ノルウェージャンフォレストキャット

ゴージャスな被毛とたくましい大きな体が魅力の「森の妖精」と呼ばれるノルウェージャンフォレストキャットは、その体格とは裏腹に穏やかな性格で従順なので人気がでてきた大型猫種。原産国のノルウェーでは、神話にも登場するほどの有名な猫です。

今回はそんなノルウェージャンフォレストキャットの性格としつけのコツにいてご紹介します。



ノルウェージャンフォレストキャットの性格の4大特徴って?しつけのコツと注意点とは?

目次

1)ノルウェージャンフォレストキャットの紹介

まずはノルウェージャンフォレストキャットについて簡単にご紹介します。

1.ノルウェージャンフォレストキャットとは

「ノルウェージャンフォレストキャット」の原産国は、名前にもついているように冬場は極寒となる「ノルウェー」です。

農場などでネズミ駆除のためにで飼育されていました。

2.平均体高・平均体重

平均体高はオス45〜60cm、メス約40cmです。

平均体重はオス4.5~8.0kg、メスは2.5~5.5kgと個体差はありますがやや大きめです。

3. 名前のルーツ・簡潔な歴史

ノルウェーでは「森の猫」という意味で方言の違いから「スコグ カッテル(Skog katter)」または「スコウ カッテル(Skau katter)」と呼ばれ、ノルウェージャンフォレストキャットに詳しい地元の人は、その特徴からストレートに「ノシュク スコグ カット(Norsk Skog katt)=ノルウェーの森林ネコ」と呼んでいます。

英語表記になると「Norwegian Forest Cat」となり、「ノルウェージャン=ノルウェーの」「フォレストキャット=森の猫」という意味になります。

フルネームで呼ぶには長く、英語圏では「ウェジー」「ウィージー」、日本では「ノル」と短く略して呼ばれたり、国によってそれぞれの愛称で呼ばれています。

ノルウェージャンフォレストキャットの歴史を簡単にみてみましょう。

諸説ありますがその起源は古く、10世紀頃の古代ビザンチン帝国(現トルコ)からもたらされた、「メインクーン」と「ターキッシュアンゴラ」の自然交配により生まれた猫種です。

4.日本で飼育されている数

日本で飼育されているノルウェージャンフォレストキャットの数ですが、一般社団法人ペットフード協会の調べによると平成28年度で98,470匹です。

猫の合計飼育頭数が9,847,000匹なので、ノルウェージャンフォレストキャットの割合は約1.0%となり、純血種の猫ではトップ10にはいる人気の猫です。
一般社団法人ペットフード協会調べー

5.平均寿命

ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命は11~14歳と、一般的な猫の平均寿命が15歳ですから、それよりも少し短いようです。

ただ、あくまでも平均寿命ですから食事や生活環境によって寿命は延びる可能は十分に考えられます。

6.気をつけるべき病気って?

・グリコーゲン貯蔵症

この病気は、ノルウェージャンフォレストキャット特有の遺伝疾患ですが、滅多に発症しないため医学の分野でも研究が進まず、原因や決め手となる治療法、予防法がないのが現状のようです。

原因・・・不明
症状・・・体内の糖原を活かせないことからおこる「低血糖」と「肝臓の肥大」です。

現在のところ予防法がなく、肝臓の肥大といった眼に見えないところの症状しかないので、必ず年に1回は定期検診を受診するようにしましょう。

・糖尿病

ノルウェージャンフォレストキャットがかかりやすい病気の一つが糖尿病です。

原因・・・運動不足・高カロリーの食事による肥満・早食い・食べ過ぎなど
症状・・・水分摂取量と食事量の増加・おしっこの量や回数の増加・体重減少・お腹がふくれるなど

糖尿病は一度かかってしまうと治りにくい病気なので、適度な運動と食事の管理が大切です。
普段から低カロリーで高タンパク質のキャットフードを食べさせてあげてください。

