ロシアンブルー

今回は、ネコ科の中でもペットとして人気があり、気品に溢れる種類であるロシアンブルーについてご紹介させていただきます。

ロシアンブルーの性格やそれに合わせたしつけの方法についてこれからを飼おうとする方のアドバイスになるようにご紹介をさせていただきます。






ロシアンブルーの性格の2大特徴!しつけ法とは


1) ロシアンブルーの紹介

(1) ロシアンブルーの歴史

ロシアンブルーの起源は、1860年頃にロシアの船に乗ってイギリスに渡ってきたとされ、その後イギリスやヨーロッパのブリーダーにより作られた猫となっています。

第二次世界大戦後に、ロシアンブルーは絶滅の危機にさらされそうになったためシャム猫との交配で体型が太めのロシアンブルーが登場しました。

その後、イギリスに原生していたロシアンブルーと交配する中で現在も見られるスリムな体型に戻り現在に至るまで、その高貴な気品に溢れるロシアンブルーは人気を博しています。

(2) ロシアンブルーの平均体長

・平均体重

どのような動物でも、平均的な体重を大きく逸れてしまうと体長不良を起こしやすくなるため気をつけましょう。

雄:4.5~5.5kg

雌:2.5~4.0kg

の範囲とされています。

雌の方が雄より小柄であるということで、繊細な性別となりますので雌のロシアンブルーと暮らす際には栄養面に注意をなさってください。

雄の場合は、しっかりとご飯を与えて日々運動をしていれば健康的な体づくりができますが、室内で飼う場合には運動不足にご注意ください。

・平均体高

体高に関しては、雌雄ともに25?27cmとなっており、日本に原産している猫より小柄な猫の種類となっています。

その分、室内の構造や遊ばせるおもちゃには注意をしてください。また、家具の隙間などの危険なものなどは取り除いておきましょう。

(3) ロシアンブルーの日本流通

ロシアンブルーはまだ日本国内での流通が少ない上に、ロシアンブルーの子猫を扱うブリーダーの人数も少ないので、大変希少で高価な猫となっています。

気品に溢れるロシアンブルーらしい、値段設定と子猫から大切に育てるという気持ちのある方であれば、日本にもロシアンブルーが広く流通するでしょう。

2) ロシアンブルーの3つのタイプ

(1) ショータイプ

このタイプは、本場のショーに出場できるほど美しい種類となっています。

しかし、外見が美しくても主人のいうことが聞けずパフォーマンスができないロシアンブルーは、ショータイプから降格させられるという厳しい世界で生きているタイプです。

(2) ブリーディングタイプ

このタイプは、ショータイプレベルに達していなくともその美しい外見と血統により子孫が残すことのできるタイプのロシアンブルーとなっています。

繁栄させるために貴重な遺伝子を持つロシアンブルーが、このタイプに部類されます。

(3) ペットタイプ

このタイプは、上記の2タイプにも当てはまらず一般的に飼育することが許されるタイプとなっています。

繁殖などを目的としないため、去勢手術を行うことで安全に家庭でも飼育できます。

とはいえ、ロシアンブルーは一般的にどれも気品の溢れる高貴な印象を持つことには変わりませんので、大事に育ててあげてください。

3) ロシアンブルーの性格の2大特徴

(1)頭が良い

ロシアンブルーは他の種類の猫と比べて、段違いに頭が良く主人の言うことも聞くほどの知能を持ちます。

(2)鳴く事が少ない

また、比較的鳴くことも少ないため近隣に迷惑をかけない大人しい猫として有名です。さながら、高貴な見た目通りの性格と言えます。

とはいえ、ロシアンブルーにも十人十色ですのでありのままのロシアンブルーを可愛がってあげることをオススメします。

