野生のクサガメ

今回は、長寿な動物の筆頭として挙げられる亀の中でも、人間との距離が近い亀の一種である『クサガメ』についてご紹介します。

健康的で長生きをするクサガメの寿命・健康のコツ・飼育の注意点をお伝えします。






クサガメの寿命の解説!健康寿命の4つのコツ


1) クサガメの紹介

(1) 原産地

クサガメの原産地についてご紹介させていただきます。クサガメの原産地については長らく日本に原産している『在来種』と認識されていました。

しかし近年では、日本の他に中国や朝鮮半島などの東アジアに野生で生息しているため、日本原産という概念から東アジアがクサガメの原産地という見方がされるようになりました。

(2) 平均体格

クサガメを始めとする亀の大きさを知るためには、甲羅を頭の方から尻尾の方の直線上を測っていきます。

体重は、一般の秤に乗せて測っていきます。卵から生まれる亀は、生まれた直後と生後半年の体重を比べると、半年経った頃の体重の方が軽くなっています。

平均体長は、孵化直後から半年後は3〜3.5cm程と小さいイメージを与える大きさとなっています。

その後、成体になるまでの約4年ほどで13〜20cm程の大きさになるためクサガメを飼う際の水槽は部屋のレイアウトとクサガメが成体の大きさになることを考えて、大きいサイズのものを購入し設置しておくことをお勧めします。

平均体重は、孵化直後が4.5〜5.5g程の体重が有りますが半年後に測ると3.5〜4.5g程と若干軽くなっていきます。

そこからクサガメは急速に重くなっていきます。1年後には半年前の10倍に当たる35〜45gへ成長して4年以降からは200〜500gとしっかりとした体重へと成長していきます。

平均体長は、孵化直後から半年後には3〜3.5cmと小さいサイズの亀となっています。

そこから1年後には4〜5cm程と最初はゆっくりと成長していくイメージが持つことになります。

2年後以降は、毎年2〜3cm程ずつ大きくなって4年以降には15〜21cmへと成長してオスもメスも繁殖行動を行うことができ成体の亀となっていきます。

(3) 日本での飼育数

日本でのクサガメの飼育数は、身近にいることもありイシガメやミドリガメといったよく聞く亀同様、日本で最も飼育数が多い亀の一種となっています。

日本での飼育数は、約300〜500匹ほど一般に飼育されていると言われています。

亀に関しては繁殖が環境設備が整っていれば、繁殖が容易にできさらにそこから丁寧に育てることができれば、長い期間クサガメと生活することができるので大切にお世話をしていくことで、数が減少しているクサガメの数を維持することも可能となっていきます。

(4) クサガメの歴史と名前のルーツ

クサガメは古くから東アジアを中心に、川や森など自然豊かで水が豊かな場所で生息しています。

身近にも存在していたクサガメは、日本を中心とする人たちは野生で生息しているクサガメをペットとするため乱獲が行われるようになりました。

また、日本では持ち込まれるようになった外来種の亀にクサガメが襲われるようになりました。

このように野生のクサガメは、森林開発などによる環境破壊で生息地を奪われ人間に乱獲され、外来種や天敵により住処を奪われることになります。

クサガメの前の由来としては、この亀は外敵から身を守る際にスカンク顔負けの臭いを放出し、敵を避けようとする習性があります。

その臭い匂いから『クサガメ』と呼ばれるようになりました。

2) クサガメのタイプ

(1) クサガメの性格

クサガメの性格は、基本的に温厚で人懐っこいのか特徴となっています。水辺で天敵を避けて生活していたこともあり、攻撃力に関しては他種の亀とは違い少々弱いところがあります。

その気弱さが、クサガメの神経質で臆病になりがちな性格を作っているとされています。

(2) 特性・特徴

陸でも水でも活発に動き回ることから、歩きも泳ぎも上手い亀となっており温厚な性格ながらも早い行動力を持っているため、見ているだけで楽しくなる亀となっています。

それに合わせて、水槽とは別にクサガメを泳がすことができるくらいの深い水槽を用意して泳がせて運動をさせることで健康維持と、亀のストレス発散になりますのでオススメとなっています。

