シャム猫

すらっとしたスタイル、透き通ったブルーアイに白い毛並み、高貴な印象を持ち合わせ、優雅にして魅力あふれるシャム猫。

シャム猫はタイの秘宝と呼ばれ、歴史の古い猫ですが、性格やしつけのコツをお伝えします。






シャム猫の性格の4大特徴!しつけのポイントとは


1)シャム猫の紹介

(1)原産地・平均体高・平均体重

原産地:タイ王国

平均体高:25~27cm

平均体重:オス3.2~4kg

     メス2.2~3.6kg

(2)日本で飼育されている数

691180匹(合計飼育頭数9874000匹のうち0.07% 一般社団法人ペットフード協会調べ)

(3)名前のルーツ

シャム猫またサイアミーズとも呼ばれています。シャムは現在のタイのことで、タイ王国外に出ることがなかったために「タイの猫」=「シャム猫」と呼ばれています。

また、シャム猫を英語表記にすると「siam(サイアム)」になり、外国では「サイアミーズ」と呼ばれています。

(4)歴史

タイの秘法と呼ばれアユタヤ朝時代の古書「キャット・ブック・ポエムズ」にも登場する門外不出だった猫。

タイのイギリス領事館だったゴールド氏に王室から記念に贈られたことをきっかけに世界に出ることになりました。

1885年にイギリスで行われたキャットショーでは賞を総なめにし、1890年以降はアメリカにも輸入されて、世界指折りの人気者になりました。

(5)平均寿命 とは

シャム猫の平均寿命は10~13歳といわれています。一般的には15年生きるといわれている猫の中ではすこし短めといえます。

2)シャム猫の5つの特徴

(1)体型

オリエンタルタイプで、筋肉質ながらも全体的にほっそりとしていて直線的。体は細身で円筒状になっています。V字型の顔で、細く長いと尻尾が特徴的。また、前足よりも後ろ足の方が長いのも特徴です。

(2)毛の長さ

短毛種。クロースライイングと呼ばれる被毛はとても細く光沢があって、体にそって密生しています。手触りが滑らかでシルクのようです。

(3)

体の色が白、もしくはクリームで、顔や耳、足、尻尾でチョコレートやライラック、シールやブルーのポイントが入ります。

子猫のときは、ポイントがないのですが、生後1ヶ月を境に徐々にポイントがわかるようになります。

(4)

サファイアブルーの目が特徴的。中くらいのサイズで、アーモンド形です。

(5)

大きく耳の先がピンととがっています

3)シャム猫の性格の4大特徴

(1)わがまま

純血種の代表格の特徴でもありますが、激しい意自己顕示欲を時々見せてくる場合があります。

(2)愛情深い

とても社交的で1人の人に密着することも多いです。自分から人にかかわろうとする性格で抱きしめられたり、肩に乗るのも好きです。

(3)感受性が強い

とても賢く人を見てなついたりします。心を許した相手には、忠実心を見せるほどの気だかさもあります。

(4)遊んでもらうのがすき

好奇心旺盛でとても甘えん坊で、知らない人が来たときはしばらく見て、大丈夫だと思えば大胆に遊んでアピールをするほど積極的。

一人で遊ぶよりも、おもちゃを投げてもらったり、ねこじゃらしなどで人と遊ぶことが大好きです。

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4)シャム猫のオスとメスでの性格の3つの違い

(1)性格

感情表現が比較的ストレートなのはオスです。シャム猫のイメージにある気高さはメスのほうがあります。

(2)からだのサイズ

オスのほうが体は大きいです。筋肉質で、がっちりしています。

(3)繁殖時期

メスは、繁殖時期は神経質になりやすく、頻繁になくようになります。オスは、発情期のメスに会うことがなければ比較的に面倒ではないですが、外に出たがったり気が荒くなります。

