夜の窓の前で横になっている犬

犬も夜泣きをするのかな、と思った方が多いのではないでしょうか。犬も人と同様に夜泣きをすることがあります。犬の夜泣きには鳴き方・原因など幾つかの理由が存在します。

今回はそんなあまり知られていない犬の夜泣きの種類・原因・しつけのコツなどをご紹介します。






犬の夜泣きの5大原因!5つの対処方法とは


1)犬の鳴き方の4つの種類とは

犬は人間と違い言葉を話す事はできませんが、犬の気持ちを鳴き方でくみ取ってあげることはできます。

(1)ワンワン!と吠えている

みなさんがよく聞く一般的な犬の鳴き方がこれにあたります。うれしい・楽しい・構ってほしい・あっちへいけ・怖いなど喜怒哀楽幅広く用いられるのがこの鳴き方です。

犬の気持ちを汲み取るときは表情を併せてみてあげることがポイントです。

(2)唸っている

「う~」と低く唸るこの鳴き方は「噛みつくぞ!」という攻撃姿勢を意味すると同時に「不要な争いはしたくない!近づくな!」という意思表示でもあります。

このような鳴き方をして毛を逆立てている場合には近づかない方がよいでしょう。

(3)遠吠え

犬の祖先である狼の遠吠えには主に2つの意味があります。1つは「群れを集めること」2つ目は「仲間の存在を確かめること」です。

しかし犬の遠吠えでは「ここは自分の縄張りだよ」や「君の声が聞こえたよ」「さみしいよ」などの意味があるといわれています。

よく救急車が通り遠吠えをしている犬はなにを思って鳴いているのでしょうか。

(4)クンクンと鼻を鳴らしている

高鳴きは犬が耳に響くような高い声で鳴くことです。クンクンという高い声は子犬気分に戻った時に発せられる声で、上位者に対してなにかを求めるという意味合いがあります。

またそれとはまったく違う「痛み」や「恐怖」の時も高鳴きをすることがあります。色々な鳴き方がありますが一緒に暮らして、触れ合っていれば表情から、鳴き声から自ずと気持ちがわかるものです。

2)犬の夜泣きの5大原因とは

(1)不安や寂しさ

子犬に多く起こる夜泣きです。家族から離れ、まだ慣れぬ環境でポツンと残されるなどの不安や寂しさを感じると起こります。

この場合の特徴は「飼い主が姿を見せると泣き止む」「一匹になると吠える」などです。

(2)空腹

子犬に多く起こる夜泣きです。人間の赤ちゃんと同様にお腹が空けば夜泣きを始めます。これを我慢しろというのは無理な話です。

(3)運動不足・ストレス

運動不足やストレスが原因でも夜泣きをすることがあります。

(4)発情

発情期のストレスでも夜泣きが起こることがあります。雌のフェロモンの届く範囲は約2キロと広いため、近くに発情中の雌犬がいないからといって安心はできません。

また誤解している飼い主さんもいるようですが、雄犬には発情期というものはありません。雄犬は雌犬の発情のフェロモンに反応しているのです。

そのため雄犬は周辺にいる雌犬の発情期が終わるまで夜泣きが続く可能性があります。

また発情にたいする犬の反応は私たちの予想を上回ることがあり、繋がれたリードを噛みちぎり2メートルの塀を超えて雌犬のところへ辿り着いたという話もあります。

(5)痴呆

犬にも痴呆という病気があります。人間と同様に痴呆が進むと体内時計がくるってしまい、昼夜逆転してしまうことがあります。

症状としては、よくぶつかるようになったり、同じ場所をぐるぐる回ったり、ずっと歩き続けるなどの行動をとっていたら要注意です。

dog begging

3)子犬と成犬の夜泣きの違い

(1)子犬

子犬の夜泣きは、甘え、寂しさ、経験不足などによるものが多いので成長とともに色々な経験を積むことにより消失していくものが多いです。

(2)成犬

それに比べて成犬になってからの夜泣きは、病気や発情などが原因のものが多く対応が難しいのが難点です。

子犬と成犬で夜泣きの違いはありますが、飼い主さんが真剣に向き合うことで根気よく対処していくことが重要です。

4)犬の夜泣きへの5つのしつけ・対処方法

夜泣きのしつけや対処方法について原因別にご紹介します。

(1)不安や寂しさが原因の夜泣きへの対処方法

夜泣きの原因が不安や寂しさの場合、寂しさをお気に入りのぬいぐるみやタオルなどをそばに置いてあげる、ラジオなどを流しておいてあげる、飼い主の匂いのするものを置いてあげる、などがあります。

無視をするというのも一つの手ではあります。犬も環境には慣れるものですが分離不安などの心の問題を引き起こす可能性もあるのであまりおすすめはできません。

日中よく体を動かして遊び、安心できる環境を作ってあげることが、夜泣きをせずゆっくり休むということにつながる1番の方法です。

(2)空腹が原因の夜泣きへの対処方法

子犬の場合は夜にお腹が空いて泣いてしまうことがあります。子犬の月例に合わせた量の食餌を与えましょう。

(3)運動不足・ストレスが原因の夜泣きへの対処方法

運動不足や、散歩へ行けなかったことが夜泣きにつながることがあるため、適度に運動をさせてあげましょう。

(4)発情が原因の夜泣きへの対処方法

発情への対処方法は避妊手術、去勢手術を行うことです。避妊、去勢手術は乳腺腫瘍や前立腺の病気、会陰ヘルニアなどの予防にもつながります。

倫理的に手術に抵抗がある方は一度獣医師の話を聞いてみるとよいでしょう。

(5)痴呆が原因の夜泣きへの対処方法

昼夜逆転のサイクルを元に戻してあげることが一番の対処方法です。痴呆はしつけでどうにかできるものではありません。

昼間眠りがちな犬を少しかわいそうですが起こして、なるべく日中遊ぶようにして昼寝をすくなめにしてあげましょう。また日光浴も体内時計をリセットするのに有効です。

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5)犬の夜泣きが続く場合に考えられる2種類の病気

(1)痴呆

犬も人と同様に年をとると痴呆になってしまうことがあります。痴呆が進むと体内時計がくるってしまい、昼夜逆転してしまうことがあります。

症状としては、よくぶつかるようになったり、同じ場所をぐるぐる回ったり、ずっと歩き続ける、ずっと吠えているなどの行動をとっていたりなどがあります。

(2)関節炎

犬も人と同様に年をとると関節が痛み始めることがあります。特に老化による関節炎は後ろ足から始まることが多いです。

散歩に行くのを嫌がったり、足が震えていたり、歩きはじめに足をヒョコヒョコあげるなどの症状があると関節炎が疑われます。

6)犬の夜泣きへの日常からできるしつけのポイント

日ごろから体内時計のサイクルを正しくたもってあげること、同じ時間の食餌、散歩や適度な運動を心がけましょう。

しつけでできることは犬と人とお互いにいい距離を保ち依存しすぎないことが重要です。寝る時は別、遊ぶ時は遊ぶ、食べる時は別、などメリハリをつけて接して上げましょう。






今回のまとめ

1)犬の鳴き方の4つの種類とは

2)犬の夜泣きの5大原因とは

3)子犬と成犬の夜泣きの違いとは

4)犬の夜泣きへの5つのしつけ・対処方法

5)犬の夜泣きが続く場合に考えられる2種類の病気とは

6)犬の夜泣きへの日常からできるしつけのポイントとは