病院で診察を受ける猫

去勢というのは、動物と暮らす上で近所の人や周りの猫との友好的な関係を築くために大切なことだと言えます。

特に猫の場合は、基本的に自由に暮らしているため何が起きるかわからないため、猫の去勢とは特に重要なこととなっています。今回は猫の去勢後の生活の注意点や重要事項をお伝えします。






猫の去勢後の4つの注意点!生活習慣の変化とは


1) 猫の去勢後の体調状態

(1)去勢手術の日数

猫の去勢は、基本的に日帰りから1日程度で手術は終え、抜糸などをする際には1週間後に病院へ行き、その先1週間の入浴が禁止されます。

このように、大きく生活習慣に影響される手術はされませんので、体調状態にも大きくは影響しないと考えてよいかと思われます。

(2)考えられる危険性

しかし、どのような手術であれ一時的に動物は抵抗力と免疫力が低下してしまうため、術後の接触の仕方には気をつけてあげることをオススメします。

抵抗力が低下していくと、その他の感染症になる恐れがあり初期症状として、『餌を食べなくなり吐く』などの症状がある場合は、去勢手術を受けたところとは別の病院へ行き早急に治療を行わなければ、衰弱死の恐れがありますので、お気をつけください。

(3)家に帰った時

去勢手術後の猫を迎え入れる時には、生殖器が存在しない猫になって戻ってくるため、オス猫の場合はマーキング行為や他の猫との争う本能が薄れていきます。

これは、ホルモンバランスが整うことにより起こる現象でオス猫はメスの習性にメス猫はオス猫の習性に若干近づいていきます。

以前と対応の仕方に戸惑うかもしれませんが、何事もなかったように接してあげることをオススメします。

2) 猫の去勢後の接し方の注意

(1)傷ついている猫のために

去勢後の猫は、荒っぽい性格だった雄が大人しくなることが特徴として現れるなどします。

また、去勢手術後の猫は肉体的・精神的にかなりのダメージを受けていることがあり、飼い主の膝の上で眠るなどの行動を行うようになります。

その際には、傷を癒してあげるイメージで可愛がってあげてください。

(2)無理やり連れ出すことなどは禁物

去勢手術後は猫自身、デリケートになっていますので部屋の隅などに隠れるようにして佇むことがあります。

その際は、精神的なダメージが大きいため落ち着いて無理やり引きずり出すなどはせず近くに餌を置くなどして様子を見つつ、放っておくことをオススメします。

3) 猫の去勢後の食事のポイント

(1)食事での注意点

去勢手術後の猫に対して、ご飯はとてもデリケートな問題となっています。

手術は、下半身に存在する生殖のための臓器を摘出しているので胃などが傷ついていたり、もしくは猫自身のトラウマとなっている精神的な問題があるために餌を与えても吐いてしまうことがあります。

食事は、一度にたくさんの量ではなく1日6回の少量ずつで与えることが望ましいです。

いくら猫が欲しがったとしても、体に負担をかけることになるのでゆっくりとした食事の時間を確保して無理をさせない食事をさせてあげましょう。

(2)食欲不振が続く際の対処法

先述したように、餌を吐いてしまうのであれば食べる意思があるためにゆっくりと対応していけば、以前のように食事を普通通りに行うようになります。

しかし、食欲不振が起こり餌を食べなくなってしまうことが危険な状態です。そのような場合は、獣医師に診せて点滴などの応急処置とアドバイスを聞くことをオススメします。

また、食欲不振は去勢後のメス猫に多く、理由としては『メス猫の去勢手術は、お腹を開いて行うため』とされています。

この場合は、深く強い麻酔をかけることが多いので猫への身体的・精神的なダメージが多いとされているため、様子を見ながら少量ずつの食事を多く与えることをオススメします。

Veterinary by listening to a cat

4) 猫の去勢後の生活習慣

(1) トイレ習慣

猫が去勢後の悩みの種になることとして挙げられるトイレについてご紹介させていただきます。具体的には、尿管結石となる恐れがあり処置が遅れた際には死に至ることもあるため気をつけなければなりません。

