手のひらに乗っているカマキリ

子供の頃に色々な虫捕りをして遊んだという方、カマキリも捕まえたのではないでしょうか。その時には、カマキリの上手な飼い方を知っていたでしょうか。カマキリの飼い方には、実はいくつかのコツがあって、飼育するときに知っておくべきなんです。






カマキリの飼い方って?3つの飼育のコツと注意すべきこと


1)カマキリの紹介

(1)カマキリとは

カマキリは、昆虫綱カマキリ目に分類される昆虫です。前脚が鎌のようになっている姿が特徴です。肉食の昆虫で、他の小動物を捕食します。

(2)原産地・平均体高・平均体重

カマキリは熱帯や亜熱帯を中心として、全世界に約2,000種類が生息しています。その内、日本には9種類が生息しており、平均体高は小さい種類で30ミリメートルくらい、大きい種類だと100ミリメートルくらいになります。平均体重は小さいものだと数グラム、大きなサイズだと70グラムくらいになります。

(3)名前のルーツ・歴史

カマキリの名前の由来については、前脚が鎌状になっており、鎌で切るような仕草をすることから「鎌切」になったという説と、鎌を持っているキリギリスの種類ということで「鎌キリ」になったという説があります。日本ではその独特の仕草から、昔は「拝み虫」とも呼ばれることもありました。また「蟷螂の斧」の故事に出てくる「蟷螂」もカマキリのことで、古くから人間に馴染みの深い昆虫でした。

(4)平均寿命 とは

カマキリの平均寿命は約1年です。成虫になってからの寿命は、2ヶ月から3ヶ月ほどです。

2)どんな種類があるの?カマキリの主な4つの種類と特徴

日本に住むカマキリの主な種類を紹介します。

(1)オオカマキリ

日本では最大種のカマキリです。全国に生息しています。体色は緑色をしたものと、褐色のものとがいます。川原や林などの草むらに生息しています。前脚内側に模様があるという特徴があります。

(2)チョウセンカマキリ

本州から沖縄にかけて生息しています。オオカマキリと似ていますが、後翅の前部の縁に暗褐色の短い筋があるという特徴があります。また、オオカマキリにはある前脚内側の模様がありません。

(3)コカマキリ

本州から九州に生息しています。その名の通り小型のカマキリで、体色は褐色をしており、薄い紫色が入る場合もあります。また、前脚に黒い模様があるという特徴があります。

(4)ハラビロカマキリ

腹の部分が広く、ずんぐりした印象のすがたをしています。体色はほとんどの場合、緑色をしています。翅に白く小さい班があるという特徴があります。

3)理解してあげよう!カマキリの性格の特徴とは?

(1)どう猛

カマキリはどう猛な性格を持つ一面があります。肉食のため、他の虫を一緒に飼うと食べてしまいます。例えそれが同じ種類のカマキリだとしても同じで、共食いをしてしまいます。また、メスは交尾の後にオスを食べてしまうことでも有名です。カマキリを飼育するときには、他の虫と一緒に飼わないようにする注意が必要です。

(2)臆病

カマキリは臆病な一面も持っています。餌の虫を急に目の前に出したりすると、驚いて身構え固まってしまうこともあります。また威嚇のポーズを取るのも、相手の攻撃を諦めさせるための場合があります。カマキリを飼育する場合にはストレスで弱らせないためにも、あまりビックリさせないようにしましょう。

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4)先ずはグッズを整えよう!飼育に必要な3つのグッズ

(1)飼育ケース

プラスチックの透明な飼育ケースを用意してください。逃げないように蓋は必ず閉めるようにします。

(2)止まり木

カマキリが止まれるように、枝や葉の付いた止まり木を飼育ケースのなかに設置します。

(3)水飲み用の器

カマキリに水を入れ飲ませるために、水飲み用の器を飼育ケースに設置します。水は脱脂綿に含ませて飲み用の器に置いてください。なお脱脂綿は毎日交換して清潔さを保つ必要があります。

カマキリを売っているお店はあまり多くありませんが、通信販売で購入することも可能です。値段は大きさによって異なり、小さいもので1,000円くらいから、大きなものになると3,000円くらいします。オスとメスとで、値段に違いはありません。

5)要注意!カマキリの飼育で特に大変なこととは?

