トイレで便をしている猫

可愛い愛猫の突然の下痢。体調不良なのか、はたまた大きな病気が隠れているのか不安になりますね。

猫ちゃんのために知っておきたい猫ちゃんの下痢について原因・対処法・日頃から気を付けたい事などをご紹介します。






猫の下痢の5大原因!症状・対処・治療方法とは


1)猫の下痢の2つの代表的症状

通常猫の便はお箸でつかめる程度の硬さ、指で押すとへこむ程度の水分を含んでいます。それが「便が何らかの原因で通常よりゆるくなってしまう、または水溶になってしまうことを下痢」と呼んでいます。

(1)大腸性の下痢と小腸性の下痢

急にお腹が痛くなり1度か2度下痢をして収まる、という下痢は大腸性の下痢です。しかし実は猫では極稀です。

猫で起こる下痢の大半が小腸性の下痢であるといわれています。

2、3日で収まるようなものは急性の小腸性の下痢となり、1週間以上続くようなものは慢性の小腸性の下痢であると分類されます。

(2)下痢以外のわかりやすい症状

・お腹が張っている

・トイレに行く回数が増える

・お腹からゴロゴロという音が聞こえる

・水を飲む量が増える

2)猫の下痢の5大原因とは

(1)食餌

便の中に未消化のものが残っているときは食べ過ぎや、食あたりでしょう。

・食餌を新しいものに変えた

・人間の食べ物を多く与えている

・アレルギー

などの原因が考えられます。

(2)感染症

ウイルス・細菌・寄生虫などの感染によって起こる下痢です。

・ウイルス:パルボウイルス・ネココロナウイルス

・細菌:サルモネラ・カンピロバクター

・寄生虫:コクシジウム・回虫・ジアルジア

以上に挙げたものが代表的なものです。

感染症の下痢の場合、飼い主さんが自ら見つけることは難しいです。下痢の他にも、嘔吐・食欲不振・元気がないなどの症状が見られます。

(3)異物の誤飲・誤食

おもちゃの破片、紐、ボタン、石など食餌でないものを飲み込んだことによる下痢です。この場合、嘔吐や激しい下痢、食欲不振などの症状が合わせて見られます。

(4)内臓疾患

胃腸以外の内臓の病気が原因で下痢が起こることがあります。消化酵素を出す膵臓の病気や、肝臓、腎臓の病気が考えられます。

(5)ストレス

環境の変化、運動不足、同居動物との相性などのストレスが原因による下痢です。引っ越しや新しい家族が増えることは猫にとって大きなストレスとなることがあります。

veterinary inspection

3)猫の下痢への2つの対処方法

(1)下痢・猫の様子を観察する

まずは猫の様子を観察しましょう。元気があるか、食餌はとれているか、下痢の頻度、便は何色か、便の柔らかさはどのくらいか。

観察した様子を獣医師に伝えることはとても重要です。また、下痢はすぐに捨ててしまわず、ビニール袋などに入れて動物病院へ持参できるように保管しましょう。

その際トキソプラズマなどは人間に感染する恐れがあります、念のため手袋などを着用するとよいでしょう。

(2)動物病院へ連れていく

猫の下痢は時として脱水症状などを引き起こし命に関わることもあります。一度の下痢だけで元気そうな時以外は自己判断で様子を見ることはやめたほうがいいです。

猫の様子をメモし、猫を安全なキャリーなどに入れてあげ、下痢便を一緒に持ち動物病院を受診しましょう。

下痢をしたことによって今すぐ命にかかわるということは極稀ではありますが、下痢はジワリジワリと猫の体力を奪っていきます。早めの動物病院の受診を心がけましょう。

4)猫の下痢が続く場合にすべき3つの検査方法

(1)糞便検査

便の色・硬さ・匂い・顕微鏡を使用した細菌のバランス・寄生虫検査を行います。使用する便はできるだけ新しいものが理想的ですが、どうしても取れなかった場合は病院でお尻から採取することもあります。

費用は1000円ほどが一般的です。

(2)血液検査

血液からどんなウイルスに感染しているか、今身体の中がどんな状態なのか異常を発見することができます。費用は検査によって様々ですが、10000~20000円前後を想定しておくとよいでしょう。

(3)X線検査

異物の誤飲誤食や、内臓疾患を疑ったときにこの検査を受けます。X線検査を受けることで内臓を一目で観察することができます。これと併せてエコー検査をすることもあります。

費用は5000円ほどが一般的です。かかりつけの動物病院へ行って相談しましょう。

Veterinary doctor pet checkup with stethoscope in clinic

5)猫の下痢が続く場合にすべき4つの治療方法

下痢の原因が特定できたらそれぞれの原因に合わせた治療を行います。食餌が原因だった場合は、種類を変えることや、もとのフードに戻してあげるなどの方法があります。

しかし下記に挙げた下痢は動物病院に頼らず治すことは難しいです。獣医師の指示にしたがいましょう。

(1)感染症の治療

・ウイルス性:重度では点滴などで脱水を防ぎ、発熱を伴う場合解熱剤を飲ませてあげる、整腸剤をあげるなどの対症療法で終息をまちます。

・細菌性:抗生物質などの投薬治療、脱水を防ぐ治療をします。

・寄生虫性:虫下しをします。虫下しの薬を飲ませることによりあっという間に回復します。

(2)異物の除去

異物の大きさや性質によりますが、小さい飲み込んだばかりのものは吐き出させます。どうしても便として出せない場合は外科的に手術で取り除かなければならないことがあります。

(3)内臓疾患の治療

病気に合わせて、投薬治療、時には手術を行います。

(4)ストレスを取り除く

できるだけ猫のストレスを取り除いてあげることが重要です。室温などの環境にも気を配ってあげましょう。猫は静かであたたかいところを好みます。

6)猫の下痢への4つの予防ポイント

(1)食餌に気を付ける

人間の食べているものをやたらに与えない、フードを変えるときには今までのものと合わせて徐々に変えていくなどちょっとしたことで予防につながります。

(2)予防接種を受ける

感染症のほとんどはワクチンで予防することができます。下痢につながるウイルスだけでなく様々な感染症を予防することができます。毎年1度接種しましょう。

(3)適度な運動をさせる

運動不足は猫にとってストレスです。高齢や病気である場合以外たくさん遊んであげましょう。

(4)定期検査を受ける

内臓疾患は目でみて見つけることは難しいです。1年や2年に1度程度猫も動物病院で定期検査を受けましょう。

最近では10000円前後でペットドックという健康診断を行っている動物病院が増えているようです。






今回のまとめ

1)猫の下痢の2つの代表的症状

2)猫の下痢の5大原因とは

3)猫の下痢への2つの対処方法

4)猫の下痢が続く場合にすべき3つの検査方法

5)猫の下痢が続く場合にすべき4つの治療方法

6)猫の下痢への4つの予防ポインとは