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4) ロシアンブルーの雄と雌の性格の違い

どのような動物も雌雄の違いは様々な面でありますので、ここでは、性格での違いについてご紹介させていただきます。

(1) オス

ロシアンブルーの雄は、体が雌に比べて少し大きく堂々とした姿ですが、性格は大人しくて飼い主に従順な子が多いです。

好奇心が旺盛で遊びの範囲が広いのが特徴となっています。

また去勢をしておかなければ、縄張り行動と言われるおしっこを壁などにかける行為をしますのでお気をつけください。

(2) メス

メスの場合は、世に言うツンデレのような行動をとることが多いです。

具体的には、行動範囲自体は雄に比べて狭い割に飼い主と遊びたいがために狭いところに逃げ込んでいく。出てきたかと思えばそっぽを向いて佇んでいる。

というような、飼い主にとっては困った行動をとることが多いですが、これは愛情でカバーしてあげましょう。

また、発情期に鳴き声をあげるためご近所迷惑になるので不妊治療などを施してから迎え入れてあげると、円滑な猫との生活を送ることができます。

5) ロシアンブルーを飼うのに向いている人のポイント

(1) 集合住宅にお住いの方

理由としては、ロシアンブルーの大人しい性格と狭い生活範囲でも十分暮らしていけるというのがポイントです。

また、ブラッシングも1日1回程度で良く抜け毛なども他の種類に比べ毛の生え変わりも少ないためロシアンブルーの美しい姿を保ちつつ、一般の集合住宅の一室で飼うことが十分に可能となります。

(2) お年寄りや一人暮らしの方

理由としては先述した通り集合住宅の一室で飼うことのできるほどの大人しいロシアンブルーは、穏やかな環境を保つことのできる人に向いています。

また、世話も大変な部類には入りませんのでゆっくり生活を行うことを希望するお年寄りの方に向いています。

しかし、夜の間に帰宅をしない一人暮らしの方はロシアンブルーを飼育するのに向いてはいません。流石に、ロシアンブルーも家に独りきりだと寂しがります。

昼間はともかく、ずっと独りで過ごしていると孤独感に苛まれますので一緒に居られる時はとことん愛情を注いであげることをオススメします。

6) ロシアンブルーのしつけの2つのポイント

(1)噛み癖

動物のしつけの中で、噛み癖は飼い主さんにとって一番厄介となりうる動物にありがちな行動です。しつけの行い方としては、根気のいる作業となります。

まず、噛み癖の原因としては『遊ばせてあげられるおもちゃがない』や『興奮している場合』などが挙げられます。

いずれにしても、噛み癖が見られた場合は遊んでいたとしてもその遊びを止めて、目を見て『いけません』という意思を言葉で伝えましょう。

その後、ロシアンブルーを他の場所に置いて部屋を出ます。20分以上経過してから、食事や遊ぶ時間を与えるようにしましょう。

ポイントとしては、猫自身に『噛むとご主人が遊んでくれなくなる』ということを印象付けることが大切です。

(2)攻撃をするようになったら

ロシアンブルーの特に雌に多い行動として、発情期などに攻撃的になります。このような際には、飼い主さんが近くにいて『安全な場所』という意識を与えることが大切となっています。

注意として、あくまで本能の一部ですので心を広くロシアンブルーの安心できる空気感を出してあげましょう。決して怒鳴り散らすなどをしてはいけません。

飼い主さんの恐い一面は先述した噛み癖のしつけ方でできるような、冷酷とも思える行為の方が寂しがり屋のロシアンブルーにとって、怒鳴ることより冷たい態度の方が印象付けられます。

