ランニングしているプードル

街中でもよく見かけるプードル。そのつぶらな瞳とカールした毛並みがとてもかわいらしいですね。プードルも性格の特徴があり、毛の色でも異なってくるのです。

今回はプードルの性格の特徴・オスとメスの違い・しつけのコツ・飼育の注意点を紹介いたします。






プードルの性格の4大特徴!しつけのコツとは


1)プードルの紹介

(1)原産地

プードルの原産地はプードルが国犬のフランスであると一般的には言われていますが、古い時代からヨーロッパを中心とした世界各地で見られており、正確な原産地は特定されていません。

ドイツの「バーベット」という種類が現在のプードルに最も影響を与えたとも言われています。

(2)平均体高・平均体重

体高はスタンダード・プードルで45~60cm、ミディアム・プードルで35~45cm、ミニチュア・プードルで28~35cm、トイ・プードルで26~28cmとされています。

体重はスタンダード・プードルで15~19kg、ミディアム・プードルで8~15kg、ミニチュア・プードルで5~8kg、トイ・プードルで3kg前後とされています。

また、JKC(ジャパン・ケンネル・クラブ)に正式に登録されてはいませんが、2~3kgのプードルをタイニー・プードル、2kg以下のプードルをティーカップ・プードルと呼んでいます。

(3)日本で飼育されている数・名前のツール

JKCによる犬種別犬籍登録頭数によると2008年から2015年までプードルは1位の座を貫いています。

2015年の登録数はスタンダード・プードルで771頭、ミディアム・プードルで170頭、ミニチュア・プードルで122頭、トイ・プードルで76992頭。合わせてなんと78055頭となっています。

プードルの名前の由来はドイツ語の「pfudel(プデル:水たまり、水がバチャバチャはねる)」からきています。

プードルは泳ぐことが得意なため古くから鴨狩りの猟犬として活躍していたそうで、フランスでは「chien canard(鴨犬)」が変化した「caniche(カニシュ)」とも呼ばれています。

(4)気をつける病気

プードルは被毛が長く特有のカールをもつため、皮膚疾患、白内障、眼瞼内半症、外耳炎、アレルギー疾患などには気をつけましょう。

また、トイ・プードルでは膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニアにも罹りやすいので先天的要因だけでなく、階段からの転落などの事故にも注意が必要です。

(5)平均寿命

スタンダード・プードルの平均寿命は14~15年、トイ・プードルの平均寿命は14~17年と言われています。

2)プードルの性格の4大特徴

(1)賢い

プードルは非常に賢く、すべての犬種の中でもボーターコリーの次にIQが高いと言われています。そのため、飼い主の言うことをよく聞き、非常にしつけがしやすいです。

フランス、台湾などの海外では麻薬探知犬や警察犬、サーカス犬としても活躍しているほど賢く、言いつけを守る誠実さも兼ね備えています。

近年ではセラピードッグとして活躍しているプードルもいます。

(2)活発

プードルはとても活発で明るい性格です。とても運動が好きなので室内でも動きやすい環境作りが大切です。

特にスタンダード・プードルは身体も大きいためより多くの運動量を必要とし、毎日のお散歩は欠かせません。

(3)人懐っこい

プードルは人間が大好きで、とても人懐っこい性格です。温厚かつ友好的で、常に飼い主を喜ばせようとする愛情深い一面もあります。

(4)警戒心が強い

プードルは友好的ではありますが、警戒心が強いとも言われています。

そのため、きちんとしつけをしていないと来客やお散歩中に他の犬に向かって吠えたりと、吠え癖がついてしまう可能性もあります。

3)プードルの被毛と4つのタイプ

(1)かわいらしいカットとカラーの被毛

プードルと言えば胸部と四肢を残した被毛のカットスタイルで大変かわいらしい容姿ですが、これは猟犬時代に水の抵抗を減らすために始まりました。

胸部と四肢のみ被毛を残すのは冷たい水から心臓と関節を保護することが目的ですが、このスタイルは現代の様々な犬のトリミング技術の基礎となっています。

また、JKCで認められている毛色はホワイト、ブラック、シルバー、グレー、シルバー・グレー、クリーム、カフェ・オ・レ、ブラウン、ベージュ、ブルー、レッド、アプリコット、シャンパンです。

