タマムシ

タマムシは、教科書で習う「玉虫厨子」に代表されるように、昔から美しい体色が装飾などに使われてきました。そんなタマムシをペットとして飼育したくありませんか。ただしタマムシを飼育するためには、いくつか知っておくべきコツがあります。






タマムシの飼育方法って?給餌方法・飼育のコツと注意点


1)タマムシの紹介

(1)タマムシとは

タマムシとは、コウチュウ目タマムシ上科に属する昆虫の総称です。日本国内にも多くの種類が生息していますが、ヤマトタマムシは特に美しい外見を持っているため昔から珍重されてきました。紡錘形をしており、体全体に緑色の金属のような光沢があります。見る角度によって背中に虹のような赤色や緑色の縦じまが入ったように見えます。これは天敵である鳥を寄せ付けない効果があると言われています。

(2)原産地・平均体高・平均体重

タマムシは、日本では本州、四国、九州に生息しています。ヤマトタマムシを霊異とすると平均体長は30ミリメートルから40ミリメートルくらいです。平均体重は2グラム前後です。

(3)簡潔な歴史・名前のルーツ

タマムシは、体の色の美しさから古くから装身具や工芸品の装飾として使われてきました。有名なものでは、法隆寺の宝物である「玉虫厨子」があります。また、「玉虫色」というタマムシに因んだ言葉は、タマムシが見る角度によって色が変わることに由来しています。タマムシの名前は「玉」つまり宝石のように美しい体色を持つ虫と言うことがルーツです。

(4)平均寿命 

タマムシは幼虫として2年過ごした後、真夏に成虫になります。成虫の平均寿命は約2ヶ月くらいです。

2)種類の違いを解説!タマムシの主な3つの種類と特徴

(1)ヤマトタマムシ

ヤマトタマムシは、緑色を基調として縦に赤色の線が入った光沢のある体色をしています。見る角度によって、様々な色の変化を見られます。サクラやエノキなどの広葉樹に生息し、日中に活動します。警戒心が強く人が近づくと逃げてしまいます。

(2)ウバタマムシ

ウバタマムシは、全身が灰褐色をしており羽に隆起があるという特徴があります。主に松の木に生息しています。

(3)アオマダラタマムシ

アオマダラタマムシは緑色の光沢のある体色に、白色の斑点模様が付いている特徴です。枯れた桜の枝などに生息しています。

3)こんな人に向いている!飼育に適している人とは?

タマムシを飼育するには、エノキやサクラなどの葉を餌として与える必要があります。そのため飼育中は、これらの木の葉が入手できる必要があります。公園などに植えられている木から勝手に取ってくることは、多くの場合禁止されていますのでできれば自宅に餌となる木が植えられていることが理想です。餌となる木の葉を問題無く入手できる人が向いていると言えます。

4)お金の面は?飼育する場合の初期費用と方法

タマムシは昆虫を取り扱っているペットショップで購入できます。1匹の値段は小さい物で500円程度から大きなサイズになると2000円前後の値段になります。オスとメスとで値段の違いはありません。

5)グッズを整えよう!飼育に必要な2つのグッズ

(1)飼育ケース

昆虫用の飼育ケースを用意します。大きさは複数匹同時に飼育する場合でも30センチサイズであれば十分です。一匹だけ飼育する場合には、もっと小さいサイズの飼育ケースでも問題無いでしょう。

(2)

エノキやサクラなど広葉樹の枝を瓶などにさして飼育ケースの中に設置します。これらの木は、タマムシが生活するスペースになると同時に、木の葉がタマムシの餌になります。そのため、葉を全て食べ終えたり、枯れてきたら木を交換します。タマムシをつがいで飼育し産卵させる場合には、木に切れ目や窪みを付けて産卵しやすいようにします。

タマムシを掴もうとしている子供

6)給餌方法の紹介!主な3種類の餌とその方法

(1)エノキ

タマムシの餌として代表的なものは、エノキの葉です。枝付きのエノキの葉を飼育ケージに入れておくことで、タマムシの餌になります。もし、餌を食べない場合には、葉の部分だけを取り、タマムシを被うようにすれば、食べる場合もあります。

(2)サクラ

タマムシはサクラの葉も餌として食べます。もしエノキの葉が手に入らなかったり、タマムシがエノキの葉を食べない場合には、サクラの葉を与えましょう。エノキ同様に、枝付きのまま飼育ケースに入れておきます。

(3)ケヤキ

タマムシはケヤキの葉も食べます。エノキやサクラと共に、ケヤキも餌として与えられます。いずれの場合も、葉が無くなったり枯れてしまった場合には、交換してください。

7)要注意!タマムシに多い2種類の病気とは

(1)ストレス

タマムシは非常に臆病な生き物です。頻繁に触ったり霧吹きをしているとストレスがたまり寿命が短くなってしまうことがあるため注意が必要です。世話は必要最低限にしましょう。

(2)拒食

タマムシは繊細なため、飼育環境が変わると拒食で餌を食べないことがあります。特に飼い始めてすぐの場合に、拒食になることが多く、その場合栄養不足で死んでしまうこともあります。

8)要チェック!飼育で特に注意すること

タマムシは眺めて楽しむペットであり、手に乗せたり触れたりとスキンシップを楽しむペットでは無いことを理解しましょうタマムシにとって、頻繁に触られることは非常にストレスで有り、拒食や衰弱といった症状にも繋がりかねません。また、タマムシはアロマや殺虫剤のような薬剤に弱いです。そのためタマムシを飼育する環境ではアロマオイルやキャンドル、また殺虫剤などは絶対に私用しないでください。最悪の場合、タマムシが死んでしまいます。

9)飼育する喜びとは?タマムシを飼育する魅力とは

タマムシの魅力はなんと言っても、その美しく体の色です。昔から人々を魅了し続けてきた、不思議な輝きがあります。タマムシを飼育することはまるで生きた宝石を身近に置くような喜びがあります。






今回のまとめ

1)タマムシの紹介

2)種類の違いを解説!タマムシの主な3つの種類と特徴

3)こんな人に向いている!飼育に適している人とは?

4)お金の面は?飼育する場合の初期費用と方法

5)グッズを整えよう!飼育に必要な2つのグッズ

6)給餌方法の紹介!主な3種類の餌とその方法

7)要注意!タマムシに多い2種類の病気とは

8)要チェック!飼育で特に注意すること

9)飼育する喜びとは?タマムシを飼育する魅力とは