿路結石

尿道のどこかに結石ができてしまうことが原因で膀胱炎になることがあります。メス犬よりも尿道の長狭が長いオス犬でよく起こります。

その他にも少数ではありますが寄生虫の感染や、ストレスなどが原因で膀胱炎がおこることがあります。

Examination of sick Maltese dog in vet clinic

4)犬の膀胱炎への検査方法とは

(1)尿検査

尿検査で、結晶の有無や細菌バランス、尿比重、血尿の有無などを観察します。費用は一般的に1000円ほどです。

(2)エコー検査

膀胱や腎臓の様子を観察したり、結晶、結石の有無を観察します。費用は一般的に3000円ほどです。

(3)血液検査

ひどい膀胱炎で全身症状がみられる場合や腎臓などが心配な場合は血液検査などを行うことがあります。費用は一般的に10000円ほどからです。

5)犬の膀胱炎への治療方法とは

(1)抗生物質の投与

抗生物質で細菌感染を抑え、最近を殺します。

(2)結石の除去

尿路結石を除去します。大きなものは手術で外科的に除去し、小さなものは洗浄で押し出したり、薬で溶かしたりします。

(3)治療後の予後とは

膀胱炎は慢性化したり、再発しやすいといわれています。根気よく治療を続けることが大切です。1か月から2か月に1回ほどの頻度で尿検査を受けるなどして予防と早期発見が重要です。

6)犬の膀胱炎へ!日常からできる4つの予防習慣

(1)おしっこを我慢させない

おしっこを我慢させないことが膀胱炎の予防にはとても重要です。

排泄したペットシーツはすぐに取り換える、きちんと散歩に連れていくなどしておしっこを我慢させないようにしましょう。

(2)飼育環境を清潔に保つ

普段の犬の休む場所や、生活している場所を清潔に保ちましょう。

(3)バランスの取れた食事を与える

バランスの取れた食事を与えることで尿路結石を予防することにつながります。

(4)日ごろから尿の状態を意識して観察する

普段の犬の尿の色や匂いをよく観察しましょう。いつもと違うなと感じたら動物病院で検査を受けましょう。






今回のまとめ

1)犬の膀胱炎の初期・中期・後期7つの症状とは

2)犬の膀胱炎の2つの種類と特徴の違い

3)犬の膀胱炎の2大原因

4)犬の膀胱炎への検査方法とは

5)犬の膀胱炎への治療方法とは

6)犬の膀胱炎への4つの予防習慣とは