病院で検査を受ける猫

猫を飼育するにあたって、まず初めに考えるのが避妊手術だと思います。避妊手術には様々なメリットがありますが、避妊手術前や後の接し方や、避妊手術にかかる費用も気になる所です。

今回は猫の避妊手術の費用や手術前の準備、手術後の生活、接し方などをご紹介します。






猫の避妊手術の解説!費用・準備・手術前の生活


1)猫の避妊手術の4つの特徴

(1)病気の予防

猫の避妊手術は、様々な病気を予防する事ができます。特に避妊手術をしていない猫は「乳がん」にかかる確率が非常に高く、

避妊手術を受けている猫比べると「約7倍」も乳がんになる可能性が高くなると言われています。

(2)ストレスを軽減する

欲求不満によるストレスを軽減することができます。

(3)望まれない妊娠を避ける

日本では1年間で「約10万匹以上」の猫が殺処分されています。飼い主の都合で「飼えなくなった」などと殺処分を希望する方もいます。

殺処分を1匹でも減らす為に、妊娠を望まないのであれば必ず避妊手術をしてあげてください。

(4)発情による問題行動の予防

発情期を迎えると、朝夜関係なく高い声で泣き叫んだり、腰を高く上げたりします。避妊手術をすることによって、これらの問題行動をなくす事ができます。

2)猫の避妊手術の費用の解説

(1)手術前検診

避妊手術の約1週間前に、必ず手術前の検診を行います。「体重」や「血液検査」などを行いますので、「2500円~4000円」程度かかります。

(2)手術費用

手術費用の目安は、病院にもよりますが「20000円~25000円」程になります。手術を受ける前に、色々な病院に費用を聞いてみるのも良いと思います。

(3)入院

メスの場合は、お腹を切開しますので病院によっては2日~3日程度の入院をする場合があります。費用は、ほとんどの場合手術費と込みです。

3)猫の避妊手術の6つのステップ

(1)手術前検診

手術の際の麻酔をかけても問題がないかどうかの確認の為に、血液検査などを行います。

(2)手術部位の毛を剃り、しっかりと消毒

菌などが入らないよう、清潔な状態にします。

(3)麻酔

その子に合わせて、少量づつ様子を見ながら麻酔を投与します。

(4)呼吸回数の調整

麻酔が効いたら、人工呼吸器に接続します。「1回の呼吸量」、「呼吸回数」の調整を行います。

(5)皮膚を手術用の消毒薬で消毒

仰向けの状態にし、手術部位を手術用の消毒薬で消毒します。

(6)手術

全ての準備が整ったら、手術に入ります。まず初めに、皮膚のみの切開をします。次に、レーザーメスで皮膚と皮下脂肪の切開をし、卵巣、子宮の切断を行っていきます。

出血がないかの確認をし、問題なければ閉腹処置をします。最後に、絆創膏などで傷口を保護をして終了になります。

しばらく病院でお預かりし、退院可能かどうかをしっかりと観察します。退院可能であれば、当日にお迎えする事ができます。

Veterinary by listening to a cat

4)猫の避妊手術前の過ごし方の3つのポイント

(1)絶食

避妊手術1日前の晩からは、絶食をしなければなりません。避妊手術をする際に全身麻酔をしますので、お腹に食べ物が残っていると逆流してしまい、窒息の可能性があり大変危険なのです。

可哀想ではありますが、必ず絶食をしましょう。もし、食べてしまった場合は手術日が延期になってしまうのがほとんどです。

(2)水も飲ませてはいけない

避妊手術当日の朝から水も飲ませてはいけません。手術をする時までに、お腹の中を空っぽにしておかなければいけません。

(3)いつも通り

避妊手術を受ける猫にとっては、知らない所に連れて行かれ、何をされるのか不安でしかありません。いつも通りに接してあげましょう。

5)猫の避妊手術後の必要な費用

(1)通院

避妊手術後から5日~10日で抜糸をします。抜糸を必要ではない病院もありますが、必要な場合は「2000円前後」でしょう。

(2)

メスの場合は、手術後に抗生剤などの薬を処方される場合があります。こちらも、ほとんどの場合手術代に含まれています。

6)猫の避妊手術後の2つの接し方の注意点

(1)抱っこの仕方

抜糸をするまでは、なるべく抱っこはしないほうがよいでしょう。どうしても抱っこしなければならない場合は、傷口に触れないように注意してください。

(2)なでる時など

基本的には、傷口を触らなければ問題ありません。病院でのストレスもありますので、沢山甘えさせてあげてください。

Ragdoll blue point two little kittens

7)猫の避妊手術後の2つの食事のポイント

(1)フード

基本的には、いつも食べていたフードでも問題ないのですが、避妊手術をすると「ホルモンバランス」が崩れてしまう為、太りやすく

なってしまいます。ですので、高カロリーや高たんぱく質の餌を避けた方がよいでしょう。現在は、避妊手術後用のドライフードも販売

されていますので、オススメです。

(2)食欲不振

猫によっては、食欲不振になる場合もあります。原因は「麻酔がまだ抜けきっていない」場合や「薬の影響」などがあります。ほとんどの場合は、

時間がたてば食べてくれるようになりますが、食欲不振が続く場合は「病気」の可能性がありますので、すぐに獣医に相談した方がよいでしょう。

8)猫の避妊手術後の回復までの期間と飼い主の心構え

(1)回復までの期間

ほとんどの場合、避妊手術から10日前後で抜糸があると思います。それまでには傷も綺麗になっているでしょう。猫によっては、

傷口を舐めてしまう子もいて、「エリザベスカラー」を付ける場合もあります。しかし、エリザベスカラーはとてもストレスになります

ので、付けない方が良いと思います。

(2)心構え

避妊手術から帰ってきたときは、まだ麻酔が抜けきっていない状態でグッタリしていると思いますが、次の日になるといつも通りに元気

になっていると思います。傷口も痛々しいとは思いますが、沢山甘えさせてあげてください。






今回のまとめ

1)猫の避妊手術とは

2)猫の避妊手術の費用の解説

3)猫の避妊手術の6つのステップ

4)猫の避妊手術前の過ごし方の3つのポイント

5)猫の避妊手術後の必要な費用とは

6)猫の避妊手術後の2つの接し方の注意点

7)猫の避妊手術後の2つの食事のポイント

8)猫の避妊手術後の回復までの期間と飼い主の心構え