科学的根拠はありませんが、トイ・プードルでは毛色によって性格が違うとも言われています。

(2)スタンダード・プードル

スタンダード・プードルがプードルの中でも一番古くから存在するタイプで、猟犬やサーカス犬として活躍していました。

性格はプードルの中でも最も賢く温厚で、小型のトイ・プードルよりも落ち着きがあります。飼い主に従順で他の人間にも友好的です。

(3)ミディアム・プードル

ミディアム・プードルはスタンダード・プードルよりも小さくミニチュア・プードルよりも大きく、2003年にJKCに登録されてばかりです。

正式に分類されていない国も多く、まだまだ認知度は低い傾向にあります。性格はスタンダード・プードルのように賢く温厚です。

(4)ミニチュア・プードル

ミニチュア・プードルは、16世紀のフランスで上級階級の貴族の間で人気が出たスタンダード・プードの愛玩性を一層高めるため作出されました。

また、臭覚が大変優れているため、トリュフ狩りでも活躍していました。性格はスタンダード・プードルやミディアム・プードルと比べ甘えん坊で神経質な傾向にあるようです。

(5)トイ・プードル

トイ・プードルは18世紀にさらなる愛玩性を求めてアメリカで作出されました。2003年に日本人が考案した「テディベアカット」で人気が集まり、日本だけでなく世界中で人気を集めています。

性格は人懐っこく友好的であるところは他のプードルと変わりませんが、落ち着きはプードルの中でも最もありません。

散歩中のプードル

4)トイプードルの毛色別の性格の特徴

また、毛色によって性格が異なると言われているトイ・プードルですが、これもまた人気を集める特徴なのかもしれません。

以下に簡単な毛色別の性格の特徴を紹介します。

(1)ブラック

安定した性格で飼い主への忠誠心が高い、運動能力が高い

(2)ブラウン

運動能力が高い、独立心が強い

(3)ホワイト

安定した性格で飼い主への忠誠心が高い、友好性が高い

(4)レッド・アプリコット

個体差が大きい、活発、飼い主への忠誠心が低い

(5)シルバー

個体差が大きい、甘えん坊、活発

5)プードルのオスとメスでの性格の3️つの違い

(1)しつけ

メスの方がオスよりも穏やかで落ちついた性格のため、賢さではあまり差はないかもしれませんが、しつけはしやすいかもしれません。また、成熟するスピードもメスの方が早いです。

(2)元気

オスの方がメスよりも元気があり、活発でやんちゃな性格です。

(3)甘えん坊

オスの方がメスよりも飼い主にべったり甘えてくる傾向があるようです。子犬のようにやんちゃで甘えん坊なのがオス、といったイメージが合うでしょう。また、メスの方が甘え上手と言われています。

6)プードルを飼う人に向いている3つのポイント

(1)構ってあげる時間を作れる

プードルは大変甘えん坊で人間が大好きです。そのため、きちんと愛情を持って構ってあげることが大切です。

構ってあげないとプードルにとってストレスにつながったり、構ってもらえるまで吠えてしまうこともあります。

ベタベタと甘えられるのが好きでない人にはあまり向いていないかもしれません。

(2)管理をきちんとできる

プードルはブラッシングやトリミングの管理が欠かせません。そのため、きちんと日々のブラッシングを行い、定期的なトリミングや耳のお手入れをしてあげることが大切です。

また、シャンプーやトリミングにはお金がかかります。定期的な予防接種や健康診断に加えてトリミングの費用もかかってしまうことも忘れてはいけません。

毎日仕事で忙しくて手入れをする時間がない人や金銭的な余裕のない人にはあまり向いていないかもしれません。

(3)お散歩に連れて行ける

プードルは元気で活発なため、お散歩が大好きです。そのため、毎日お散歩に連れて行ってあげるのがよいでしょう。

また、友好的な性格のためお散歩途中で他の人や犬との関わりも楽しむことができます。

寝ているプードル

7)プードルのしつけの4つの重要ポイント

(1)主従関係をきちんと作る

かわいいと甘やかして悪いことをしても許してしまいたくなるかもしれませんが、犬はもともと群れを作り、位の順位付けをして生活する習性をもっています。

飼い主との主従関係ができていないと、犬の行動を制御できなくなってしまい、警戒心の強いプードルでは場合によっては無駄吠えや噛み癖にもつながってしまうかもしれません。