・毛球症

長毛種であるノルウェージャンフォレストキャットは特に注意が必要な病気です。

原因・・・グルーミング(毛づくろい)の際に飲み込んだ自分の被毛が消化器官内に溜まったまま
症状・・・嘔吐や排便が困難になる

毎日のブラッシングを心がけて月1回のシャンプーや猫草、場合によっては毛玉ケア用のキャットフードやサプリメントで毛球症の予防もおすすめです。
もし気になるようでしたら定期的に、かかりつけの動物病院を受診して先生のアドバイスを参考にされると良いでしょう。

眼瞼内反症 がんけんないはんしょう

眼瞼内反症とは、いわゆる「逆さまつ毛」のことです。
ノルウェージャンフォレストキャットは、瞼が内側に反り返る症状が出やすいようです。

原因・・・瞼が内側に反り返る
症状・・・瞼をシパシパさせる・涙が常に出ている

もし症状に気付かずに放置したままだと、まつ毛や被毛で眼球を傷付け、そこに菌が入り込んで結膜炎や角膜炎などを引き起こす恐れがありますので注意が必要です。

・熱中症

北欧の厳寒のなかで生きてきたノルウェージャンフォレストキャットは、他の猫より寒さには強いのですが、逆に暑さにはとても弱く、熱中症にかかりやすいようです。

原因・・・暑い部屋や屋外など
症状・・・口を開けたままで息が荒い・口の粘膜や目が充血している・嘔吐や下痢(続く場合は脱水症状に注意)・何もないところでいきなり倒れる

快適に過ごせるように室内をエアコンなどを使って一定の温度を保ちましょう。

長毛種にはサマーカットをした方が良いのでは?と思われる飼い主さんもいらっしゃるようですが、中には被毛が短くなることでストレスを感じる子がいたり、カットする時に暴れたりすることもありますので、ペットショップなどでトリマーの方と相談しながら行いましょう。

水分補給を欠かさないように新鮮なお水を常備しておきましょう。

7.ペットショップでの購入価格

一般的な子猫の市場価格は猫種が原種に近いかどうか・血統・毛色・顔・月齢・体の大きさなどによって変動します。

価格は8~25万円前後です。

ダンボールとノルウェージャンフォレストキャット

2)種類の違いはあるの?ノルウェージャンフォレストキャットの2つのタイプ

前足より後ろ足がやや長い腰高で、全体的にシャープな体格と大型種なのが特徴です。
品種による違いは「ヨーロッパ系」と「アメリカ系」に分けられます。

1.ヨーロッパ系

ヨーロッパ系のノルウェージャンフォレストキャットは、野生本来のしっかりとした頑丈な体格で、胴体・手足・しっぽが長い・ワイルドな顔つきが特徴です。

2.アメリカ系

アメリカ系のノルウェージャンフォレストキャットは、ヨーロッパ系の改良種で、ほっそりとした体格(日本で多いのはこのタイプ)・胴体・手足・しっぽが短いく全体的に華奢・穏やかな顔立ちが特徴です。

毛色の種類は「ホワイト」「ブラック」「ブルー」「シルバータビー」「ブラウンタビー」「レッドタビー」「三毛猫」などが認められています。

3)理解してあげよう!ノルウェージャンフォレストキャットの性格の4大特徴って?

1.穏やかで忍耐強い

基本的にノルウェージャンフォレストキャットはとても穏やかな性格で、ムダに鳴き叫ぶこともなく、基本的なことをしつけていれば、飼い主を困らせるような行動は少ないようです。

ですが、子猫のときはほかの猫と同様に元気に走り回り、わんぱくぶりを発揮して子猫にしては十分すぎる運動量といえます。
そんなわんぱくも、年齢が上がるにつれて治まり、貫録 かんろくさえ感じられるほど落ち着いてくるようです。

