ウーパールーパー

今回は、決してメジャーなペットではないですが現在まで長くに渡って人気を博して飼育しやすいことで有名なペットのウーパールーパーについてご紹介させていただきます。

また、ウーパールーパーの飼い方や生体の特徴、飼う人に向いているポイントなどについてご紹介させていただきます。






ウーパールーパーの飼い方解説!飼育のコツとは


1) ウーパールーパーの紹介・解説

ここでは、ウーパールーパーの特徴についてご紹介させていただきます。

(1) 原産地・歴史

ここからは、ウーパールーパーの原産地と歴史についてご紹介させていただきます。

ウーパールーパーは、『メキシコサラマンダー』という学名がついている両生類に分類される生き物となっています。

彼らの原産地は、その名のとおりアメリカのメキシコにのみ生息している珍獣と呼ばれる部類の生き物となっています。

メキシコの中でもチャルコ湖とソチミル湖の湖のみにしか原生しておらず、その数も年々減少傾向に向かっています。

生息地であるメキシコ周辺では、食用として扱われていた時期もあり地域によっては食用として育てている場合もあります。

(2) 平均体長・平均寿命

平均的にウーパールーパーは、全長23cm大きい子で30cmほどになると言われています。体重は85g前後あれば適正体重となっています。

体重に関しては、他の生物同様肥満気味ですとあまり良くないため70?90gが許容範囲とされていますので、定期的に体重を測ってあげてください。

平均的にウーパールーパーは長寿なのが特徴となっているので、10年?15年が平均寿命となっています。環境が整っていれば25年も生きる生き物ですので、大切に飼育をしてあげましょう。

場合によっては、変態をする個体もいますが変態をすると5年後に生きている可能性が低くなる恐れがあります。まさに生命の神秘ですね。

2) ウーパールーパーの5種類と特徴

ウーパールーパーは身体の色により5種類に分類されます。その中には、日本で飼う事のできない種もいますのでご自身の好きな種類を飼ってみることをおすすめします。

(1) リューシスティック

この種類は、ウーパールーパーの中で最もポピュラーで手軽に飼育することができます。特徴としては、白い身体に黒く小さな目という想像しやすい種類となっています。

また、成長するにつれ顔にそばかすのような模様が出てくる子もいます。

(2) アルビノ

この種類は、ウーパールーパーに限らず全ての生物に起こる現象です。どのような現象かというと、生まれつきの突然変異により黒を中心とする色素が欠落している状態をいいます。

リューシスティックとの違いは、目まで白いという特徴です。

この場合、視力があまり良くない子が多いため敷石などは飲み込めないサイズの石か排出されるくらいの小さなサイズの石をすることをオススメします。

先述した視力のこともありますので、定期的に検診を受けさせてあげましょう。

(3) マーブル

この種類は、緑と黒の斑点を持つ迷彩柄のものとなっています。その見た目の迫力から、男性の人気が高い種類です。

マーブルのウーパールーパーは、保護色として身を守るために出来たとされており、その野生感が人気を博しているとみられます。成体になっても、模様が変わることがないことも特徴となっています。

(4) ゴールデン

この種類は、金色やオレンジ色の体色を持つものとなっています。

目がアルビノのように黒い色素を持たない子がいるため、目が悪い子がいるためアルビノ種のように定期検診を受けさせてあげましょう。

(5) ブラック

この種類は、野生のウーパールーパーに近いもので青みがかった黒いものとなっています。日本で出回る数が少ないため、他の種より高価な種類となっています。

3)ウーパールーパーの性格について

(1)基本的にはおとなしい

ウーパールーパーは基本的におとなしい性格で、他の生物や個体との共存を好まないという特徴があります。

複数匹飼う場合は、水槽を数だけ揃えてそれぞれで飼育をしてあげましょう。

中にはやんちゃな子もいますし、人間同様様々な性格がありますので、見ていて楽しくなるでしょう。適切な飼育環境を整えてあげましょう。

(2)水槽を変えて育てる

アルビノ種やゴールデン種のウーパールーパーは、目が悪いことが多いため共食いや自傷行為を行うことがあるため、気性の荒い性格の子もいますので、落ち着いて育ててあげましょう。

また、種類や雌雄により性格は大きく変わらないため安心して飼育しましょう。

メキシコサラマンダー

4)ウーパールーパーの飼育に向いている人の3つのポイント

(1) 水温に気を使うことができる人

ウーパールーパーは半水生の動物ですので、0度直前までは健康的に生活ができます。

しかし、22度を超える水温となると病気になる確率が高まってしまうため、水槽クーラーなどを取り付けて夏を乗り切れるようにすることをオススメします。

(2) 水の管理ができる人

ウーパールーパーは肉食動物に分類されるため、糞などの老廃物が大きく出てきますので、水質が悪くなるのが早いのでお気をつけください。

また、夏場では水の汚れが早く進むため冬場の2倍ほどを目安に水を替えてあげてください。上記2点について、気を使える人であれば、ウーパールーパーの飼育はほぼ完璧だと言われています。

