タヌキを飼育する方法とは?性格の4大特徴と飼育のコツ

タヌキ

ずんぐりとした体形が可愛らしいタヌキ。一度は飼ってみたい!と思う人も少なくないと思います。でもいざ飼いたいと思っても、どこで購入して、どうやって飼育すればいいのか分からない・・!そんな人のために、今回はタヌキの飼育方法についてご紹介します。






タヌキを飼育する方法とは?性格の4大特徴と飼育のコツ


1)タヌキの紹介

1.タヌキとは

タヌキはイヌ科の中でもずんぐりした体形で、太い尾に短い脚が特徴的な動物です。歯もイヌやキツネに比べて犬歯が発達しておらず、イヌ科の中できわめて原始的な動物とされています。耳は丸くて小さく、被毛はきわめて厚く、とくに下毛が豊富です。体毛は一般的には黄褐色で、黒い差し毛がみられますが、亜種によっては多少毛色が異なる場合があります。森林や人家近くの山里などで生活し、雑食性のため虫や魚、小動物や果物などを食べます。

2.原産地・平均体高・平均体重

原産地:日本・朝鮮・中国・ロシア・ウスリー地方などの東アジア

平均体高:27cm~37.5cm

平均体重:3.6kg~6kg(秋頃には6kg~10kgまで増える)

3.名前のルーツ・歴史

名前の由来は諸説あり、「タヌキの皮を手貫き(たぬき)に用いたから」とする説や、「田の怪(け)の意から」とする説などがあります。タヌキは元々は極東にのみ生息する、世界的にも珍しい動物で、主に山野に生息していました。現在日本に住むタヌキでは、野生下でも都市部で生息するものも少なくありません。

4.飼育の許可・届け出の必要性

タヌキの飼育に必要な許可証というのは基本的には存在しません。タヌキ自体は「鳥獣保護法」により「狩猟が認められている動物」であることが決まっています。そのため、狩猟期間中に怪我や病気のタヌキを保護した場合にのみ「生涯飼養許可」を申請して飼育することが可能です。怪我も病気もしていないタヌキの場合には、「放獣」もしくは「殺処分」が求められ、飼育は不可能です。

5.平均寿命

野生下では10年前後。飼育下では最高16年の記録があります。

2)どんな種類があるの?タヌキの主な5つのタイプと特徴

1.エゾタヌキ

北海道に分布する日本産の亜種で、森林や林縁、川や沼沢などの地域に生息しています。体毛の色は茶褐色で、脚が短くて穴を掘ることに適した体形をしています。夜行性のため、昼間は巣穴で過ごします。

2.ホンドタヌキ

本州・四国・九州などに分布する日本産の亜種で、オスメスのペアまたは数頭の家族で、藪の中やアナグマの古い穴などで生息しています。エゾタヌキよりは少し小型で、人家の近くに現れてゴミを漁ることもあります。

3.タイリクタヌキ

別名を「ビンエツタヌキ」といい、中国東部やベトナム北部などに分布しています。

4.コウライタヌキ

朝鮮半島に分布しています。

5.ウスリータヌキ

ロシアのウスリー地方や、アムール地域、また中国東北部などに分布しています。

3)理解してあげよう!タヌキの性格の4大特徴

1.臆病で警戒心が強い

タヌキは臆病で警戒心の強い動物です。特に野生下のタヌキでは、呼んだり餌をちらつかせれば寄ってくるということはまずありえません。

2.凶暴で攻撃的

タヌキは臆病な性格ゆえに、身を守るため攻撃性が強い動物です。うっかり手を伸ばせば痛い目に遭いますので十分な注意が必要です。

3.人に懐きにくい

イヌ科といっても、犬のように簡単には懐きません。幼獣の頃からしっかりと面倒や躾をしていれば、世話をする人間にのみ懐くことは可能ですが、それ以外の人間にはまず懐くことはありません。

4.何でもよく食べる

タヌキは雑食性ですので、昆虫や果物から何でもよく食べます。

タヌキ

4)お金の面は?飼う場合の初期費用と方法とは

1.初期費用とは

タヌキを購入しようとしても、まずどこのペットショップやブリーダーでも販売はされていません。鳥獣法に基づいた狩猟期間に病気か怪我のタヌキを保護するほかに入手は不可能です。そのため、販売金額は不明です。また、万一タヌキを保護して終生飼養の許可を得た場合でも、犬の飼育時と同程度の金額はかかってきます。初期費用として3~5万円程度は見ておいた方が良いでしょう。

2.用意したいグッズ

ケージ・トイレ・水用器・食事用器・ベッド・食事(ドッグフードでもOK)・ハーネス&リード・首輪など

5)要注意!タヌキを飼育するうえで特に大変なこと

タヌキは臆病な性格なので、大きな音や環境の変化に敏感です。一緒に生活するのであれば、あまり騒がしくない環境が必要です。また、飼育時には毎日食事の残し具合や糞尿をチェックして、健康面に気をつけましょう。

冬には冬眠はしませんが、あまり寒いと野生下では穴ごもりをします。飼育下では室内がある程度暖かいため、そこまで気を遣う必要はありません。繁殖期にはより攻撃性が増すこともありますので、あまり構い過ぎないように気を付けましょう。

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6)給餌方法とは?主な3種類の餌とその方法

1.ミルク

幼獣の頃はミルクを与えます。犬用の市販の粉ミルクをお湯で溶かしたら、哺乳瓶で飲ませましょう。一日にどの程度与えるかは、ミルクの缶に記載されている情報を目安にします。

2.ドッグフード

ドッグフードは栄養価が高いため、主食として与えられます。

3.果物

果物はカットして与えます。主食よりも、副食として与えた方が良いでしょう。タヌキは基本雑食性なので、上記に挙げた以外のものでも大抵は食べます。成獣であれば食事は一日に二回程度で大丈夫です。

7)知っておきたい健康のこと!タヌキに多い2種類の病気

1.疥癬(かいせん)症

疥癬症は、ヒゼンダニが寄生することで強い痒みを引き起こす皮膚病で、人間にも感染するおそれがあります。感染すると全身の毛が抜けて、皮膚が硬化し、フケ状になって剥がれ落ちてしまいます。少しでも異常が見られたらすぐに獣医さんに連れていきましょう。

2.犬ジステンパーウイルス感染症

犬ジステンパーウイルスの感染により、鼻水やくしゃみ、発咳などの呼吸器症状や、嘔吐や下痢などの消化器症状、また麻痺や運動失調などの神経症状が見られる発熱性の病気です。幼獣や老獣がかかると命の危険もありますので、くしゃみや発咳などの症状が見られたら、すぐに獣医さんに見てもらいましょう。

8)飼育する楽しみとは?タヌキを飼う魅力とは

タヌキを飼うこと自体とても珍しいことなので、そんな珍しい動物を飼っているということは動物好きにとっては一種のステイタスになります。また、飼育下でも野生味の強いタヌキを懐かせたときの喜びもひとしおでしょうし、慣れれば愛くるしい仕草を見せてくれます。






今回のまとめ

1)タヌキの紹介

2)どんな種類があるの?タヌキの主な5つのタイプと特徴

3)理解してあげよう!タヌキの性格の4大特徴

4)お金の面は?飼う場合の初期費用と方法とは

5)要注意!タヌキを飼育するうえで特に大変なこと

6)給餌方法とは?主な3種類の餌とその方法

7)知っておきたい健康のこと!タヌキに多い2種類の病気