空を見上げるマンチカン

「マンチカン」と聞いて何だかすぐに分かりますか。実は猫の種類のひとつで、愛らしい姿と他の猫には無い珍しい特徴を持っています。かわいさの余り、思わずペットで飼いたくなってしまいますよね。

今回はそんなマンチカンの性格やしつけについて紹介します。






マンチカンの性格の3大特徴!しつけのポイントとは


1)マンチカンの紹介

(1) 原産地

マンチカンはイギリスやアメリカを原産地とする突然変異から生まれた猫の種類です。足が短いことが特長であるため、「短足猫」と呼ばれることもあります。

(2) 平均体高・平均体重

マンチカンの平均体高は16センチメートルから20センチメートルくらいです。平均体重は3キログラムから5キログラムくらいです。オスとメスで平均体高と平均体重に差はありません。

(3) 歴史・名前のルーツ

マンチカンの様に突然変異で足が短くなったといわれる猫は、1894年のイギリスや1953年の時ロシアなどで、その存在が報告されていました。

その後1983年にアメリカのルイジアナ州で、突然変異により足が短くなった猫が発見されたことをきっかけに育種が始まり、1995年に新種として認定されました。マンチカンという名前は、「オズの魔法使い」に登場するヨチヨチと歩く小人にちなんで付けられました。

(4) 気をつける病気

・椎間板ヘルニア

マンチカンは足が短いという特徴を持っています。そのため足に負担がかかりやすく、足が体重を支えきれないと椎間板ヘルニアになってしまいます。椎間板ヘルニアになると、背骨の間にある椎間板がつぶれて、変形してしまっている状態になります。椎間板ヘルニアを発症すると激しい痛みを伴うため、それまで元気に動いていたマンチカンが、急に動かなくなっていまいます。

・毛球症

猫は自分の毛を舐めて毛繕いしますが、その時に毛を飲み込んでしまいます。飲み込んだ毛は通常は上手く排出するのですが、何らかの原因で毛が排出されず、体内で毛球が大きくなって消化器官に溜まってしまう状態を毛球症と言います。毛球状態をになると、急に食欲がなくなったり、便秘になったりします。特にロングヘアーのマンチカンで注意が必要です。

・外耳炎

垂れ耳や折れ耳のマンチカンは、耳の病気になりやすい遺伝子を持っていると言われています。そのために、外耳炎に注意が必要です。外耳炎になると、耳を柱にこすりつけたり、後ろ足でかいたりと、耳を痒がる様になります。

(5) 平均寿命

マンチカンの平均寿命は10年から13年くらいです。中には15年以上生きる場合もあります。

2)マンチカンの性格の3大特徴

(1)好奇心旺盛

マンチカンは好奇心旺盛な性格を持っています。そのためじっとしておらず、あちこち活発に動き回りたがります。

(2)人なつっこい

マンチカンは他の猫とは比べものにならないくらい、人なつっこい性格をしてます。飼い主に対してはくっつき、べたべたと甘えたがります。また社交的な性格をしているため、多頭飼いにも適しています。

(3)臆病

マンチカンは臆病な性格を持っています。そのためしつけの際に強く怒りすぎると、恐怖心を抱いてしまいます。常に優しく接するように心がけましょう。

※マンチカンは好奇心旺盛で活発的な猫ですが、穏やかで優しい性格をしています。その性格はオスとメスを比べた場合に、オスの方が顕著です。オスの方が穏やかで接しやすいと言われています。

Kitty giving its paw to cheer up

3)マンチカンの4つのタイプ

マンチカンは純血種とともに、他の猫種との交配により生まれたマンチカンミックスと呼ばれるものもおり、様々な個性的なタイプが存在します。

(1)純血種

マンチカンは純血種でも毛の長さや、体の大きさ、そして特徴である足の長さまで様々な種類があります。毛色もホワイト、レッド、ブラック&ホワイト、ブルーミンクなどバラエティーに富んでいます。実は短い足のマンチカン同士の交配は、遺伝的な病気を発症する可能性が高くなることから認められておらず、短い足と長い足のマンチカンで交配させます。

(2)メヌエット

マンチカンとペルシャとのミックスです。短い足と、長い毛が特徴で、綿菓子のようなフワフワもこもことした外見が特徴です。

(3)キンカロー

マンチカンとアメリカンカールのミックスです。短い足と、カールした耳が特徴になります。

(4)スクークム

マンチカンとラパーマのミックスです。柔らかくカールした毛並みが特徴です。ブラッシングは丁寧にするようにしましょう。

4)マンチカンを飼う人に向いているポイントとは?

(1)優しく接することができる

マンチカンは人なつっこい性格です。ほったらかしにせず、時間を取ってコミュニケーションを取れる人が向いています。なお体の構造上、椎間板ヘルニアを発症したいため、優しく接することを心がけましょう。

(2)きちんと世話ができる

マンチカンは清潔な環境を好みます。また小さい体に短い足をしているため、マンチカンを飼う部屋の中もケガをしないようにきちんと片付けた状態にしましょう。マンチカンが快適に暮らせる環境を保てるようにし、きちんと世話ができる人が向いています。

(3)狭い部屋でも大丈夫

マンチカンは体が小さいため、その飼育には大きな部屋を必要としません。そのため、部屋が狭くて大きなペットを飼えない人にも向いていると言えます。

woman with cat and doctor at vet clinic

5)マンチカンのしつけの3つの重要ポイント

(1)強く叱らない

マンチカンは臆病な性格をしています。強く叱ると飼い主を敵だと勘違いしてしまうことがあります。叱るときでも優しく声を掛け、軽く鼻先を弾く程度にしましょう。

(2)無理なしつけをしない

マンチカンは人なつっこいとは言っても猫です。飼い主をボスとして認識するわけではありません。無理なしつけはせず、パートナーとして接するようにしましょう。

(3)トイレはキレイに

マンチカンはキレイ好きな猫です。トイレが汚れていると、その場所を嫌ってトイレで排泄をしなくなります。トイレは常に清潔な状態にしておきましょう。

6)マンチカンを飼育する場合に特に気をつける3つのこと

(1)肥満

マンチカンは足が短いため、体の構造上どうしても足に負担がかかってしまいます。特に体重が増えてしまうと、足にかかる負担も大きくなってしまうため、肥満にならないよう気をつけましょう。

(2)コミュニケーション

マンチカンは甘えん坊な性格のため、愛情たっぷりとコミュニケーションを取ることを心がけましょう。コミュニケーションが少ないと、ストレスを溜めてしまいます。

(3)病気

マンチカンは、体の小さい猫です。そのため、病気になってしまった際の抵抗力は体の大きな猫に比べると弱いと言えます。マンチカンにいつもと違う様子がある場合には、すぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。

7)マンチカンを飼う魅力とは

マンチカンを飼う一番の魅力は、その愛らしい姿です。小さい姿でよちよちと歩く様子を見るだけで癒やされてしまいます。また穏やかな性格をしており、人間だけでなく他の猫にも優しいため、複数の猫を一緒に飼うことができます。更には賢くて聞き分けが良いため、外出時に留守番させるのも安心です。この様に、マンチカンは非常に飼いやすい猫種であることも魅力です。






今回のまとめ

1)マンチカンの紹介

2)マンチカンの性格の3大特徴

3)マンチカンの4つのタイプ

4)マンチカンを飼う人に向いている3つのポイント

5)マンチカンのしつけの3つの重要ポイント

6)マンチカンを飼育する場合に特に気をつける3つのこと

7)マンチカンを飼う魅力とは