動物病院で診察を受ける犬

犬の便は言葉を話さない犬にとっての大事な健康のパロメーターになります。特に、血便は体の中の出血を意味するので、健康を取り戻すようにしたいですよね。

今回は犬の血便の症状・原因・治療方法をお伝えします。






犬の血便の6大原因!症状・治療・予防方法とは


1)犬の血便の3つの代表的症状

(1)便の周りに赤い血がついている

血便と一番はっきりわかるのが、便の周りに赤い血がついている状態です。場所として大腸の後半から肛門までの間の出血が予想されます。

(2)便の中に血が混ざっている

便の中に血が混じっているときには、小腸から大腸前半部分での出血が考えられます。

(3)黒い血便

どす黒く、ねばねばした血がついていることがある黒い血便は、早急に病院へ連れていく必要があります。

小腸よりも前の口腔や食道や胃で出血した血が消化酵素の影響で変色しているために黒く見えます。

2)犬の血便の8大原因とは

(1)下痢や便秘

下痢のために便で肛門が擦れ出血したときにも血便になります。また、固すぎる便も肛門を傷つけます。

(2)肛門嚢の炎症・肛門狭窄・会陰ヘルニア・直腸脱など

肛門周辺の病気です。会陰ヘルニアはメスの老犬に多いといわれています。また、肛門狭窄は、血便を繰り返した後に起こるので気を付けましょう。

(3)大腸ガン、過敏性大腸炎など

こちらは、大腸の後半部分が病気になり血便を起こしてしまう場合です。

(4)突発性大腸炎

突発性大腸炎の場合には、食べ過ぎ、アレルギー、精神的ストレスや寄生虫などが原因で発症してしまう事があります。

(5)出血性胃腸炎

ウイルス性や細菌、寄生虫などの原因で起こる胃腸炎のなかで出血性胃腸炎の場合には、下痢に血が混じっていることがあります。

(6)中毒

初めて犬を飼った人が血便を起こしてしまう原因として多いのが、「ネギ中毒」です。

(7)誤飲

飲み込んでしまった異物が町内を傷つけて出血し、血便となって症状が現れることがあります。

(8)パルボウイルス感染症

致死量が高く獣医師が最も嫌う病気の一つです。7日~14日の潜伏期間があり、初期症状に吐き気、その後に下痢、発症後5日ごろから血便に代わり、7日以内に死亡するという怖い病気です。

悪臭のあるトマトジュースのような血便と、激しい嘔吐場ある場合には、パルボウイルスの可能性が考えられます。

診察を受ける犬

3)犬の血便への3つの対処方法

(1)どんな血便なのかチェックする

便についている血がどんな色をしているのか、周りについているのかなどチェックをしましょう。色が違うだけで治療場所も変わってきます。

(2)血便をビニールに入れて採便する

病院へもっていくことで、原因を突き止めることができることもあります。

(3)便をもって病院へ行く

原因を検査してもらうために便をもって病院へいきましょう。

4)犬の血便が続く場合にすべき検査方法

(1)検便検査

便の中に血便の原因となる寄生虫がいないかどうかなどをチェックします。費用は500円~2000円です。

(2)レントゲン検査

胃の中や蝶の中に粘膜を傷つけるような異物がないか見ることができます。費用は1枚4000円ほどです。

(3)抗体価検査

パルポウイルスがいないかどうかチェックします。費用は4000円~6000円ほどです。

5)犬の血便が続く場合にすべき治療方法

(1)整腸剤

下痢が原因の血便の場合には、下痢を治すことから始まります。犬の腸内環境を整えるための整腸剤が処方されます。

(2)抗生物質の投与

細菌感染などを防ぎます。

(3)根本的治療

血便を起こした原因となる病気を治療します。

Veterinarian checking teeth of Maltese dog

6)犬の血便への4つの予防ポイント

(1)食べ物を小分けにする

便の量が多すぎると肛門を傷つけ、血便になる事があります。小分けにして回数を増やすことで便の量を調節できます。

(2)排泄物をチェックする

普段と違って見えたときには病院に連れていくなど、早めに対処することで病気の早期発見につながります。排泄物は体の状態を知る大切なパロメーターです。

便の色や、臭い、質、回数など観察しましょう。

(3)ストレスを溜めさせない

ペットホテルに預けた後に血便になる犬もいます。ストレスはいろいろな病気の原因にもなるので、リラックスできる環境づくりを目指しましょう。

(4)適度な運動をする

犬に適度な運動をさせると、体中にリンパがいきわたります。実はこのリンパは、重要な防御システムの1つ。

体の中でボディーガード的役割をする白血球を全身に送るためのもの。適度な運動で、リンパ系を強くすることができ、病気の予防につながります。






今回のまとめ

1)犬の血便の代表的な症状は、便の周りに血がついている場合と、便の中に血が混ざっている場合、そして黒い月便の3つがあげられます。

2)犬が血便になるのは、下痢や便秘、肛門周辺の病気や、中毒、誤飲など様々な原因があります。

3)犬が血便をしたら、慌てずに便をチェックし採便して病院へ連れていきましょう。

4)血便の検査は、検便検査やレントゲン検査などを行います。

5)血便の場合には、整腸剤や抗生物質の投与などを行い、根本的な病気の治療も同時で行います。

6)血便を予防するのであれば、排泄物を舞に一ちぇくし、適度な運動やストレスを溜めない環境づくりをおこなってあげましょう。