ニワトリ

ニワトリは人間にとって、とても身近な動物ですね。でもペットとして飼育しようとした場合、その飼い方は分かりますか。意外に知らない人が多いのではないでしょうか。ニワトリをペットとして飼育する場合のコツと注意点を見ていきましょう。






ニワトリをペットに?2つの飼育のコツと注意点とは


1)ニワトリの紹介

(1)ニワトリとは

ニワトリとはキジ科の鳥の種類です。古くから飼育されている人間にはとてもなじみ深い動物の一つになります。一般的に白い羽毛と赤いトサカを持つという特徴があり、長い距離を飛ぶことはできません。

(2)原産地・平均体高・平均体重

古くから人間に飼育されていたため、ニワトリの起源や原産地についてはっきりしたことは分かっていません。しかし、東南アジアから中国南部で野生の鳥である「ヤケイ」を家畜化したという説が有力です。ニワトリの平均体高はオスが70センチメートルくらい、メスが50センチメートルくらいになります。平均体重は小型の種類が800グラムくらいですが、一般的に飼育されるニワトリでは2キログラムから3キログラムくらいになります。

(3)名前のルーツ・歴史

ニワトリの名前のルーツは「庭の鳥」を意味する「ニハツトリ」の「ツ」が落ちて「ニハトリ(ニワトリ」になったという説が有力です。ニワトリは紀元前8000年から紀元前4000年くらいの間に家畜化が始められたという説があります。家畜化されたニワトリは世界各地に広まっていきました。日本には弥生時代に中国から伝えられたという説があります。古代の神話でも天野岩戸伝説でニワトリ(常世長鳴鶏)を鳴かせたという話が残っています。また干支の酉もニワトリを指すことなど、文化的にも身近な存在になっています。

(4)平均寿命

ニワトリの平均寿命は10年くらいです。長寿の例としては15年から20年生きる場合もあります。

2)どんな種類があるの?ニワトリの主な4つのタイプと特徴

ニワトリには多くの種類がありますが、ここでは観賞用として飼育されることの多い種類を4つ紹介します。

(1)ニワトリ

白や赤褐色の羽毛に赤いトサカという一般的にイメージされるニワトリは、白色レグホンやコーチンといった種類になります。人間に身近な家畜として飼われ続けてきました。

(2)チャボ

ニワトリの中でも小型の種類の総称をチャボと呼んでいます。チャボの中にも多くの種類が存在し、昔から観賞用として愛好されてきました。

(3)尾長鶏

尾長鶏はニワトリの品種の中でも、オスの尾羽が非常に長くなる品種です。観賞用や尾羽を飾りとして採取するために飼育されてきました。江戸時代に作出されたと伝えられていますが、現在はその数が少なくなったため、国の特別天然記念物に指定されています。

(4)烏骨鶏

烏骨鶏は黒い体の上に、白や黒の羽毛を持つという特徴のニワトリの品種です。成鳥になっても羽毛が綿毛であるということも特徴です。産卵する卵が栄養価が高いと言うことでも人気があります。

3)理解してあげよう!ニワトリの性格の3大特徴

(1)好戦的

ニワトリには好戦的な面があります。特に一部のニワトリでは、ニワトリ同士を戦わせる「闘鶏」が行われることからも分かる様に非常に攻撃的で好戦的な性格を強く持つ種類がいます。クチバシや足の爪で攻撃を仕掛けてくる場合もあるため、ケガをしないように注意が必要です。もしニワトリと他のペットを一緒に飼う場合には、この好戦的な性格も考慮して飼育スペースを分けるなど工夫をする必要があります。特にオスの方が好戦的な性格をしています。

(2)強い警戒心

ニワトリは強い警戒心も併せ持っています。時に神経質なところを見せます。餌を食べている時でも、人間が近づくと逃げていったりと臆病な行動を見せる場合があります。あまり構い過ぎるのは、ニワトリに取ってストレスになるため、普段はそっとしておくようにしましょう。

(3)縄張り意識が強い

ニワトリは縄張り意識が強い鳥です。自分のテリトリーの中で序列を付け、自分より序列が低いものが侵入すると、テリトリーから排除しようと攻撃してきます。そのため飼育する際には、飼い主の序列が下にならないように毅然とした態度で接することも重要になります。またオス同士を同じケージで飼育すると、ケンカをしてしまうため、別々に飼うようにしてください。

ニワトリ

4)お金の面は?飼う場合の初期費用と方法とは

ニワトリを飼う場合の初期費用ですが、種類によってかなりばらつきがあります。一般的な「ニワトリ」の場合を紹介すると成長で1000円から5000円くらい。ヒヨコだと100円から300円くらいで販売されています。またオスとメスとでは値段が違い、オスの場合だと採卵もできないためただ同然で売られていることもあります。

5)先ずはグッズを整えよう!飼育に必要な3つのグッズ

(1)ケージ

飼育ケージは1メートルから1.5メートル以上の大きなものにしてください。また屋外で飼育する場合、他の動物から狙われてしまう可能性もあるため、しっかりとした金網で破られない強度のものを用意しましょう。金網の穴もヘビなどが進入できない様な編み目のサイズにしてください。飼育ケージは風邪通しが良いところに設置しましょう。ただし冬の寒い風邪は凌げように考慮が必要です。