猫は基本的に尿管が狭く、尿が濃いこともあり尿管にカルシウムなどが固まってできた欠席が詰まって排出障害が出てしまいます。

水やぬるま湯を用意して、頻繁に飲むのを確認して挙げましょう。

また、去勢前にある尿を場所に飛ばすスプレーと呼ばれるなわばり本能がなくなるため、それに伴って雄猫は大人しい性格になりやすいです。

トイレは、所定の場所を決めて覚えさせるまでは部屋を隔離して見守ってあげる方法をオススメします。

(2) 睡眠習慣

猫の基本的な睡眠時間は、16時間ほどとされています。その間には、人間同様、深い眠りの『レム睡眠』と浅めの眠りの『ノンレム睡眠』が周期的にあります。

しかし、去勢前には発情期とともに夜鳴きが激しい時期がありますが、去勢後は生殖本能自体が無くなっているため、夜鳴きが激しくなることも無くなります。

睡眠は、去勢直後だと痛みにより眠ることが出来ない子もいますが、きちんとお世話をしてあげることで改善されるため、根気よくお世話をしていきましょう。

5) 猫の去勢後の回復期間

(1)耳の裏を確認

去勢手術は、猫にとって精神的・身体的なダメージが大きいですが、術後2日以内で元気に走り回るなどの行動を取るようになります。

しかし、それ以降も元気がない場合は耳の裏の温度を確認してあまりにも熱いのであれば発熱をしているため、気をつけなければなりません。

(2)専門の獣医の判断に

病院によっては、1週間程度の入浴など傷口が着水することを禁止するところもあるため、その際は、獣医と相談の上軽いブラッシングのようなケアをしてあげることをオススメします。

(3)通院の場合もある

最近では、医療も発達しているため抜糸などがない場合が殆どですが病院によっては1週間おきの通院が言い渡されることがありますので、その際は獣医の判断通りきちんと病院に連れて行ってあげてください。命に関わることもあるためです。

6) 体調が思わしくない場合にすべき行動

(1) 術後の服薬

術後には、傷の化膿などを防ぐための薬を摂取させるように言われることが多いです。当然ながら、薬が体に合わない場合がありますのでその際には、獣医に相談をしてください。

副作用などにより、元気のない様子や下痢をし続けるなどの行動が見られることがありますので、排泄に関しては特に注目して3日以上、下痢を続けて飲食をしないという場合は、すぐにでも動物病院に駆け込みましょう。

(2) 麻酔からの覚醒

去勢手術自体は、時間のかかるものでもありませんがその際に必要とする麻酔が猫の体調を一時的に悪くすることがあります。

また、麻酔から醒めてもしばらくは元気のない状態が続きます。

去勢手術は日帰りが多いのですが、引き取る際に身体の動きが鈍くなっている状態が続いているため、家に帰る途中でおもらしをしてしまうことがありますが、優しい対応をしてあげてください。

麻酔は約1日かけて抜けていきますので、3日間以上下痢や飲食を拒む場合には点滴などの処置が必要となりますので、動物病院に駆け込むことをオススメします。

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7)猫の去勢後の飼い主の心構え

(1)今まで通りの生活

猫が去勢する適齢期としては、2か月から8か月の間となっています。

このころはまだ子猫と呼ばれるサイズですので、まだトイレなどのしつけが行きとおってないかと思われます。

去勢手術が済んだ後には、しばらくの間リハビリ生活として根気よくお世話をしてあげることが大切ですが、きちんとご飯などを食べるようになったらお部屋を別にするなどしてトイレの仕方をしつけてあげましょう。

何事もなかったように、平和な顔を見せていると猫も安心して生活をすることが出来ます。

(2)双方の認識を把握しておく

去勢手術のメリットとデメリットについてご紹介させていただきます。動物の去勢手術に関しましては、人により様々な意見がありますので、きちんと猫のことを考えるきっかけになるように祈っています。

<考えられるメリット>

・引き取り手のない猫を減少させることができる。

これは、野良猫となり保健所での殺処分対象になる不幸な猫を抑制する効果を持ちます。

・性感染症のリスクを減らすことができる。

これは、性行為の際に猫の性感染症を予防し長生きさせることにつながります。

<考えられるデメリット>

・全身麻酔によるショック死

これは、猫だけに限らず人間にも起こりうることとなっています。

全身麻酔は、猫に手術の直接的なダメージを防ぐことにつながることは確かですが、身体の神経を衰弱させることで神経系だけではなく臓器系の障害を負わせることもあることを知っておいてください。

・繁殖ができなくなる。

これは、先述した引き取り手のない猫を減少させることにつながるということの反対のことではありますが、猫に家族を増やしてあげたいと考えるときには去勢手術によってできなくなります。

室内で飼っていて、近隣住民に迷惑をかけないということであれば、去勢手術を獣医さんの方も勧めていない場合が多いです。

このように、メリットとデメリットを調査して獣医さんとの相談の上去勢手術を行うか否かを決めることをオススメします。猫の一生を左右することですので、じっくり考える機会にしてみることをオススメします。






今回のまとめ

1)猫の去勢後の体調状態

2)猫の去勢後の接し方の注意

3)猫の去勢後の食事のポイント

4)猫の去勢後の生活習慣

5)猫の去勢後の回復期間

6)体調が思わしくない場合にすべき行動

7)猫の去勢後の飼い主の心構え