また、日向ぼっこなどを好む一面がありますので隔週くらいで外に出してあげることもオススメとなっています。

クサガメは寒さに弱い亀ですので、冬の水温などは専用ヒーターを使用し25度を上回るくらいの温度を保ってあげましょう。

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3) クサガメの平均寿命

(1)寿命は20年〜40年

クサガメの平均寿命は20年以上となっており、一番長く生きた例として40年以上も生きていたという記録もあるくらい、他の亀同様長生きなのがクサガメの特徴となっています。

(2)生後1〜2年の環境が重要

長寿の理由としては、後述する厳しい幼少期を安定して乗り切った後の水槽や食事状態によっては、30年以上も生き続ける個体となり強くなるからとなっています。

生後1年から2年を強く生き残ることができた子が、長寿なクサガメとして大切にされていきますので、生活習慣を整えてあげることをオススメします。

また、最初のうちはメスの方が強い個体ですが産卵後を機に、少し弱ることがありますが、その後清潔で健康的な生活を送らせてあげることができれば、寿命に雌雄は関係なくなっていきますので、長い目で丁寧な飼育を行うことをオススメします。

4) クザカメが短い場合の2つの原因

(1)生後1〜2年の生育環境

クサガメは長寿である亀ですが、生後1年から2年の間の生育環境が整っていなければ早死にしてしまう個体が多く出てきます。

海に還っていく亀などは、砂浜で生まれてから海を目指すまでに鳥などに食べられて死んでしまう子が多いように、クサガメの子どももまだ体力が充分についていないため、野生では蛇などの天敵に襲われてしまいます。

(2)気温・水の不衛生

都会で生活しているクサガメの場合、冬場の気温対策が足りなかったり水が不衛生であるという問題により子亀が死んでしまうことがあります。

少しの温度変化で、クサガメをはじめとする亀は甲羅や体本体にダメージを受けてしまうため、ストレスがたまり体の不調につながっていきます。

そしてクサガメが冬眠中の冬場の温度を25度以上に保ち、安定した環境の下育てることができれば、厳しい幼少期である1〜2年の間を生き抜く確率があがっていきます。

5) 寿命が長い・短いクサガメの決定的な4つの違い

(1)幼少期のストレスフリー

長寿のクサガメは、先述した通りストレスが少なく幼少期の厳しい時期をたくましく過ぎることができれば、食生活をはじめとする生活習慣を整えて優しく飼育をしてあげることができれば、20年を優に超えるクサガメへと成長することができます。

短命になってしまうクサガメは、生後1年から2年の間の体力がついていない幼少期に天敵や室内の気温が寒すぎるなどして体調が優れないと一気に体力の消耗が起こり死に至ることのあるデリケートな子亀時代を通り抜けなければ立派なクサガメに成長することが困難となっています。

(2)適温

(3)外で遊ばせている

(4)餌が適量

短命と長寿の違いとしては、室温と水温が寒すぎるか暖かいか、外に出す日にちを決めのびのびと外で遊ばせているか水槽の中でずっと生活しているか、餌の量に無理がないかなどの回数や量を気にかけ具合など違いが存在します。

それぞれを、丁寧に思いやってクサガメのストレスを減らしていき生活習慣を整えることでできるだけ長生きのできるクサガメとして育てていきましょう。

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6) クサガメの選び方のポイント

(1) 大きさ

クサガメは大変長生きする生き物で、子亀の時に考えていた大きさを遥かに上回っていく大きさへ成長していきます。

子亀の時から飼う場合は、ペットショップで大きさを聞いて5倍くらいの大きさになると想定して、その大きさでゆとりが持てるくらいの大きさの水槽を用意してあげましょう。

(2) 性格

クサガメをはじめ動物と生活する場合には、その動物の性格を知ってから飼育することで円満な関係を築くことができます。

まずは、ペットショップなどで目についた亀の性格を店員さんやブリーダーの方に聞いてお世話のポイントなどを聞いておくことをオススメします。

クサガメは基本的に、温厚でなつきやすい性格の子が多い上に多少の違いはあれど、優しく接していくと誰にでも懐くためその点でも飼いやすいと捉えられる性格のポイントとなっています。

