診察を受ける猫

今人気のある「猫」。キャッツアイという宝石のように、猫の目はいつも輝いています。美しい猫の目が病気になってしまうと大変です。

今回は、猫の目の病気の原因・病状・対処方法・予防方法についてお伝えします。






猫の目の病気の6大原因!症状・対処・予防方法


1)猫の目の病気の3つの種類と症状

(1)結膜炎

瞼に近い結膜(しろめ)に炎症を起こした状態です。涙や、目やに、瞼の周りが赤く腫れあがることもあります。

(2)角膜炎

角膜(くろめ)部分に炎症を起こした状態です。涙や、目やにが出たり、瞼が腫れ上がることもあります。

(3)緑内障

眼圧の異常によるもので眼圧が高くなって視神経を圧迫し視野が狭くなってしまいます。目が飛び出した状態に見えます。放置すると失明することがありますので早期治療が必要です。

2)猫の目が病気かどうかの8つのチェック項目

(1)左右の目の色や瞳孔の大きさなどが違う。

(2)目やにや涙が大量に出ている。

(3)瞼が腫れ上がっている

(4)光が眩しがる

(5)痒がる

(6)眼球の色が変わっている

(7)物や壁にぶつかる

(8)半分閉じて薄目になっていたり完全に瞑っている。

3)猫の目の病気の6大原因

(1)外傷や刺激によるもの

ほこりや異物、事故や喧嘩などにより角膜を傷つけることがあります。煙やシャンプー混入などでも傷つけることがあります。

(2)ウイルスや細菌などの感染によるもの

皮膚炎があり前足で目を擦る事により感染することがあります。

(3)アレルギー

花粉や空中浮遊物(家庭用エアゾールなどのスプレー)が猫にアレルギー反応を起こすことがあります。

(4)眼圧の異常

ほかの病気などが引き金になり眼圧が上昇することがあります。

(5)先天性なもの

生まれた時に機能異常があることがあります。

(6)内科的な病気によるもの

糖尿病などの代謝性疾患、子猫時代の栄養不良などでも目に異常が起こる場合があります。

Veterinary doctor pet checkup with stethoscope in clinic

4)猫の目の病気への3つの対処方法

(1)目やになどがあれば指ではなく脱脂綿等で濡らして

目に触れないように優しく取り除きます(片目ごとに脱脂綿を変えましょう)。

(2)素人判断せずに獣医師に診察・相談しましょう

(3)喧嘩などで傷ができている場合は早めに獣医師の診断を受けましょう。

5)猫の目の病気への5つの検査方法

動物病院で眼科専門医もいらっしゃる場合もあります。

(1)視覚機能検査

「眩目反射」「威嚇瞬き反応」「瞳孔の対光反射」「綿球落下試験」をします。

(2)シルマー涙液検査

ろ紙片を瞼と目の間に挟んで涙液量を測定します。

(3)散瞳検査

散瞳材を使用して瞳孔を開かせた状態で行う検査です。点眼後30分程度で瞳孔が開き、通常6~8時間散瞳効果が持続します。

(4)超音波検査

眼の内部を観察する検査です。

(5)眼底検査

眼の一番奥にある網膜や視神経乳頭の異常を観察するための検査です。費用は病院によってまちまちですが3000~5000円位です。

Veterinary clinic

6)猫の目の病気への6つの治療方法

(1)洗眼

(2)点眼薬

(3)ワクチン

(4)投薬

(5)注射

(6)手術

上記の6つの治療法があります。

・結膜炎

洗眼した後、抗生物質の点眼薬を1日に5~6回点眼します。ウイルス性の場合は眼だけの症状だけではなく全身の症状の緩和を第一に行います。

その他の場合は処方の目薬と同時に内服薬を服用することで簡単に治ります。いずれの場合も市販の動物用の目薬は使用しないほうがいいです。

家では乾いた清潔なガーゼやティッシュなどで涙や目やにを小まめにふき取る程度にしておいたほうがいいでしょう。

・角膜炎

点眼薬による治療が一般的です。軽い場合は点眼薬、注射、内服などですみますが、悪化した場合は角膜手術が必要な場合があります。

角膜の傷は悪化することが早く、治療が遅れると完治が難しいので、早期に治療することが大切です。目やにや目の周りの汚れは気づいたらすぐに取るようにします。

人間用の目薬は使用しないようにしましょう。

・緑内障

眼圧を下げる治療として内服や点眼薬による内科的治療を行います。眼房水を目の別の部位に排泄させたり、眼房水の産生量を減らしたりする手術を行う外科的治療があります。

すでに失明している場合で、上記の治療法で痛みを抑えられない場合は、眼球摘出手術を行って、義眼を挿入したりする方法がとられることもあります。

治療中は猫が目を擦って悪化させないようにエリザベスカラーなどを装着するといいでしょう。

7)猫の目の病気への日常からできる5つの予防ポイント

(1)白目が充血していないかどうか

(2)涙や目やにが多くないかどうか

(3)目が白く濁っていないかどうか

(4)目をこすってないかどうか

(5)光を眩しがってないか

上記のチェックポイントを普段から気を付けてスキンシップやグルーミング、遊ぶ際などによく観察して早期に見つけてあげましょう。そして、早く動物病院で獣医師の診察を受けましょう。






今回のまとめ

1)猫の目の病気の3つの種類と症状

2)猫の目が病気かどうかの8つのチェック項目

3)猫の目のの6大原因

4)猫の病気への3つの対処方法

5)猫の病気への5つの検査方法

6)猫の目の病気への6つの治療方法

7)猫の目の病気への日常からできる5つの予防ポイント