また、極寒の厳しい環境で生きてきたことから、忍耐強い一面もあります。

とはいえ、どっしりと構えているようなタイプではなく、適度に動き回る性質ですが、飼い主がそばにいるときは一緒になってのんびりくつろぐのが好きな子も多いようです。

2.人懐っこいくて寂しがり屋

人が大好きなノルウェージャンフォレストキャットは、初対面のお客さまにも自分から寄っていくほど人懐っこいところがあります。

しかも人間に限らず他の動物にも言えることなので、一緒に生活しても問題ないようですが、お互いの相性もありますので、多頭飼いや共同生活を始める前には少し様子をみたほうが良いかもしれません。

人懐っこい反面とても寂しがり屋なところがあり、スキンシップが少なかったり長時間放置されたりすると、拗ねたり目に余るいたずらをしてみたりと、飼い主さんを困らせるような行動をとることがありますので、思い当たる場合はたっぷりと愛情をかけてあげましょう。

もし一人暮らしで昼間は仕事をして留守がちな飼い主さんの場合は、帰宅後にしっかりとスキンシップやグルーミングなどをしてあげれば問題なく飼うことができるでしょう。

3.賢い

見た目の印象からも知性を感じさせるノルウェージャンフォレストキャットですが実際に頭がいい子が多いので、しつけもしやすいようです。
飼い主さんが上手に教えれば、「フリスビードック」のような特技も身につけることができるようになります。

ゴージャスな被毛をキレイに保つための毎日のお手入れが必須ですが、どちらかと言うと飼いやすい猫種と言えます。

4.愛情深い

猫の中では珍しく愛情が深いノルウェージャンフォレストキャットは、大好きな飼い主さんのそばを離れようとしない愛すべき一面もあるようです。
トイレや寝室、お風呂にまでついてきたり、だからといって鳴き続けるわけでも悪さをするわけでもなく、ただ一緒にいたくて仕方ないのです。
そんな時は、時間がゆるす限り優しく撫でてあげるとより良い信頼関係を築くことができそうですね。
しかし中には、真逆の子もいるようですからその子の性格を見極めて接するようにしましょう。

4)性格の違いはあるの?オスとメスでの性格の違い

ノルウェージャンフォレストキャットはオスとメスでかなり性格が違うケースが多いようです。

1.オス

・・・甘えん坊

2.メス

・・・オスより神経質な子が多い

child little girl with glasses reading a books

5)どんな人が向いている?ノルウェージャンフォレストキャットを飼う人に向いている3つのポイントとは

1.掃除が苦にならない

ノルウェージャンフォレストキャットはダブルコートで被毛が多く抜けやすいため、ひとり暮らしなどで日中留守がちだと帰宅した際に被毛の散らかりが考えられます。
そんな時にササッと掃除できるフットワークの軽さがあると、お互いに快適に過ごすことができるでしょう。

2.毎日のブラッシングを日課にできる人

被毛が多いうえに毛足が長いため(約10㎝)、前足の脇や両足の内側など体がこすれ合うところの被毛が摩擦で毛玉にならないように、毎日のブラッシングは欠かせません。

3.費用の負担が出来る人

寒さには強い反面、暑さに弱くストレスを感じて体調を壊してしまう子もいるようです。
そのためノルウェージャンフォレストキャットが快適に過ごせるように室内を一定の温度に保つ必要がありあます。
特に夏場は高温になりやすいのでエアコンは常時作動しておくことになりますので、それなりに費用がかかることが考えられますから、
その費用の負担に問題があるようでしたらノルウェージャンフォレストキャット購入は難しいでしょう。

ノルウェージャンフォレストキャットの子猫

6)ここがポイント!ノルウェージャンフォレストキャットのしつけの3つのコツとは?

1.子猫の内に噛み癖、トイレ、爪とぎのしつけを!