また、プードルの賢さがゆえに主従関係が崩れてしまうとまったく言うことを聞かない、といった状態に陥ってしいまうこともあるようです。

そうなってしまうと周りの人にも迷惑をかけてしまい返ってプードルのためによくありません。

そのため、プードルと生活するには飼い主との主従関係は欠かせません。きちんと飼い主がリーダーであるということをプードルに教えてあげましょう。

(2)信頼関係を築く

プードルとの主従関係を築くのに信頼関係は欠かせません。プードルをきちんと信頼し、愛情をたくさん伝えてあげることが大切です。

しつけをする時はきちんと目を見て話しかけましょう。アイコンタクトも信頼関係を築くのに欠かせない行為です。

また、しつけとは言っても叱ってばかりではいけません。トイレや「まて」など成功したら多少オーバーでも構いませんのでたっぷりと褒めてあげましょう。

その繰り返しによって飼い主との信頼関係も築かれていきます。逆に叱るときは悪いことをした瞬間だけ短い言葉で叱ってあげましょう。

(3)ケージを用意する

犬はもともとは穴を掘り、巣を作る性質をもっています。

そのため、自分だけの安心できる空間として、部屋の中にハウスとしてケージを用意してあげましょう。ケージには寝床とトイレのスペースを作り、給水器も設置しましょう。

(4)指示語は統一する

プードルは人間の言葉を40~50語理解すると言われていますが、しつけの際の指示を出すたびに言い方や言葉が違ったりすると、プードルも混乱してしまいます。

そのため、家族の中でもきちんと短く分かりやすい指示語を決め対応しましょう。

8)プードルを飼育する場合の3つの重要ポイント

(1)手入れ

プードルの被毛は硬い巻き毛が密集しているため、日々のお手入れが欠かせません。市販のブラシやコームで毎日丁寧に毛並みを整えてあげましょう。

被毛は放っておくと伸び続け、フェルトのように絡まったり毛玉になりやすいため、月に1度はシャンプーとトリミングをお願いしましょう。被毛のお手入れは血行の促進による健康増進や飼い主とのスキンシップなどにもつながります。

また、プードルは垂れ耳のため、通気性が悪く耳の中が蒸れやすいです。放置しておくと外耳炎に罹りやすいので1~2週間に1度は市販の洗浄液と綿棒でお掃除してあげましょう。

しかし、シャンプーや耳掃除のやり過ぎはよくありません。シャンプーは夏場は月に2回まで、冬場は月に1回までにし、耳掃除は汚れていなければ無理にしない方がよいでしょう。

涙も出やすいので、涙や目やになどの分泌物が目の周りにたまっていたら、濡らしたガーゼで優しく取り乾いたコットンで拭いてあげるとよいでしょう。

(2)運動

プードルはもともと猟犬として活躍していたことから、運動が大好きです。運動不足ではストレスもたまってしまい、イタズラや無駄吠えを招く可能性があります。毎日30分~1時間のお散歩に連れて行ってあげましょう。また、非常に賢いのでボールやフリスビーを使った知能遊びにも向いています。

(3)室内飼い

プードルは室内犬で屋外では飼えません。甘えん坊なので人間と深く関わっていないとストレスにもつながってしまいます。

また、寒さに弱いため冬場はペット用のヒーターなどで暖かい環境を作ってあげましょう。

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9)プードルを飼う4つの魅力とは

(1)かわいい

クリクリとした丸い瞳にカールした被毛を持つプードル。その容姿だけでも十分愛らしいのに、人懐っこく甘えん坊な性格はとてもかわいく、人気ナンバーワンを裏付ける魅力のポイントでしょう。

(2)しつけがしやすい

プードルは大変賢く飼い主に従順なため、犬を飼うのが初心者の人でもしつけをしやすいと言われています。また、しつけをきちんとすれば無駄吠えがなく、集合住宅でも飼いやすいといった魅力があります。

(3)被毛が抜けにくい

プードルの被毛は皮膚を保護するためのオーバーコートのみのシングルコートです。そのため、プードルには春と秋に被毛が大量に抜ける換毛期がなく、抜けにくいのが特徴です。そのため、換毛期のある犬に比べ掃除が楽です。

また、保証はありませんが犬にアレルギーがある人でも比較的飼いやすいとも言われています。

(4)被毛のカットでスタイルを楽しめる

トリミングが欠かせないプードルですが、カット次第で色々なスタイルを楽しむことができます。お馴染みのラムクリップや有名なテディベアだけでなくモヒカンやピーナッツなど様々さなスタイルが発案されています。

たまには気分を変えてこんなスタイルも、などといった楽しみ方もよいのではないでしょうか。

10)プードルを飼う場合の飼い主の3つの心構え

(1)しつけを怠ってはいけません

プードルは賢いがゆえに、一歩しつけを間違えてしまうと手に負えなくなってしまう可能性があります。プードルのためにも誰からも愛されるようなきちんとしつけのできたプードルに育ててあげましょう。

(2)家族の一員として愛情たっぷりで育てよう

とても甘えん坊のプードル。椅子に座っていれば抱っこをねだったり、撫でてほしくて寄ってきたりとその存在感はとても大きいです。プードルが甘えてきたらきちんとたっぷりの愛情で応えてあげましょう。

(3)被毛のスタイルを存分に楽しもう

独特の巻き毛はプードルの大きな魅力です。きちんと被毛の手入れをしていれば、様々なカットスタイルを楽しむことができます。これは日常的にお世話をしている飼い主の大きな醍醐味となるでしょう。






今回のまとめ

1)プードルの紹介

2)プードルの性格の4大特徴

3)プードルの被毛と4つのタイプ

4)トイプードルの毛色別の性格の特徴

5)プードルのオスとメスでの性格の3️つの違い

6)プードルを飼う人に向いている3つのポイント

7)プードルのしつけの4つの重要ポイント

8)プードルを飼育する場合の3つの重要ポイント

9)プードルを飼う4つの魅了とは

10)プードルを飼う場合の3つの心構え