5)シャム猫を飼う人に向いている3つのポイント

(1)猫を飼っていない

基本的に気難しいところがあるので、あまり多頭飼い向かない猫でもあります。頭がよく、しつけもしやすいので初心者の人でも飼いやすい猫です。

(2)かまうのが好き

どちらかというと犬っぽい性格のシャム猫は、人におねだりしたりかまってもらうのが大好き。遊んであげたり、めんどくさがらずにかまってあげられる人が向いています。

(3)持ち家

よくしゃべるシャム猫。声は大きいので繁殖期のオスなどは集合住宅やマンションでは近所迷惑になる可能性があります。また、運動量が多いので、できるだけ広い場所を用意してあげましょう。

6)シャム猫のしつけの3つの重要ポイント

(1)ハンドリングを行う

社会時期といわれる2~7週の間に4人以上の人間が、1日1時間程度のふれあいを持つとより人懐こい性格になります。

(2)犬との違いを知る

猫は小さな犬ではありません。犬と猫には学習能力に違いがあります。なので、猫をしつけるには犬にかかる以上の時間がかかります。

(3)ほめて育てるではなく、好きなものを与える

犬と違い、ほめてもうれしいと思う心がどこまであるのか、個体差によります。なので、正しい行動をしたときには猫が好きなものを与えるのがしつけの近道になります。

遊ぶことが好きなシャム猫は、ご褒美にボールを投げたりすると喜びます。

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7)シャム猫の健康上の3つの注意点

(1)糖尿病

猫自体もともと糖尿病にかかりやすいのですが、シャム猫の場合は遺伝性の糖尿病という場合があります。肥満になると、糖尿病を発症してしまうリスクがありますので、運動と食事量に気をつけましょう。

(2)慢性肝不全

15歳以上の猫3匹に1匹はかかるといわれている慢性肝不全は症状がとてもつかみにくい病気。活発なシャム猫にとって症状のひとつである多飲多尿を見逃してしまうこともありますので、注意して観察しましょう。

さらに、ほかの品種に比べて、シャム猫は肝臓病を羅漢する確率が2倍というデータもありますので、細心の注意が必要です。

(3)角膜黒色壊死症

青い目と白い毛を持つ猫に出やすい病気といわれているのが、角膜黒色壊死症です。予防法には、猫ヘルペスウイルス・猫カリシウイルスのワクチン接種が有効です。

8)シャム猫を飼育する場合の4つの重要ポイント

(1)温度

寒さに弱いので、冬などは室温を高めに設定しましょう

(2)食事

ほっそりとした体が魅力となる猫なので、体型を維持するためにも食事は適量をまもりましょう

(3)1日1回のブラッシング

短毛種なので、何度もブラッシングする必要がありません。シャンプーは1ヶ月に1回ほどで大丈夫です。

(4)部屋の広さ

猫の中でもトップクラスの運動量を誇るシャム猫。まるで犬のように走り回ることが大好きなので、狭い部屋が苦手です。運動量を確保するためにも広い部屋のほうがお勧めです。

9)シャム猫を飼う場合の2つの心構え

(1)怪我をさせない

シャム猫は運動量も多く、活発でいたずらも多いために、それに伴い怪我をすることも多いといわれています。家具の配置などで怪我をしないような配慮が必要です。

(2)病気に気をつける

神経系・頻尿器などの病気にかかりやすいので、毎月病院に連れて行ったりと健康管理に気をつけましょう。






今回のまとめ

1)シャム猫はタイ王国原産で国外不出といわれるほど大事にされてきた猫です。

2)青い目とほっそりとしながらも筋肉質な体、ポイントカラーが魅力です。

3)シャム猫は遊ぶのが大好きでとても愛情深く、感受性豊かな猫です。

4)シャム猫はオスのほうが体が大きく気持ちをストレートに表現し、メスのほうがシャム猫らしい気だかさを持ちます。

5)かまうのがすきで、猫を飼っていない人が飼うに向いてます。

6)犬との違いを感じて好きな道具などでしつけましょう。

7)シャム猫は肝臓病などかかりやすい病気があるので、気をつけましょう。

8)暖かい部屋と広めの部屋を用意し、シャム猫の体重維持に努めましょう。

9)飼うときには運動量の激しいシャム猫に怪我をしないように注意しましょう。