ブラッシングをしている猫

猫の毛には色々な役割があります。猫には性質の違うガードヘア、オーンヘア、ダウンヘアという3種類の毛が生えていますが、なぜ毛は抜けてしまうのでしょうか、ブラッシングなどのケアは必要なのでしょうか。今回はそんな猫の抜け毛について詳しくご紹介します。






猫の抜け毛への3つの対処方法!考えられる病気とは


1)猫の抜け毛の2大原因とその時期とは

(1)換毛期

猫の毛が伸びる速さは1週間で2ミリほどといわれています。毛も成長期を過ぎると伸びるスピードも遅くなり、やがて止まります。

成長のとまった毛の毛根はすでに組織から分離していて、その下から新しい毛が生えてきて古い毛が押し出されて抜ける仕組みになっています。猫の毛は毎日少しずつ抜けますが、その抜け毛が一時的に多くなる時期が、年に2回あります。換毛期と呼ばれていて、冬毛から夏毛に、夏毛から冬毛に変わるために、春と夏に起こります。

(2)病気

抜け毛の原因が皮膚病などの病気であることがあります。

2)猫の抜け毛へ自宅でできる3つの対処方法とは

(1)ブラッシング

日ごろがらブラッシングをすることで抜け毛が部屋中にちらかることを防ぐことができます。長毛の猫なら毛玉などを作らない様にスリッカーやブラシを使用して毛並みに沿ってブラッシングしてあげましょう。

(2)シャンプー

猫は体臭もほとんどなく、いつも毛づくろいをして体や毛を清潔にしているのでシャンプーはあまり必要ないと言われていますが、抜け毛の対処方法としてはとても有効です。短毛種なら換毛期に合わせて年に2回、長毛種や毛が密に生えている種なら月に1回ほどシャンプーして抜け毛を取り除いてあげると毎日の抜け毛の量は激減します。

(3)空気清浄機を使用する

猫の毛は軽いため空気中を浮遊します。そのため床の掃除をしても部屋中を待ってしまうのです。そこで有効なのが空気清浄機です。空気中に舞う毛をよく吸い込んでくれるでしょう。

3)抜け毛対策に活用出来るグッズとは

(1)猫用シャンプー

抜け毛の対策にぴったりなのは猫用のシャンプーです。安易に人用のシャンプーを使用すると皮膚炎を起こしてしまう恐れがあります。必ず猫用を使用しましょう。シャンプーをすることでかなりの量の毛を取り除くことができます。

(2)スリッカー・コーム・ブラシ

猫の毛を抜ける前にキャッチしてくれるのがこれらのブラッシングの道具です。スリッカーは毛並みを整えるだけにとどまらず、毛玉の除去にも有効です。コームは長毛の猫にぴったりです。ブラシは柔らかい毛のものを選ぶと良いでしょう。それぞれ猫に合わせて使用しましょう。

(3)濡れタオル

よく絞った濡れタオルで猫を拭いてあげると余計な毛がタオルについてごっそりとれます。いらなくなったタオルなどを使用すると良いでしょう。

じゃれている2匹の猫

4)猫の抜け毛への掃除の3つのコツとは

(1)掃除機の前に、シュッとスプレーをして雑巾掛け

猫の毛はとても軽く空気中に舞いやすいのが特徴です。そのため、水や床用除菌剤などを少し巻いて、雑巾やクイックルワイパーなどでふき取ると空気中に舞い散る量が最小限にとどめられます。拭き取ったのちに掃除機をかけると良いでしょう。

(2)ハンディーモップ

柔らかい素材でできたハンディーモップなどで電化製品の回りなどを優しく掃除するとハンディーモップに毛が絡みついて効率よく掃除できます。

(3)空気清浄機

空気中に舞い散った猫の毛を空気清浄機が吸い込んでくれます。実際の広さよりも少し広めな部屋に対応した空気清浄機を使用するとより効率的です。

5)抜け毛とどのような症状が現れると病気を疑うべきか

(1)皮膚が赤くなる

(2)痒みがある

(3)脱毛が対症的にみられる

(4)脱毛の範囲が広い

以上の様な症状がみられる場合病気の可能性があります。

6)猫の抜け毛が続く場合に考えられる4種類の病気とは

(1)ノミアレルギー性皮膚炎

ノミの唾液中のタンパク質などに反応してアレルギー性の皮膚炎のおこる病気です。痒みがとても強いことが特徴で、首、背中、お尻などに脱毛やぶつぶつがみられます。

(2)猫のニキビダニ症

猫のニキビダニ症は毛穴の中に猫ニキビダニというダニが寄生することが原因で皮膚炎がおこる病気です。頭や顔の周辺や首などに皮膚炎がおこるのが特徴で、かゆみの程度はその猫により様々です。また皮膚炎だけでなく、耳に寄生して外耳炎をおこすこともあります。

(3)猫の皮膚糸状菌症

皮膚糸状菌症は、皮膚糸状菌という真菌に感染することが原因で、脱毛やフケ、かさぶたなどの症状が起こる病気です。糸状菌症になると、顔や耳、四肢などに円形の脱毛ができその周辺にフケなどがみられます。かゆみの程度は様々で疥癬ほどかゆくはない様です。また免疫力が低下している猫にかかりやすいと言われています。

(4)クッシング症候群

クッシング症候群は、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることで起こる病気です。左右対称の脱毛がみられたり、食欲がましたり、多飲多尿、お腹が膨れる、皮膚が薄くなるといった症状がみられます。犬と比べて猫ではすくないといわれています。命にかかわる恐れは低いといわれていますが、注意が必要です。

Veterinary doctor with british cat in clinic

7)猫の抜け毛へ専門家でできる対処方法

(1)ノミ・ダニなどの寄生虫の駆虫

ノミやダニなどが原因で脱毛や皮膚炎を起こしている場合、根本的な原因を断つためにノミやダニなどの駆虫を行います。フロントラインなどが使用されることが多いでしょう。

(2)抗真菌薬などの投与

皮膚糸状菌症にかかってしまった場合、病変部分の毛を刈り取ってから抗真菌薬を投与して治療を行います。

8)猫の抜け毛予防へ日常からできる生活習慣とは

(1)ブラッシングやシャンプーで皮膚と被毛を清潔に保つ

日ごろから皮膚と被毛のケアをすることで、抜け毛の軽減、抜け毛の見られる病気の予防につながります。またこれらのケアは猫とのスキンシップとなり、猫と良好な関係を築くきっかけとなるはずです。

(2)ノミ・ダニの予防をする

ノミやダニの予防薬は動物病院で手に入れることができます。市販のものがダメとは言いませんが、添加物や効果などが動物病院で処方されるものに比べて劣るかもしれません。フロントラインなどがおすすめです。

(3)生活環境を清潔に保つ

糸状菌などを増やさないためにも生活環境を清潔に保ちましょう。

(4)動物病院で健康診断をうける

クッシング症候群は予防することができません。動物病院で定期的に健康診断をうけることで病気の早期発見につながります。






今回のまとめ

1)猫の抜け毛の2大原因とその時期とは

2)猫の抜け毛へ自宅でできる3つの対処方法とは

3)抜け毛対策に活用出来るグッズとは

4)猫の抜け毛への掃除の3つのコツとは

5)抜け毛とどのような症状が現れると病気を疑うべきか

6)猫の抜け毛が続く場合に考えられる4種類の病気とは

7)猫の抜け毛へ専門家でできる対処方法

8)猫の抜け毛予防へ日常からできる生活習慣とは