コザクラインコ

小鳥を飼いたいというとき、真っ先に候補に挙がるものの一つがインコです。その中でもコザクラインコという種類は情熱的で一途な性格のため、魅了される飼い主が多くいます。

今回は、そのコザクラインコの性格の特徴・しつけのコツ・飼い方のポイント・注意点についてご紹介します。






コザクラインコの性格の3大特徴!しつけのコツと注意点


1)コザクラインコの紹介

(1) 原産地

コザクラインコは、アフリカ南西部のアンゴラ、ナミビア共和国のあたりが原産地です。海抜1500メートル以上の乾燥した高地で、近くに水場があるところに生息しています。

(2) 平均体高・平均体重

平均体高は15センチメートルから17センチメートルほどです。平均体重は40グラムから60グラムほどになります。

(3) 日本で飼育されている数・名前のルーツ

日本全国で飼われているコザクラインコの数については、飼育数が分かる有効なデータがありません。しかし、コザクラインコを含む小鳥がペット全体に占める割合は約5.4%です。

コザクラインコはその名の通り、額から胸にかけて、小さく桜色(ピンク色)をしており、名前の由来であると考えられています。

(4) 気をつける病気

コザクラインコは飼育状態が悪くなると病気になってしまうことがあります。その病気にも、コザクラインコがかかりやすいものがいくつかあります。

・風邪

飼育環境の温度が低すぎたり、温度変化が激し過ぎると免疫力が低下して風邪を引いてしまいます。

・そ嚢炎(そのうえん)

ケージ内の衛生状態が悪い、人間の食べ物を与えてしまったということが原因となって、そ嚢(そのう)という器官が炎症を起こしてしまいます。

・疥癬(かいせん)

ダニによって皮膚の病気になってしまいます。免疫力の低下により発症しやすくなります。

・カンジダ症

カビによる感染症です。衛生状態を良することで予防できます。

・痛風

偏ったエサばかり与えていると発症する可能性があります。葉物類のエサを与えることで予防できます。※これらの病気も、栄養状態や衛生状態に気をつけて飼育することで予防することができます。

(5) 平均寿命 

コザクラインコの平均寿命は10年から15年ほどです。飼育環境が良ければ20年近く生きることもあるようです。

2)コザクラインコの性格の3大特徴

コザクラインコは「ラブバード」と呼ばれるほど、情熱的な性格をしています。では、その性格にはどの様な特徴があるのでしょうか。コザクラインコの性格の3つの特徴を紹介します。

(1)一途

「これ」と決めたパートナーに対して、一途に愛情を注いできます。飼い主をパートナーと認めると、常に飼い主の近くで遊んだり、肩に乗ったりするようになります。なでたりしてスキンシップを取ることもすごく喜びます。かなり甘えてくるので、ペットとベタベタしたい飼い主には最適です。

しかし、もし飼い主がパートナーとして認められなかった場合には、まったく相手にされなくなってしまいます。コザクラインコを複数羽で飼う場合、コザクラインコ同士がパートナーだと認め合ってしまうと、飼い主はかまってもらえず寂しい状態になってしまいます。

(2)好き嫌いが激しい

パートナーと認めた相手に対しては一途に愛情を向けますが、気に入らない相手に対しては縄張り意識も働き攻撃的になります。同じコザクラインコ同士でも、それは変わりません。「嫌い」と思ったものに対しては、噛みついたり、突いたりと、結構激しい攻撃をするようになるので、他のペットと一緒に飼うときには注意が必要です。

(3)さみしがり屋

パートナーと認めた相手には一途に愛情を注ぎ、常に一緒にいたい状態になるコザクラインコですが、逆に相手をしないと怒ってイタズラをすることがあります。

また、パートナーが他のペットと遊んでいると嫉妬して、そのペットを攻撃してしまうことがあります。飼い主は、ちゃんとコザクラインコと遊ぶ時間を作れる人が向いています。

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3)コザクラインコの7つのタイプ

コザクラインコには多種多様な色のタイプがあります。その中でも代表的で人気のあるタイプを7つ紹介します。

(1)ノーマル

コザクラインコの代表的な色です。顔の部分が赤く、体は鮮やかな緑色です。

(2)ルチノー

ノーマルでは緑色である体が、黄色くなっています。目がブドウ色のものは特に「ゴールデンチェリー」と呼びます。

(3)シナモン

全体的に薄いブルーグリーンです。遺伝上、オーストラリアンシナモンはオスがほとんど生まれません。

(4)モーブ

灰色っぽい深緑色の羽が特徴です。、

(5)ホワイトフェイス

名前の通り白い顔が特徴です。羽の色によってはホワイトフェイスモーブなど他の名前で呼ぶことがあります。

(6)バイオレット

濃い青色合が特徴です。尾羽の青さが特に美しい色をしています。

(7)シーグリーン

クチバシの付け根がピンク色をしており、先の方がクリーム色になっているのが特徴です。頭の色が淡い杏色になっています。

4)コザクラインコのオスとメスでの性格の2つの違い

コザクラインコは性別によって、性格に違いがあります。

(1)オスの性格

オスは比較的おだやかだと言われています。しかしメスと比べて愛情深いので、その分独占欲が強くなってしまいます。特にパートナーと認めた飼い主にはべったりと甘えたがりになります。

