ピンシャー

ピンシャーって犬を知っていますか。精悍な顔つきと引き締まった体をしている犬です。ピンシャーにも種類の違いがあり、正確にも独特の特徴があります。

今回はそんなピンシャーの性格の特徴や、しつけの方法・飼い方のコツ、飼育の注意点をご紹介します。



ピンシャーってどんな犬?性格の3大特徴としつけのコツとは

1)ピンシャーの紹介

1.ピンシャーとは

ピンシャーは、使役犬やショードッグ、ペットとして愛されている犬種で、筋肉質の引き締まった体つきと小ぶりの顔が特徴です。

耳が断耳されていることもありますが本来は垂れた耳をしています。
また、尾は短く断尾され短くなっているときもありますが、本来は長い尾を持っています。

つややかなスムースコートの被毛も特徴の一つです。

2.ピンシャーの平均体高・平均体重

ピンシャーの平均体高は43〜51cmくらいになります。

平均体重は14〜20kgくらいで中型犬の部類になります。

3.原産地・平均体高・平均体重

ピンシャーは元々、スカンジナビア半島に生息していた小型の犬種を元にドイツで数百年前に作出されたと言われています。

4.日本で飼育されている数・名前のルーツ

日本で飼育されているピンシャーの数ですが、血統書を発行しているジャパンケネルクラブの2016年の犬種別犬籍登録頭数を調べてみると1が登録されています。

犬全体の登録数が300,470頭なので、ピンシャーの飼育数は約1.25%です。

ピンシャーの名前ですが、英語の”pinch”やフランス語の”pincer”といった「つまむ・つねる」という意味の言葉が由来であるという説があります。

5.ピンシャーが気をつけるべき病気

ピンシャーはいくつかの罹りやすい病気があります。その一つがレッグペルテスです。大腿骨の一部で欠陥の損傷が起き、悪化すると壊死してしまう病気がレッグペルテスです。原因は不明で発症すると痛みを訴えたり、歩行が困難になったりします。症状を見つけた場合には、動物病院に連れて行きましょう。適切な手術を行うことで、通常の生活を送れるようなります。また、股関節形成不全もピンシャーが罹りやすい病気です。股関節形成不全は、遺伝的に発症しやすいケースもありますが、肥満も発症の原因となることがあります。バランスの良い食事と適切な運動を行うことで予防できるので気を付けて下さい。

6.ピンシャーの平均寿命

ピンシャーの平均寿命は11〜14年くらいです。

7.ペットショップでの購入価格

ミニチュアピンシャーの購入価格は10~15万円になっています。
血統・見た目などで価格が変わっていきます。親がチャンピオン犬で直子になると価格は上がります。見た目でいえば、タンと言われる模様の入り方が美しいと価格が高くなります。

ジャーマンピンシャーは日本では希少な犬種になっているので30~50万円と高額になっています。
海外から空輸になるとさらに時間とお金がかかる場合があります。

2)どんな種類があるの?ピンシャーの2種類のタイプと特徴

1.ジャーマン・ピンシャー

ジャーマン・ピンシャーは別名スタンダード・ピンシャーとも呼ばれる種類です。ネズミなどを駆除する狩猟能力を持っており、使役犬として人気がありました。古くから存在する犬種です。後述のミニチュア・ピンシャーの先祖の犬種でもあります。

筋肉質で引き締まった体つきをしています。耳は半垂れ耳で、尾は先細りで飾り毛のない垂れ尾です。体高は43センチメートルから51センチメートルくらい、体重は14キログラムから20キログラムくらいの中型犬です。

2.ミニチュア・ピンシャー

ミニチュア・ピンシャーはドイツや北欧で小害獣駆除を目的として作出されました。小鹿に似ていると言われる体型のため、ドイツでは子鹿を意味する「レイピンシャー」と呼ばれることもあります。体高が25センチメートルから30センチメートルくらい、体重は3.5キログラムから5キログラムくらいの小型犬です。番犬として有能な特性を持っているます。機敏かつ活発であり、強健な体質をしています。

ミニチュアピンシャー

3)理解してあげよう!ピンシャーの性格の3大特徴

1.勇敢

ピンシャーは小害獣駆除を目的として作出された歴史もあり、狩猟に適した正確を持っています。特に勇敢な性質があり、小型のミニチュア・ピンシャーであっても何にでも果敢に挑戦します。少々気性の荒いところもあります。見知らぬ侵入者にも吠えかかり噛みつこうとするなど番犬としても役に立つ性格です。

2.遊び好き

ピンシャーは活発で遊び好きな性格をしています。犬の中でもとてもエネルギッシュな種類であり、面白いことを見つけると休むことも忘れて動き回ります。

3.賢い

ピンシャーは賢く、飼い主の命令をしっかりと理解します。しっかりとしつけを行い社会性を身につけさせることで、攻撃性を抑えることが可能です。また、飼い主がボスであることを理解させ、我慢もできるようにしてください。トレーニングをしっかり行うことで、良い関係を気付くことができます。

4)知っておこう!オスとメスの違いはあるの?

