ナマズ

ナマズは、まるで上からつぶしたような愛嬌のある顔をしています。昔から地震を察知するとされている身近な魚です。そのナマズを飼育する場合には、どんな事に注意すれば良いのでしょうか。ナマズを飼育するときのコツを知っておきましょう。






ナマズの飼育法を解説!飼育のコツ・給餌・注意点とは?


1)ナマズの紹介

(1)ナマズとは

ナマズとは、硬骨魚類の一種でナマズ目ナマズ科に属する肉食の淡水魚です。「マナマズ」、「ニホンナマズ」とも呼びます。神経質でデリケートな性格をしているため、暴れたり飛び跳ねることも多くあります。

(2)原産地・平均体長・平均体重

ナマズの原産地は日本や中国、朝鮮半島など東アジアの河川や湖沼に生息しています。平均体長は60センチメートルくらいまでになります。平均体重は2キログラムくらいとかなり重いです。

(3)名前のルーツ・簡潔な歴史とは

ナマズの名前の由来については諸説あります。代表的な由来には、ナマズの体にウロコが無く、ヌメヌメと滑らかな様子を表す「ナマ」という言葉と、泥底に住むという意味の「ズ」を合わせて「ナマズ」になったという説があります。日本では昔から食用として捕られてきました。中世以降は地震を起こす魚、地震を察しする魚とされ、浮世絵などの題材にされてきました。

(4)平均寿命 とは

ナマズの平均寿命は15年から20年くらいです。しかし、生息環境によっては数十年生き延びる例もあります。

2)種類の解説!ナマズの3つの代表的な種類と特徴とは

(1)マナマズ

北海道や沖縄を除く、日本全国の川や湖沼などに生息しています。また田畑の用水路に生息する場合もあります。ナマズという種類全般の特徴ですが、とても貪欲な食欲を持っています。魚、カニやエビ、貝、蛙など、凡そ目に付く生物を食べます。大きな体をゆったりと泳ぎ、上から押しつぶしたような顔とと長い口ヒゲを持っています。

(2)ビワコオオナマズ

ビワコオオナマズは、琵琶湖・淀川水系だけに生息しています。日本に住むナマズの中で最も大きい種類です。成長すると体長100センチメートル、体重20キログラムを超え、日本の淡水魚全体の中でも最大級の大きさになります。

(3)イワトコナマズ

イワトコナマズは琵琶湖と余呉湖だけに生息するナマズの種類です。他の日本のナマズのように泥底に生息せず、岩礁地帯に生息します。そのため琵琶湖では、岩礁が多い北部に多く生息しています。体色がやや黒ずんでおり、全身に黄褐色の斑紋を持つ特徴があります。

3)どんな人が向いている?飼育に適している人の3つの特徴

(1)大きな水槽を設置できる

ナマズは体長が60センチメートルくらいまで成長する大きな魚です。また、神経質でデリケートな性格のため、水槽の中で暴れたり飛び跳ねることも多くあります。更に貪欲な食欲を持っているため、複数匹を混永させることも好ましくありません。そのため、1つの水槽に1匹で飼育する事を前提として、大型の水槽を用意する必要があります。ナマズを飼うために大きな水槽を設置できる人が向いていると言えます。

(2)暗い部屋を用意できる

ナマズは夜行性の魚であるため、暗い環境を好みます。餌も暗い環境で無ければ食べない事があります。昼間でも薄暗くなるような環境を用意できなければ、ナマズにストレスが溜まってしまう可能性があります。そのためナマズの飼育環境として、暗い部屋を用意できる人が向いていると言えます。

(3)静かな場所で飼育できる

ナマズは神経質でデリケートな性格を持っています。そのため飼育環境は、人が頻繁に通ったり、大きな音がする環境は避けるべきです。騒がしい環境ではナマズにとって、大いにストレスを感じてしまいます。ナマズを静かな場所で飼育できる人が向いていると言えます。

水槽を見つめている女性

4)ナマズを飼う場合の初期費用と方法とは

マナマズは熱帯魚などを取り扱っているペットショップで購入できます。マナマズの値段は、10センチメートルの小型サイズが1,000円前後です。30センチメートルくらいの大きさになると3,000円前後の値段になります。このように大きさによって値段の違いはありますが、オスとメスとで値段の違いはありません。また、ビワコオオナマズやイワトコナマズは生息地域が限られていることもあり、一般的には流通しておらず入手は困難です。

