ラグドール

ぬいぐるみのようなふわふわとした長い毛と、穏やかで人なつっこい性格から飼いやすさで人気の猫「ラグドール」。

今回はそんなラグドールの基本データ、性格や特徴、寿命や飼育のポイントについてご紹介します。



ラグドールの性格の3大特徴!しつけのコツと注意点とは?

1)ラグドールの紹介

まずはラグトールという猫種について簡単にご紹介します。

1.ラグドールの原産地

ラグドールの原産地は「アメリカ合衆国」です。

2.平均体高・平均体重

ラグドールの体高は22〜28cmと大型です。
骨格ががっしりとしており、筋肉質でもあります。

体重はオス猫で5~9kg、メス猫で4~7kgほどに成長します。
大きいオス猫だと10kgを超えることもあります。

3.ラグドールの名前のルーツ

ラグドールは英語で「ぬいぐるみ」という意味の名前です。

まさに「ぬいぐるみ」のようなその見た目と、あまり動かないおとなしい性格からこの名が付きました。

4.ラグドールの歴史

ラグドールは1960年代、アメリカのカルフォルニアのブリーダー「アン・ベーカー」に飼われていた「シールポイント」がベースとなっているといわれています。

その後、他のブリーダー達の手により「ペルシャ猫」や「バーミーズ」などとの交配を重ね、改良がされてきました。

なお、ラグドールがCFA(アメリカの猫種登録協会)に公認されたのは2000年と、比較的新しい猫種となっています。

5.近似猫種「ラガマフィン」

一部のブリーダーがラグドールの原種を使って、より変化に飛んだ被毛をもつ「ラガマフィン」という猫種を生み出しています。

じつは、ラグドールの生みの親である「アン・ベーカー」はラグドールを特許に登録し、法外な使用料をかけたため、それに反発した他のブリーダー達が原種から生み出したのが「ラガマフィン」です。

ですから、「ラグドール」と「ラガマフィン」はとても近い関係にある猫種なのです。

6.ラグドールが日本で飼育されている数

日本で飼育されているラグドールの数ですが、アニコム損害保険の「人気品種ランキング」によると平成29年度の調査結果では918匹です。
飼い猫におけるラグドールの割合は約4.0%で、猫全体では第8位にランクしており、日本でも人気の猫となっています。
一アニコム損害保険調べー

