動物病院で診察を受ける猫

我が家で飼っている猫が、嘔吐の症状を発症していたら何か病気を発症したのではないかとても心配になったことはありませんか。

今回の記事では、猫の嘔吐の原因・症状や嘔吐をした時の対処方法、猫の嘔吐の予防ポイントについて紹介していきます。






猫の嘔吐の4大原因!症状・対処・予防方法とは


1) 猫の嘔吐の7つの症状!チェック項目とは

(1) 通常の嘔吐

(2) 液体のみの嘔吐

(3) 毛玉や草の嘔吐

(4) 繰り返す嘔吐

(5) 吐いたものに異物・血液の混入

(6) 吐き気があるのに吐き出していない

(7) 嘔吐以外に下痢や体重の減少が見られる

(1)~(3)は、様子見の経過観察で良いかもしれませんが(4)~(7)であれば、消化器系の病気などが疑われるので念の為に動物病院で診てもらいましょう。

2) 猫の嘔吐の4大原因とは

(1) 早食い

猫は出された食事を勢いよく早食いすることで、食べた物を吐き出すことがあります。

(2) 毛繕い

猫は毛繕いに多くの時間を使う動物です。毛繕い中に飲み込んだ毛を、毛玉として吐き出すことがあります。

(3) 猫玉

猫が食べる草の総称のことを猫玉といいます。猫玉は、毛玉や胸焼けを発症している時に猫が食べることで、胃の中を猫玉で刺激して余分なものを吐き出します。

(4) 病気

嘔吐物に血が混じる、連続して嘔吐している時は病気が原因で嘔吐を発症している可能性があります。かかりつけの動物病院にて診察してもらいましょう。

3) 猫の嘔吐への4つの対処方法

(1) 食事を小分けにする

嘔吐の原因が早食いによる嘔吐であれば、一度に食事を大量に食べることができないように小分けにすることで早食いによる嘔吐に対処できます。

(2) ブラッシングする

毛繕いによる嘔吐であれば、抜け毛の飲み込む量を減らすためにもブラッシングにより抜け毛を少なくすることで対処できます。

(3) 食事を変える

猫は体内に穀物を消化する酵素を持っていません。

猫のペットフードによっては、無駄なタンパク質などを含んでいるものがあるので猫に与える食事を変えることで対処できることがあります。

(4) 嘔吐物や様子を観察して病院へ

嘔吐物に血や下痢・発熱などを発症していれば、病気の可能性があります。飼い主では対応できないことがあるので、動物病院にて診察を受けましょう。

Veterinary doctor pet checkup with stethoscope in clinic

4) 猫の嘔吐が続く場合に考えられる8種類の病気

(1) 急性胃炎

症状は、繰り返す嘔吐があり命に関わることがあります。原因は様々ありますが、刺激性のある薬物や異物の摂取で発症することがあり、お腹を冷やすことでも発症することがあるようです。

(2) 慢性胃炎

症状は、軽い下痢や痩せていくといった症状が見られます。慢性胃炎の原因は、毛玉が胃に溜まり排出されなくなる病気である毛玉症にによって併発することが多いようです。

(3) 機能性胃炎

症状は、胃の正常な機能が突然止まってしまうといった症状が見られます。原因の特定は難しく、心因性のストレスや肉体的なストレス、胃の病気による二次的に発症するなどが原因であるようです。

(4) 胃の腫瘍

症状は、嘔吐回数の増加や食欲も低下することから、体重の減少も見られます。原因は、悪性と良性のものがあります。リンパ腫と併発することが多く、腹膜炎を併発することもあります。

(5) 門脈体循環シャント

症状は、肝臓の血管の病気で中枢神経症状として、涎が垂れる、痙攣発作、歩行困難、食欲の不定を伴う嘔吐などが見られるようです。

原因は、遺伝で発症する先天的なものと門脈圧の亢進で発症する後天的なものがあります。

(6) 中毒

症状は、初期症状で嘔吐が見られ、下痢症状で済むものから命に関わるものまであります。原因は、猫は中毒を起こしやすい動物なので猫の口に入るものには中毒物質でないかの注意が必要です。

(7) 尿毒症

症状は、腎臓の機能が低下して尿中に排出される有害な物質が体内に溜まることで、食欲が無くなり繰り返しの嘔吐、下痢などの症状が見られます。

原因は、腎炎や尿路症候群などの疾患が進行することで発症することがあります。

(8) 喘息

症状は、咳が主な症状ですが嘔吐によく似た症状が見られます。また、咳き込むのは朝方に多いようです。原因は、たばこや食事、ホコリなどで発症することがあります。

5) 症状が続く場合にすべき検査方法

症状が続き病気の疑いがある時は、猫を診察できる動物病院にて検査を受けましょう。

(1) 問診

(2) 一般診査

(3) 血液検査

(4) 糞便検査

(5) 尿検査

(6) X線検査

(7) 超音波検査

(8) 内視鏡検査

 検査は症状に合わせて、獣医師の判断により行われます。

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6) 症状が続く場合にすべき7つの治療方法

(1) 経過観察

嘔吐の症状があっても、食べ方に問題や毛玉が原因による嘔吐であれば、しばらく様子を見ることもあるようです。

(2) 外科手術

腫瘍や門脈体循環シャントなどが原因であれば外科手術による治療を行うことがあります。

(3) 薬剤投与

機能性胃炎などであれば、胃の運動を正常化する薬が投与されることがあります。

(4) 食事療法

病気によっては食事を変更することにより治療することがあります。治療のために食事を、水溶性の流動食に変えるといったことがあるようです。

(5) ワクチン接種

病気にはウイルスによるものもあるので、ワクチン接種による予防方法もあります。

(6) 浣腸

便秘であれば、腸内の便を出すことで症状が回復することがあるので浣腸による治療を行なうことがあります。

(7) 環境整備

中毒や異物により、発症しているのであれば猫の生活範囲内の中毒物質などの排除。部屋のハウスダスト等が原因であれば、猫をその部屋から連れ出すなどで症状の原因となるものを取り除きます。

7) 猫の嘔吐への予防習慣とは

(1) 食習慣

猫に食事を与える時に、与え方が悪いと嘔吐する可能性があります。嘔吐の原因となる早食いなどができないように、食事は小分けにして与えるなど工夫することで猫の嘔吐を予防できます。

また、食事が猫の体に合っていなくて嘔吐の症状が見られる場合もあります。食事を与えて嘔吐の症状が見られるようであれば、食事を変えるなどで改善することがあります。

(2) 生活習慣

毛玉による嘔吐であれば、生活の中でブラッシングをこまめにして抜け毛を除去することで嘔吐を予防することができます。

また、生活の中で飼い主は猫が嘔吐する原因をしっかり把握して原因にあった対応をすることが、猫が健康で元気に生活できることにつながります。






今回のまとめ

1) 猫の嘔吐の7つの症状!チェック項目とは

2) 猫の嘔吐の4大原因とは

3) 猫の嘔吐への4つの対処方法

4) 猫の嘔吐が続く場合に考えられる8種類の病気

5) 症状が続く場合にすべき検査方法

6) 症状が続く場合にすべき7つの治療方法

7) 猫の嘔吐への予防習慣とは