(3) 費用

クサガメはとても長生きし、生きている間に飼い主さんは常にお世話をすることが必要となっています。

寿命や食べる餌代、水槽やそれに付随する周辺装置などをどうするかなどを考えた上で、丁寧なお世話をするために継続した資金源が必要となりますので事前の貯蓄を行ってクサガメとの生活に挑むことがクサガメを飼う上でのポイントとなっています。

7) クサガメの寿命を延ばす食事のコツ

(1) 餌の種類

クサガメは市販されている亀の餌を与えるだけで、充分な栄養を得ることができます。

亀の餌はクサガメに必要な栄養素が入っており、比較的簡単に手に入る上に安価なものを選んでも日本製のものであれば安全性が保証されているため、長い目で飼うと考えると経済的ですのでオススメとなっています。

亀の餌以外に与えたいのであれば、緑黄色野菜を中心に少量であれば成長の糧になりますのでオススメとなっています。

脂身のある魚や肉を与えることは、絶対に行ってはいけません。繊維の多いゴボウなどの野菜は、亀の胃腸に負担をかけてしまうのでよく調べて野菜や果物を選んで与えましょう。

(2) 量・回数

亀に餌を与える際の量の目安として、頭の重さの3倍くらいの重さになるくらいの量を与えると良いとされています。

また回数は、子亀の段階では1日1回は必ず与えましょう。

成長して3年後くらいからは、1日1回もしくは2日に1回ペースで、先述した量を与えるだけでも充分に活動が可能となっています。

たとえ餌をねだってきても、決めた量以上食べさせると消化器官に負担をかけることになるため、与え過ぎには注意が必要となります。甘やかすことは禁物です。

8) クサガメの健康寿命を延ばす為にできるポイント

(1)環境

クサガメの健康寿命を延ばす為には、水槽を置く場所や人間が生活している空間との調和が必要となっています。

クサガメは先述したとおり、寒さにとても弱い生き物となっており温度と水温に気を使っていくことでクサガメは長生きすることが出来ます。

夏場は水温30℃を越えないくらいまでなら快適に過ごすことができるため、毎日の水替えを行うことで、クサガメは長生きできる亀へと成長することが出来ます。

冬場は、寒さで死んでしまうことがあるため亀は冬眠を行うことがあります。

クサガメも活動が大人しくなる時季であるため、水温が24℃前後・温度が28℃以上が保たれるように、ヒーターなどを駆使してクサガメを守ってあげましょう。

(2)オススメグッズ

クサガメは環境変化に弱く少しのことで、精神的にも身体的にも弱ってしまいます。

人が多いところで飼っている際に、視線や音を察知してクサガメが怯えてしまいます。そのようなときには、亀の弱点である背中を覆うことのできる隠れ家が必要となります。

ペットショップにも、陸地に合うデザインの木のシェルターや土管型の隠れ家がありますので、亀が入るサイズのグッズを仕入れて水槽に設置しクサガメのストレスを軽減してあげることをオススメします。

クサガメを始めとする亀や爬虫類の動物は、日光浴で紫外線の栄養を取り入れなければなりません。

(3)日光浴

環境によっては、日が所々で入るすだれを使用して直に日光を浴びさせることができるので、日本文化のすだれを活用することがグッズの一つとして挙げられます。

都会などで日光を取り入れにくいところで飼育している場合には、紫外線ランプという道具が動物専門店で販売しているため、2日に1度ペースで紫外線を浴びさせてあげることをオススメします。

隠れ家でストレスを軽減させて、日光浴で甲羅の殺菌を行い健康的なクサガメを維持することができ、長寿なクサガメに成長することができるため、丁寧なお世話とともに便利グッズを活用していきましょう。






今回のまとめ

1)クサガメの紹介

2)クサガメのタイプ

3)クサガメの平均寿命

4)クザカメが短い場合の原因

5)寿命が長い・短いクサガメの決定的な違い

6)クサガメの選び方のポイント

7)寿命を延ばす食事のコツ

8)クサガメの健康寿命を延ばす為にできるポイント