5)グッズを整えよう!飼育に必要な3つのグッズ

(1)アクリル水槽

ナマズはアクリル水槽で飼育します。ガラス水槽で飼育すると、大きくなって水槽のガラス面にぶつかった際にガラスが割れてしまう恐れがあります。水槽の大きさは体長の3倍サイズくらいを用意しましょう。体長40センチメートルであれば120センチメートルサイズの水槽が適切です。

(2)濾過器

ナマズは肉食性で糞によって水質を汚しやすいため大型の濾過機を設置します。容量が大きい上部式濾過器を設置しましょう。

(3)身を隠すためのパイプ

ナマズは体を隠す場所があると安心します。そのためパイプ状の隠れ家を用意します。隠れ家の大きさは、体の半分以上が隠れるサイズを用意します。

6)給餌方法とは?ナマズの主な餌と正しい与え方

(1)人工餌

ナマズ用の人工餌が売られています。栄養バランスも考えられているため、人工餌をメインに与えます。

(2)肉類

ナマズは肉食性のため、肉類を与えても食べます。ハツやササミなどの鶏肉を適当な大きさにして、与えてください。ただし傷みやすいため、食べ残しはすぐに掃除するように気を付けてください。

(3)生餌

ナマズは個体によっては、生きた餌でなければ食べない場合があります。その場合は生餌を与えます。メダカや金魚などの小魚や蛙などを与えますが、食欲旺盛な場合には餌をやる頻度も、餌の費用的にも大変なものになりますので、できるだけ人工餌に馴れさせるようにしましょう。

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7)知っておこう・・ナマズに多い3種類の病気とは

(1)擦り傷

ナマズは神経質でデリケートな性格のため、暴れることがあります。暴れた際に、水槽の中に設置されているものに体をぶつけて、擦り傷を負ってしまうことがあります。擦り傷予防のためにも、水槽の中はなるべくシンプルにして、何も敷かないベアタンクというスタイルで飼育するようにしましょう。

(2)白点病

白点病はナマズの体が白い点で覆われてしまう病気です。病原虫の寄生が原因ですが、急激な温度変化やストレスによって発症します。発症した場合には、水槽内の水を交換し、0.5%のの塩水浴をすることで回復します。

(3)尾ぐされ病

尾ぐされ病は、尾びれが腐ったようにただれた状態になってしまう病気です。症状が悪化すると出血を伴います。痒さで暴れることもあります。発症した場合には、水替えをし、塩水浴をすることで症状の進行を止めることが出来ます。治療のためには薬浴を行う必要がありますが、ナマズは薬浴に弱いため動物病院に相談の上、ゆっくりと治療を行う必要があります。

8)要注意!飼育で特に注意すべきこととは?

(1)単独で飼育する

ナマズは貪欲な食欲を持っています。そのため、複数匹を一緒の水槽で飼育すると、共食いをしてしまう可能性があります。そのため、1つの水槽には1匹だけを入れて飼育するようにしましょう。

(2)なるべく刺激を与えない

ナマズは神経質でデリケートな性格をしています。刺激を与えると暴れてしまうこともあります。そのため、できるだけ静かで薄暗い、刺激の少ない場所で飼育するようにしましょう。

(3)水槽の中はシンプルに

ナマズは刺激を与えると水槽の中で暴れることがあります。その際、水槽の中に体を傷つけてしまうようなものがあると、ケガをしてしまいます。そのため、ナマズを飼育する水槽はできるだけシンプルにしましょう。

9)ここが楽しみ・・ナマズの飼育の魅力や喜びとは

ナマズを飼育する魅力は、何と言ってもその愛嬌のある姿を眺められることです。特にその顔は、独特の愛らしさがあり飼い主の心を癒やしてくれることでしょう。またナマズは丈夫な魚であるため、飼育しやすいということも魅力のひとつです。長寿でもあるため、愛情を注ぎ、長くかわいがりましょう。






今回のまとめ

1)ナマズの紹介

2)種類の解説!ナマズの3つの代表的な種類と特徴とは

3)どんな人が向いている?飼育に適している人の3つの特徴

4)ナマズを飼う場合の初期費用と方法とは

5)グッズを整えよう!飼育に必要な3つのグッズ

6)給餌方法とは?ナマズの主な餌と正しい与え方

7)知っておこう・・ナマズに多い3種類の病気とは

8)要注意!飼育で特に注意するべきとは?

9)ここが楽しみ・・ナマズの飼育の魅力や喜びとは