人間の子供のようにしつけ方には注意をしましょう。

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7)ロシアンブルーの健康上の3つの注意点

(1)FIP

この病気は、後天性の病気となっており猫伝染性腹膜炎ウイルスに感染することで発症します。

この病気は、猫に元から存在する猫コロナウイルスの一種となっており、そのウイルスの突然変異によって引き起こされる病気となっています。

症状としては、『下痢・嘔吐・発熱』など猫が病気になると引き起こされる多くの病気とさして変わらないため病院にて抗体検査などを受けることで判明します。

また、腹に水が溜まることで呼吸困難を起こすことがありますので早急な治療が必要となっています。

ドライタイプと言われる症状は、肝臓や腎臓へ神経的な影響を及ぼす上に、急速に症状が進むため気を付けなければ命を落としうる病気となっています。

多くの場合、1歳までに症状が見られた後6歳を超える老年期になると症状がまた一段と進むため気を付けなければなりません。

予防方法としては、定期検診を絶対に受けさせることで早期発見と治療が可能となります。

(2)肥満

先述した平均体重などを大きく超える場合や、下腹部に脂肪がたまっていると感じるようになった場合には、肥満の恐れがあります。

ロシアンブルーは元より体重も身長も小柄な種類に分類されるためあまりにも大きくなりすぎた子に関しては、対処法が必要となります。

対処法としては以下のようなものが挙げられます。

・食事の回数を分ける

減量しなければならないとはいえ、すぐに食事の量を減らすのではなく。

回数を3時間に1回ペースで少量の食事をさせてあげることで、消化を効率的に行い脂肪の増加を抑制することが出来ます。

・運動量を増やす

普段から遊んであげることも大切ですが、室内だけで済ませるのではなく、簡単なお散歩などをしてあげることをおススメします。

海外では、犬のようにリードをして道を散歩させることもあるようですので日光に当たりながら30分程度の散歩を行いましょう。

・食事の内容を変える

炒めた野菜などをあげると、消火活動を活発化させることが出来ますので、キャットフードだけではなく、食物繊維などを与えるとよいでしょう。

(3)ノミ

動物初心者にとって、ノミは脅威に感じる要素の一つとして挙げられます。

ノミは繁殖力に富んでいる上に、ノミが猫に付着すると猫だけではなく人間の健康を害することもありますのでご注意ください。

最初のうちは獣医さんに、注射などをしてもらいノミを退治してもらいましょう。

自分でノミを駆除する場合には、薬が市販されているためペットショップの店員さんに詳細を教えてもらい納得したうえで処方してもらいましょう。

8)ロシアンブルーを飼育する際の3つの重要ポイント

(1)お部屋の環境

ロシアンブルーと生活するうえで、お部屋の環境についてご紹介させていただきます。先述したとおり、病気の危険性がありますのでノミ取りを絶対に行いましょう。

また、行動範囲が部屋の隙間にいたるまでを凌駕しますので危険性のあるとがったものや重いものなどは撤去しておきましょう。

ロシアンブルーも猫の一種ですので、高いところに物を置くことも要注意となっています。清潔な環境でロシアンブルーの気品を味わいましょう。

(2)食事

先述したとおり、肥満の恐れがありますので平均体重の120%を超すことのないように気を付けましょう。

食事は一般的なキャットフードで十分ですが、野菜などを取り入れた特製のご飯をあげることもお勧めです。しかし、ネコ科はネギ系の食べ物が毒となりますのでご注意ください。

それ以外は、飼い主さんと同じタイミングくらいでご飯を食べさせてあげると、一緒に食事をするという意識がロシアンブルーにも芽生えますので、より親密な関係を築くことが出来ます。

(3)睡眠

猫の睡眠には、静かで落ち着ける空間を保ってあげることが大切です。防音をしてあげることで、ロシアンブルーは健康的な一生を遂げることが出来ます。

また、起きている間の運動や遊びで消費したエネルギーを睡眠中に養いまた人間の赤ちゃん同様、睡眠中にしつけなどを学びますのでリラックスした部屋を用意して睡眠を摂らせてあげることをおススメします。






今回のまとめ

1)ロシアンブルーの紹介

2)ロシアンブルーのタイプ

3)ロシアンブルーの一般的な性格

4)ロシアンブルーの雄と雌の性格の違い

5)ロシアンブルーを飼うのに向いている人のポイント

6)ロシアンブルーのしつけの重要ポイント

7)ロシアンブルーの健康上の注意とは

8)ロシアンブルーを飼育する際の重要ポイント