1.オスの特徴

一般的にオスの方がおっとりしていると言われています。また、オスは縄張り意識が強く、オシッコを部屋の中に引っかけてしまう場合があります。トイレのしつけをしっかりと行うようにしましょう。

2.メスの特徴

一般的にオスの方がやんちゃだと言われています。特に生理のタイミングでは、神経質になってしまうことがあるため、接し方に注意が必要です。

5)どんな人が向いている?飼う人に向いているポイントとは

1.社会性を身につけさせられる

ピンシャーは比較的飼いやすい犬種になりますが、しつけをしっかりと行わないと傍若無人な性格に育ってしまいます。特に勇敢な性格が災いして、他人への攻撃性が強くなってしまうため、社会性を身につけられるしつけを、意識して行うようにしてください。

2.しっかりと運動させられる

ピンシャーは運動量の多い犬種です。また遊び好きな性格でもあるためしっかりと運動させるようにしましょう。小型のミニチュア・ピンシャーであっても中型犬と同程度の運動が必要です。散歩の時間を1日1時間から2時間と長目にに取ったり、ドッグランで思いっきり遊ばせるなど、するようにしましょう。しっかりと運動を行わせると、とても喜びます。もし、散歩から帰ってきても部屋の中でうろうろと歩き回るような場合は、運動量が足りていない可能性があります。その場合は、もっと運動量を増やすようにしましょう。

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6)ここを抑えよう!しつけの3つの重要ポイント

1.子犬の時からしつけを行う

ピンシャーも他の犬と同じように、子犬の時からしつけを行うべきです。大人になってからでは、しつけを覚えさせるのに、多くの時間と労力が必要になってしまい、飼い主もピンシャー自身にとっても大きな負担に成ってしまいます。とは言え、ずっとしつけばかりしていては、ピンシャーも集中力が続きません。飼い主がボスであるということを覚えさせることを基本として、メリハリのある、しつけを行うようにしましょう。

2.噛み癖・吠え癖

ピンシャーは害獣駆除を目的として作出された歴史もあり、噛み癖・吠え癖が出てしまう場合があります。特に子犬の時にその傾向が強いのですが、子犬の時であれば、しつけにより直すことは容易です。噛んだり、無駄吠えをした場合には、しっかりと目を見てダメだと教えるようにしてください。

3.我慢を覚えさせる

ピンシャーは遊び好きな性格を持っており、色々なことに興味を引かれてワガママに遊んでしまうことがあります。甘やかさずに「ハウス」や「待て」などを覚えさせ、飼い主の命令を聞くようにさせましょう。

7)ピンシャーを飼う魅力や心構えとは

1.精悍な姿

ピンシャーを飼う魅力は、その精悍な姿です。小柄ながらも均整が引き締まった筋肉を持つ体は美しさがあります。

2.しつけをしっかりと行う

ピンシャーは飼いやすい犬種ですが、しつけをしっかりと行うことが重要です。害獣駆除を目的として作出された性質もあり、非常に優秀ですが、勇敢さが反面に出て攻撃的になる場合があります。しかし、しっかりとしつけを行えば、飼い主と非常に良好な関係を築くことができます。



今回のまとめ

1.ピンシャーは、使役犬やショードッグ、ペットとして愛され、断耳・断尾されていることが多いですが、本来はたれ耳・長い尻尾が特徴の精悍な体つきをしています。

2.ピンシャーは、レッグペルテス、股関節形成不全にかかりやすいです。

3.狩猟能力のある中型犬のジャーマン・ピンシャーと小害獣駆除を目的として作出された小型犬のミニチュア・ピンシャーに分けられます。

4.ピンシャーのオスとメスでは、比較的メスのほうが飼いやすく、オスはおしっこのしつけが大変といわれています。

5.ピンシャーは賢く勇敢な性格をしていますが、社会性が身についていないと傍若無人な性格になってしまいます。
また、狩猟能力が元来あるため噛み癖や吠え癖がつく可能性があるので、しつけは子どものころからしっかりとする必要があります。

6.遊び好きな性格で体力のある犬種なので散歩などの運動はたくさん行いましょう。