(2)メスの性格

メスはとても好奇心旺盛です。メスの方がオスに比べて気が強いため、メスのコザクラインコと遊んでいると、よく噛まれることがあります。

5)コザクラインコを飼う人に向いている3つのポイント

(1)しっかりコミュニケーションがとれる

ここまで紹介してきたように、コザクラインコはとても一途でさみしがり屋です。そのためコザクラインコと頻繁に遊んだり、きちんとコミュニケーションがとれて、集中して愛情を注げる人が飼い主に向いています。

(2)他のペットを飼っていない

コザクラインコと一緒に他のペットを飼っていると、嫉妬したコザクラインコが他のペットを攻撃してしまうことがあります。そのため、他のペットとは一緒に飼わないか、もしくは他のペットとコザクラインコを同じ部屋で遊ばせないことが大事です。

(3)飼育環境を清潔に保てる人

不潔な環境でコザクラインコを飼っていると、免疫力が低下して病気にかかりやすくなってしまいます。常にケージを清潔な状態に保てるように、世話のできる人が飼い主に向いています。

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6)コザクラインコのしつけの2つの重要ポイント

(1)噛みグセ

何に対しても好奇心旺盛なコザクラインコですが、成長とともに噛みグセが付いてしまうことがあります。愛情表現としての甘噛みであればいいのですが、エスカレートして流血するほど強く噛んでくる場合も出てきます。そのような時は、コザクラインコに強く、ふっ!と息をかけましょう。そうすると、コザクラインコは叱られたと感じるそうなので、この方法でしつけをしていきます。

(2)鳴きグセ

コザクラインコはパートナーとコミュニケーションをとりたがるため、ケージに入れていると「出してほしい」と鳴くことで催促することがあります。この様な場合に、すぐにケージから出し続けていると鳴きグセが付いてしまいます。これはコザクラインコが、「鳴けばケージから出してもらえる」と覚えてしまうためです。

この様になってしまった場合、ケージの中で鳴いている時には、あえてケージから出さない様にします。そして、静かになってからケージから出すということを繰り返せば、「静かにすると出してもらえる」ということを学習します。

7)コザクラインコを飼育する場合に特に気をつける3つのこと

(1)寒さに注意

暖かいアフリカ原産のコザクラインコは寒さに強くありません。寒い中で過ごすことは、コザクラインコにとって過酷な状況であり、風邪などの原因になってしまいます。コザクラインコが羽を膨らませる様子を見せているときには、部屋が寒いという合図になります。特に冬場は意識して部屋を暖めるようにしましょう。

(2)部屋で放鳥するときの注意

コザクラインコの運動不足解消やストレス解消のために、定期的に部屋の中で放鳥しましょう。放鳥によって、コザクラインコの健康状態を保つことにも繋がります。ただし、部屋の窓ガラスはコザクラインコにとって障害物だと認識できないため、飛んでいる内にぶつかってケガをしてしまう恐れがあります。そのため放鳥するときにはカーテンを閉め、コザクラインコが窓ガラスの位置を分かる様にして、ぶつからない様にしましょう。

(3)食べ物の注意

コザクラインコには与えてはいけない食べ物があります。具体的には、チョコレートやアボカドです。これらの食べ物はコザクラインコにとって有害であり、食べてしまうと命の危険性があります。しかし与えてしまうと疑いなく食べてしまうため、チョコレートやアボカドをコザクラインコに食べさせないこと、また間違って食べてしまわないように近くに置かないことが大事です。

8)コザクラインコを飼う3つの魅力とは

(1)キレイでカラフルな色、愛らしい姿

コザクラインコを飼う上の魅力の第一は、そのキレイでカラフルな色、そして愛らしい姿です。様々な種類の色から、自分の気に入った色を探して飼うのも楽しみのひとつになります。

(2)愛情たっぷりの性格

愛情たっぷりで一途な性格はコザクラインコの最大の魅力になります。パートナーと認められると、目が合うだけで寄ってくるほど好かれるため、とても愛おしい存在になります。

(3)ケージで飼える

ペットを飼う上でケージで飼えるということは、広いスペースを必要としないため、メリットとして上げられます。さらに飼い主に懐いているコザクラインコは、ケージから出しても基本的に飼い主の近くでまとわりつくように遊ぶため、深いコミュニケーションを取ることができます。






今回のまとめ

1)コザクラインコの紹介

2)コザクラインコの性格の3大特徴

3)コザクラインコの7つのタイプ

4)コザクラインコのオスとメスでの性格の2つの違い

5)コザクラインコを飼う人に向いている3つのポイント

6)コザクラインコのしつけの2つの重要ポイント

7)コザクラインコを飼育する場合に特に気をつける3つのこと

8)コザクラインコを飼う3つの魅力とは