7.ラグドールの平均寿命

ラグドールの寿命はおよそ14年前後で、一般的な猫の平均寿命が15年ですから、少し短命といえそうです。

8.ラグドールの購入価格

ラグドールの価格は一般的に20~30万前後くらいです。

他に、血統、毛色、顔、月齢、体の大きさなどによって変動しますが、繁殖ができるメス猫のほうが、オスより2〜3万は値段が高いです。

2)ラグドールの3つのタイプ

1.目と毛の特徴

ラグドールは吸い込まれそうな青い瞳を持ち、白をベースとする豊かな長毛が特徴です。

カラーパターンは「ポインテッド」「ミテッド」「バイカラー」で、「シール」「チョコレート」「ブルー」「ライラック」などのカラーポイントが特徴です。

2.耳の特徴

ラグドールは耳と耳の間がやや離れていて、耳の間が平らになっている頭もかわいいですよね。

3.体つきと尻尾の特徴

大きく丸みのある体つきや骨太な脚、がっしりとして短い首、長くてふさふさしたしっぽ。ラグドールのカラーポイントは猫というよりもタヌキやアライグマを連想させます。

面白い顔のラグドール

3)ラグドールの性格の3大特徴

1.大人しい

ラグドールはとてもおとなしい猫です。

抱っこされても、本物のぬいぐるみのようにじっと大人しくしていますし、むしろ喜んでいます。

2.人なつっこい

ラグドールはおおらかで人なつっこい性格をしており、抱っこされると喜んでくれます。
これは他の猫にはなかなか見られない特徴です。

小さな子供にちょっかいをかけられても、根気よく接する優しさ、懐の深さを持ち合わせている猫です。

3.狩りや運動への関心は低い

ラグドールは狩りや運動への関心は比較的低く、爪を立てたり引っ掻いたりもほとんどしません。

家具などを不用意に傷つけることも少ないので安心です。

ラグドール

4)ラグドールのオス猫とメス猫での性格の2つの違い

1.オス猫のほうが活発

ラグドールのオス猫とメス猫とでは、オス猫のほうが少し活発です。

人なつっこいのも、オス猫のほうが多いと言われています。

2.メス猫は気分屋

ラグドールのメス猫は少し神経質になることが多く、気分屋だったり、攻撃的になって爪を立てることもあるようです。

ただし、避妊や去勢の手術をすることで、極端な攻撃や活発性は少なくなるといわれています。

繁殖を望まないのであれば、手術も検討しましょう。

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5)ラグドールを飼う人に向いているポイント

食費をしっかり払える人

ラグドールは大きな猫です。当然食費も他の猫より多少かかります。
そういった意味で、しっかりと食費を払える人がラグドールを飼うのに向いている人だといえます。

たくさんスキンシップを取りたい人

ラグドールの毛並みはシルクのようにフワフワとしており、何時間でも触っていたくなるほどです。

またラグドール自身も飼い主に抱っこされるのが好きなので、猫とたくさんスキンシップを取りたい方にオススメの猫種です。

6)ラグドールのしつけの重要ポイント

ラグドールは基本的に大人しく賢い猫で、ご褒美を上げることで爪とぎやトイレも簡単に覚えてくれます。

ただし、気をつけるべき点が1つあります。

それは「帰巣本能」の強さです。

ペットショップやブリーダーさんから家に迎え入れた時や、引っ越しの時は神経質になりがちな傾向があります。

ペットケージやハウスなどで安心できる場を作り、慣れるまではそっと見守るようにしましょう。

また、猫自身が新しい環境になじむまでは、あまり構いすぎてはいけません。

7)ラグドールの健康上の注意点

1.ラグドールが特にかかりやすい病気

 ・毛球病

ラグドールは長毛種なので、毛球病のリスクが高いです。

毛球病は、猫が日常行う毛繕いの中で飲み込んでしまう毛をうまく排出することができず、体内に毛玉がたまって胃や腸等の壁を傷つけてしまう病気です。

症状としては食欲不振を起こしたり便秘や嘔吐することもあります。ひどくなると命を失うこともあります。

・肥大性心筋症

このラグドールのとくにオス猫は、肥大性心筋症という病気にかかるリスクがとても高いです。

これは、心筋壁が肥厚して心臓に血栓ができて動脈が詰まってしまう病気です。

症状は、呼吸が荒くなり、起き上がれなくなったり、呼吸困難に陥り心停止してしまう場合もあります。
迅速な処置が必要で、少しの遅れが命取りになります。

猫の呼吸が荒くなったら、すぐに獣医さんの元に連れて行きましょう。

対処としては絶対安静で、呼吸困難を起こしている場合は酸素吸入を行います。
薬で血栓を除去したり、手術が必要になることもあります。

尿結石 にょうけっせき

このラグドールは「尿結石」にもかかりやすいです。

尿結石は、腎臓や尿管、膀胱、尿道などに石や砂ができる病気です。

症状としては、血尿がでたり、頻回にトイレに行くけれど、尿量が少ないとか、排尿時に痛がることがあります。

重症になると尿が出なくなり、食欲もなくなります。
ひどくなると命に関わることもあります。

原因としては、水をあまり飲まなかったりビタミン不足、抵抗力の低下などであると言われています。

軽ければ薬で石を溶かして流しますが、石が大きくなっている場合は手術が必要になります。

2.病気に対する予防方法とは?

毛球病は日常的にブラッシング等のケアをしてあげることで、防ぐことができます。

ブラッシングは猫との良いスキンシップになりますから、こまめにしてあげてください。

肥大性心筋症は定期的な診察によって、ある程度予防できる病気です。

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8)ラグドールを飼育する場合の6つの重要ポイント

1.お部屋

ラグドールの飼育のポイントは室内で飼うことです。

いつもゆっりとリラックスし鈍感な性格をしているラグドールは、室外での危険には機敏な対応ができません。

また室内でも重たい物を高いところにおいておくなど、危険な場所ができないよう気配りをしてあげてください。

2.食事

ラグドールは食事はよく食べてくれますが、筋肉のもととなる高タンパク質なフードを心がけて与えてあげてくださいね。

また肥満にならないように食事の量や回数には注意が必要です。

食事量は体が大きいので多めに必要ですが、あげ過ぎて肥満にならないように注意しましょう。
ただし、成長し切るまでは高カロリーのキャットフードを食べさせてあげてください。

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3.睡眠

ラグドールは他種より睡眠時間が長い猫です。
他の猫に比べていつも寝ているからと、心配しなくても大丈夫です。

4.環境

ラグドールは「帰巣本能の強い猫」といわれており、ペットショップやブリーダーから家に迎え入れた時や、引っ越しなどで別の家に映る場合は、神経質になりがちな傾向があります。

ペットケージやハウスなどで猫が安心できる場を作り、新しい環境に慣れるまではあまり構いすぎずに、そっと見守るようにしましょう。

5.手入れ

ラグドールはやや抜け毛は多いですが、毛は絡みにくく、お手入れは楽なほうです。

長毛種なので、毎日丁寧にブラッシングしてあげてくださいね。

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6.もしものために保険が大事

どんなに気をつけていても、ラグドールが病気にかかることはあります。
とくに肥大性心筋症尿路結石になりやすい猫種ですから、気をつけたいところです。

軽い病気なら良いですが、入院や手術を必要とするほど重い病気を発症するかもしれません。

そんな時、飼い主としてはどうにかしてあげたいでしょうが、ペットの治療費には保険は適用されません。

手術ともなれば何十万という金額がかかりますし、その後の薬代も非常に高価です。
もし、その時お金が足りなかったら?