ノルウェージャンフォレストキャットは賢く飼い主さんに忠実ですから、子猫のうちに噛み癖、トイレ、爪とぎのしつけをしっかりしておくと
きちんと応えてくれます。

2.ブラッシングとシャンプーは子猫の内に慣れさせる

ゴージャスで長毛な被毛をキレイに保ち毛玉を作らせないコツは、何といっても飼い主さんによる日頃のお手入れです。
そのお手入れのブラッシングとシャンプーに慣れさせるには、なるべく小さい頃から始めるのがポイントです。

特に春にはたくさんの毛が抜けますので1日に3回はブラッシングが必要になる猫ちゃんもいますので気を付けておきましょう。

3.叱るときは名前を呼ばない

もしも飼っている猫ちゃんが迷惑になるようなことをしてしまったら、猫ちゃんの目を見て「コラ!」「ダメ!」など同じ言葉で叱るようにして、
名前で叱らないことです。
名前を呼んで叱ると、猫ちゃんは「名前が叱る時の言葉だ!」と思い込んで、普段何もないときに呼んでも来なくなるおそれがありますので気を付けましょう。

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7)要注意!飼育する場合に特に注意する3つのこと

1.運動と遊びが大好き

元々が岩場を駆け登っていくような猫種ですから、可能であれば一部屋を猫ちゃん専用にしてキャットタワーを設置するなどして、いつでも

上下運動ができるようにしてあげるとよいでしょう。

時間がある時は飼い主さんも一緒になって遊んであげると、とても喜びます。

2.やんちゃな子どもが苦手

突拍子もない行動をする幼児や乱暴な子供がいる家庭で飼う場合は、ノルウェージャンフォレストキャットにとって強いストレスになります。
子供さんに乱暴や嫌がるような事をしないように教える必要があります。

3.優先順位をはっきりさせる

温厚で忍耐強いとはいえ縄張り意識が強い猫種ですからもし多頭飼いをしようとお考えなら、年齢に関係なく先住猫がノルウェージャンフォレストキャットの場合、
何ごとに対してもすべてにおいて先住猫に優先権を持たせてるように接してあげることが、多頭飼いが上手くいくコツのようです。

向を見るノルウェージャンフォレストキャット

8)ペットにする喜び・・ノルウェージャンフォレストキャットを飼う魅力とは

1.社交的

人と触れ合うことが大好きなノルウェージャンフォレストキャット。
初対面の人にも、喜んで寄っていきます。怯えたり攻撃したりすることがありませんから、飼い主さんは不意の来客にも余計な心配がいりません。

2.従順

知的で賢く人間の指示を素直に聞き入れることができるので、色々なことを覚えて一緒に遊ぶことができたりと、飼い主にとってこれ以上ない喜びを与えてくれる存在になるでしょう。

3.適応力

極寒の環境で生きてきたノルウェージャンフォレストキャットには、他の猫にはあまりみられない強い忍耐力が養われました。
そのため、環境が変わっても問題なく適応することができるようです。



まとめ

1)ルウェージャンフォレストキャットの原産国はルウェーで、体高はオス45cm~60cm、メス約40cm、体重はオス4.5kg~8.0kg、メスは2.5kg~5.5kgで、
気をつけるべき病気は、グリコーゲン貯蔵症・糖尿病・毛球症・眼瞼内反症・熱中症。

2)ルウェージャンフォレストキャットの2種類のタイプは、ヨーロッパ系とアメリカ系。

3)ルウェージャンフォレストキャットの性格の4大特徴は、穏やかで忍耐強い・人懐っこいくて寂しがり屋・賢い・愛情深い。

4)ルウェージャンフォレストキャットのオスとメスでの性格の違いは、オスは甘えん坊でメスはオスより神経質な子が多い

5)ルウェージャンフォレストキャットを飼う人に向いている3つのポイントは、掃除が苦にならない・毎日のブラッシングを日課にできる人・費用の負担が出来る人。

6)ルウェージャンフォレストキャットのしつけの3つのコツは、子猫の内に噛み癖、トイレ、爪とぎのしつけをする・ブラッシングとシャンプーは子猫の内に慣れさせる・叱るときは名前を呼ばない。

7)ルウェージャンフォレストキャットを飼育する場合に特に注意する3つのことは、
運動と遊びが大好き・やんちゃな子どもが苦手・優先順位をはっきりさせる。

8)ルウェージャンフォレストキャットを飼う魅力は、社交的・従順・適応力。

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