(1)餌のやり過ぎ

カマキリは餌を与えると、与えただけ全部食べてしまいます。そして、餌を与え過ぎると死んでしまいます。そのため、餌を与え過ぎないように注意しましょう。適切な餌の量は、カマキリの鎌で挟めるくらいの大きさの虫を2日に1匹程度与えれば十分な量です。

(2)水不足

カマキリは水が不足しても死んでしまいます。そのため、水を切らさないようにしてください。水入れ用の器に、水を含ませた脱脂綿を置いて水を与えます。または、飼育ケースの中に霧吹きを掛けて、水滴を付けても代用できます。

(3)繁殖時の注意

オスとメスをつがいで飼育し、繁殖させる場合は、ペアリングが終わった後、オスをメスから引き離さないとメスがオスを食べてしまいます。また繁殖を控えたメスには、餌を与え多めに与えるようにしましょう。

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6)給餌方法とは?主な餌とその方法

(1)

カマキリは与えれば何でも食べますが、基本的には虫を与えましょう。虫の種類はバッタやハエ、チョウなど、どれでも自分の鎌で挟めるサイズであれば大丈夫です。昆虫を扱うペットショップでは生きたコオロギなどを売っている場合もあるので、それを与えても良いでしょう。餌の量はカマキリが挟めるサイズの虫を2日に1匹程度与えれば十分です。

(2)肉・魚

虫が手に入りにくい場合は、肉や魚をカマキリが食べやすいサイズに切って与えても食べます。与える際には、ピンセットでつまんで与えるようにしましょう。

(3)その他の食品

その他の食品でカマキリに与えても大丈夫なものがあります。ヨーグルトやカマボコです。ヨーグルトは無糖のものを与えてください。

7)知っておきた健康のこと!カマキリに多い3種類の病気

(1)寄生虫

カマキリは寄生虫により不調になることがあります。有名なのはハリガネムシです。寄生虫に寄生されると、栄養を奪われるため、餌をしっかり食べている場合でも、栄養失調になってしまいます。特に野生の虫を餌として与えている場合には、餌にする虫自体が寄生虫を持っている可能性があるため、寄生虫に寄生される確率が高くなります。

(2)水不足

カマキリは水を飲む虫です。そのため水を与える必要があります。水を与えることを忘れてしまうと、元気が無くなっていき、最後には死んでしまいます。

(3)脱皮の失敗

カマキリにとって脱皮は命がけの行為です。脱皮直後は体が柔らかく、非常にデリケートな状態になります。そのタイミングで、餌である虫を飼育ケースに入れたりして、カマキリをケガさせないように気をつけましょう。また、脱皮自体が上手くいかず、命を落としてしまうこともあります。

8)飼育する楽しみとは?カマキリを飼う魅力とは

(1)精悍な姿

カマキリの姿は独特の精悍さがあってかっこいいですよね。カマキリを飼育する一番の魅力は、その姿を毎日眺められることです。

(2)意外に可愛い仕草

餌を鎌で挟んで食べることから、どう猛なイメージもあるカマキリです。しかしよく観察すると、その仕草は意外に可愛らしいところがあります。鎌を振り上げて威嚇するポーズや、餌を鎌で挟もうとする格好、それから首をかしげるような仕草など観察していると、今まで気が付かなかった魅力を見つけることができます。






今回のまとめ

1)カマキリの紹介

2)どんな種類があるの?カマキリの主な4つの種類と特徴

3)理解してあげよう!カマキリの性格の特徴とは?

4)お金の面は?飼う場合の初期費用と方法とは

5)先ずはグッズを整えよう!飼育に必要な3つのグッズ

6)要注意!カマキリの飼育で特に大変なこととは?

7)給餌方法とは?主な餌とその方法

8)知っておきた健康のこと!カマキリに多い3種類の病気

9)飼育する楽しみとは?カマキリを飼う魅力とは