治療すればまだまだ元気に生きられるのに「治療を諦める」という事にならないためにも、できれば「ペット保険」に入ることをオススメします。

ペット保険は月に1000円前後から、もしものときに備えることができます。

ただし、各社特約などの違いが色々あるので、資料を請求して見比べることをオススメします。

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上を見上げるラグドール

9)ラグドールを飼う場合の3つの心構え

1.抱っこをしてあげる

ラグドールはとても大人しい猫なので、遊ぶよりは抱っこしてあげる方が喜ぶかもしれません。

もちろん猫の健康のためにも運動は必要なので、猫のおもちゃなどで適度に遊んであげてください。

2.室内飼いにする

ラグドールは体が大きいので、遊べるスペースは広めに取りましょう。

また、ちょっと動きが鈍いので、外に出てケガをしないように基本は室内飼いにしましょう。

3.ブラッシングをかかさず

何度も書いていますが、ラグドールは長毛種です。

毛球病の予防のためにも、こまめならブラッシングをしてあげてください。

またブラッシングは猫的にもされて嬉しいことですよ。

10)ペットにする喜び、ラグドールを飼う魅力とは?


青い目の「ぬいぐるみ」と呼ばれるラグドールの魅力はやはり、ふわふわで柔らかく、なめらかで艶のある美しい被毛。抱き心地、手触りが素晴らしい猫です。さらに、性格もとても穏やかで大人しく、おっとりして人懐っこい性格なのでペットを初めて飼うという人にもオススメです。


今回のまとめ

1)ラグドールの紹介

原産地はアメリカ合衆国。体高は22~28センチ、体重はオスは5~7キログラム、メスは4~5キログラム。
平均寿命は14年程度。ラグドールは英語で「ぬいぐるみ」。

2)ラグドールの3つのタイプ

・青い瞳と白い長毛、ポイントカラー
・耳と耳の間が離れている、耳の間が平らになっている頭が特徴的
・大きく丸みのある体つき、骨太な脚、長くてふさふさしたしっぽ

3)ラグドールの性格の3大特徴

・大人しい
・人懐っこい
・狩りや運動への関心は低い

4)ラグドールのオスとメスでの性格の2つの違い

オスの方が活発で人懐っこい性格。メスは少し神経質になることがあったり、気分屋で攻撃的になって爪を立てたりすることがあるので繁殖を希望しないなら手術も検討した方がいい。

5)ラグドールを飼う人に向いているポイント

・食費が払える人、ラグドールはほかの猫より大きい猫なので食費がかかる。
・スキンシップをたくさん取りたい人、飼い主に抱っこされるのが好き。フワフワの毛はシルクのようで何時間でも触っていられる。

6)ラグドールのしつけの重要ポイント

帰巣本能が強いので、迎え入れた時や引っ越しの時は構いすぎず慣れるまで見守る。

7)ラグドールの健康上の3つの注意点とは

毛球病・肥大性心筋症・尿結石

8)ラグドールを飼育する場合の6つの重要ポイント

  1. お部屋 室内で飼う。鈍感な性格で室外での危険に機敏に対応できないから。
  2. 食事 筋肉のもととなる高タンパク質なフードをあげる。肥満に注意。
  3. 睡眠 他種よりも睡眠時間が長め
  4. 環境 帰巣本能が強いので、新しい環境に慣れるまではあまり構わず、そっと見守る。
  5. 手入れ やや抜け毛が多いが、からみにくいのでお手入れは楽。毎日丁寧にブラッシングする。
  6. もしものために保険が大事 月1,000円前後から備えることができる。

9)ラグドールを飼う場合の2つの心構え

大人しい猫なので遊ぶより抱っこしてあげる方が喜ぶ。
室内飼いにする。体が大きいので遊ぶスペースを広めにとる。

10)ペットにする喜び、ラグドールを飼う魅力とは?

本物のぬいぐるみのように大人しく、抱っこされるのが大好き。
ふわふわで手触りが良い艶のある美しい被毛。
穏やかでおっとり、初心者でも飼いやすい。

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