(2)止まり木

飼育ケージには止まり木を設置します。ニワトリは日中地面を歩いていますが、夜に寝る際には止まり木に止まって休みます。そのため、飼育する数に合わせたサイズや数の止まり木を用意しましょう。

(3)餌箱・水入れ

餌を与えるための餌箱と水を飲ませるための水入れを用意します。この餌箱や水入れの周りは汚れやすいので、清潔に保つよう毎日掃除をしてください。

6)要注意!ニワトリをペットにするうえで特に大変なこと

ニワトリをペットにする上で特に大変なことが2つあります。

(1)鳴き声

一つ目は鳴き声です。特にオスは早朝から大きな声で鳴くため、近所迷惑にならないように注意が必要です。メスの場合もオスほどではないですが、多少鳴くことがあるため、鳴き声が気になるような場合には、近隣に鳴き声が響かないよう、飼育環境を防音するなどの工夫が必要です。

(2)トイレ

二つ目はトイレを覚えないことです。屋外で飼育する際には毎日掃除することで汚れを取り除くことができますが、もし屋内で飼育しようという場合には、飼育エリアを限定して、床も汚れても良い素材で覆い、定期的に水拭き掃除ができるような準備をしておく方が良いでしょう。

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7)給餌方法とは?主な3種類の餌とその方法

(1)配合飼料

ニワトリの餌は、トウモロコシや大豆など穀物を中心とした配合飼料を中心に与えることになります。配合飼料には発育に合わせ色々な種類が売られているため、ニワトリの状態によって使い分けることで健康に育てることができます。またメスは産卵を行うため、カルシウムを多く含んだ餌を与えるように心がけましょう。カルシウム不足が心配な場合は、貝殻を砕いて与えてもカルシウム補給になります。餌の量は、1日に2回食べきる量を与えるようにします。

(2)野菜類

野菜類を刻んで与えることで、栄養の補助になります。ただし野菜類は傷みやすいため、配合飼料を与える餌箱とは別の容器で与えるようにしてください。そして、食べ残しはすぐに取り除いて、衛生的な環境を保つようにしましょう。

(3)

正確には餌ではないのですが、砂を与えます。ニワトリは体の構造上、餌を消化するために砂などが必要です。飼育環境に砂浴びができる場所や屋外に放す場所があれば、改めて与える必要はありません。もしそのような環境がない場合には、餌に混ぜる砂が市販されていますので、それを与えるようにしましょう。

8)知っておきた健康のこと!ニワトリに多い3種類の病気

(1)マレック病

マレック病ウイルスに感染することで発症します。2ヶ月から4ヶ月という若い時期に罹ることが多い病気です。発症すると翼や脚が麻痺し、発育不良になってしまいます。発症した場合の治療法がないため、感染しないように発症を発見した場合にはそのニワトリを隔離することや、感染したニワトリと接した飼い主は衣類や靴を交換した後に他のニワトリに接すると言った注意が必要です。

(2)ニューカッスル病

ニューカッスル病はウイルス性感染症です。感染すると胃腸炎や肺炎といった症状が現れます。とても伝染性が高いため日本では家畜伝染病予防法の法定伝染病に指定されています。感染した場合の治療法はありませんが、ワクチンの接種によって予防することは可能です。

(3)鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスがニワトリに感染して起きる病気です。特に高病原性鳥インフルエンザと呼ばれる強毒性タイプに感染した場合、多くは死んでしまいます。確実な予防方法はありませんが、病気の鳥や死んだ鳥とは隔離することで感染を防ぐことは可能です。

9)飼育する楽しみとは?ニワトリを飼う魅力

(1)採卵できる

他のペットを飼育する目的とはちょっと違うかもしれませんが、メスのニワトリを飼育することで新鮮な卵を手に入れることが期待できます。特に健康的なニワトリが産んだ卵は市販されている卵とは違う味わいを感じることができるでしょう。

(2)飼いやすい

ニワトリは長く人間に飼われてきた歴史がある動物です。そのため、ある程度の広い場所と餌を用意すれば、あとの世話はほとんどいらない飼いやすいペットだと言えます。もちろん、色々と凝ってくれば手間を掛けることも出てきますが、飼い主がレベルに応じた飼い方が可能です。

(3)愛嬌のある姿

ニワトリは飛べない鳥であるため、他の鳥に比べるとずんぐりとした体つきをしています。その丸っこい体格に、赤いトサカが頭の上にちょこんと乗った姿は愛嬌があります。その独特の姿を眺めるということもニワトリを飼育する魅力のひとつです。






今回のまとめ

1)ニワトリの紹介

2)どんな種類があるの?ニワトリの主な4つのタイプと特徴

3)理解してあげよう!ニワトリの性格の3大特徴

4)お金の面は?飼う場合の初期費用と方法とは

5)先ずはグッズを整えよう!飼育に必要な3つのグッズ

6)要注意!ニワトリをペットにするうえで特に大変なこと

7)給餌方法とは?主な3種類の餌とその方法

8)知っておきた健康のこと!ニワトリに多い3種類の病気

9)飼育する楽しみとは?ニワトリを飼う魅力とは