(3) 混泳飼育を絶対にしない人

先述した通り、ウーパールーパーは他の生物との共存を嫌うため気をつけてください。

ウーパールーパーの口より小さいサイズだとウーパールーパーが食べてしまいます。口より大きいサイズであれば、ウーパールーパーの器官をつついて傷つける原因になりますので絶対に混泳は禁止です。

5) ウーパールーパーの慣らし方のポイント

(1)最初はそっとしておく

動物と住む時には、短くとも長くとも慣れるための期間が必要となっています。

ウーパールーパーの場合、家に連れて水槽に入れた当初は怯えて水草やおうちのキットに入って辺りを確認する行動をとります。

また、指をさして遊ぼうとしても当初のウーパールーパーは怯えて逃げてしまいます。

(2)段々と飼い主に慣れていく

しかし、ウーパールーパーが慣れてくると指に付いて来るなどの行動を見せることがあります。

最初のうちは、慣れないウーパールーパーのために大きな音や激しい水替えなどは避けて飼い主さん自身もリラックスして接してあげましょう。

6) 5種類のウーパールーパーの初期費用

(1) リューシスティック

この種類は、日本国内で最も流通量が多く人気の高いものとなっています。

値段としては、安いものであれば700円となっており最高でも3,000円程度となっているため大変リーズナブルな価格幅となっています。

(2) アルビノ

この種類は、飼育が大変ですが面倒見甲斐のあるものとなっております。値段としては、リューシスティックと同程度の価格幅となっています。

先述した通り、視力が弱い子が多いため自傷行為などに気をつけてあげましょう。

(3) マーブル

この種類は、迷彩柄のようなかっこいいものとなっており、こちらは男性に人気となっていますが、近年では女性にも人気が高まっています。

値段としては、リューシスティックと同程度とリーズナブルな価格設定となっています。

(4) ゴールデン

この種類は、アルビノと同様視力が弱い子が多いため注意が必要となっており、日本での流通量が少ないため価格としては上記の種から見ると500円ほど高くなっています。

その分、希少価値を見出せる人にオススメな種類となっています。

(5) ブラック

この種は、ゴールデンよりさらに希少なものとなっており、ペットショップや熱帯魚店でも滅多に置かれることのない種類となっています。

値段としては、リューシスティックと比べて1,000円ほど高くなっているためマニアの方でないと手に入れられない可能性が高いです。

見た目は野生感があるため、人気はありますのでウーパールーパー歴が長い方にオススメです。

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7) ウーパールーパーの飼育に必要な5種類のグッズ

(1) 水槽

ウーパールーパーの飼育には、絶対に水槽が必要となっています。

ウーパールーパーは、熱帯魚店で見る際にはまだ子どもの体格のため5cm程度ですが、1年以内に約5倍程度の大きさに成長するため水槽の大きさは60cmを越えるくらいの大きさの水槽を用意しましょう。

(2) フィルター

この道具は、水槽内の水をろ過するための装置となります。

金魚を飼う際などにも利用される道具で、大抵の場合水槽購入時に付属して取り付けることができます。

この装置は、後述する酸素供給装置と同じように必須であるためウーパールーパーを飼う前に水槽と一緒に用意をしましょう。

(3) エアー

この道具は、水中に酸素を供給する装置となっています。カーテン状に泡を出す形式のものや、金魚飼育に使用する形式のものもあります。

ウーパールーパーは、泡で遊ぶなどするため泡が広範囲に出る機種を選ぶと良いでしょう。また、水上に顔を出すことが多い場合には、酸素の量を増やしてあげると快適に過ごすことができます。

(4) 水温計・水槽クーラー

先述した通り、ウーパールーパーは寒さへの耐性はありますが暑くなる時期だとすぐに弱ってしまいます。

気温が25度を超えるくらいになると水温も上昇し始めるため、水温計を小まめに見ることが大切となっています。

水温が22度を超えた時には、市販の水槽クーラーにて水温を下げたり、汚れている場合には水を替えてあげることをオススメします。

(5) 餌

ウーパールーパーの餌には、人口の餌であればナマズにも与えることのできる沈下性の餌がオススメです。

ウーパールーパーは肉食に部類されるため、肉食の水性餌をあげると喜びます。時たま、アカネズミをあげると喜んで食いつくことがあるそうなので好みを知った上で餌を与えましょう。

8) ウーパールーパーの飼育で特に大変な2つのこと

(1) 動きが少ない場合

どのような生き物でも動かなくなったら心配になりますが、元よりウーパールーパーは水面に浮いたり、泡の周りで遊ぶことがありますので基本的に心配はしないで良いです。

しかし、一応確認として各器官に欠損などはないかなどは見ておきましょう。

ウーパールーパーは再生能力に長けていますが、念のため外傷や内出血が確認できたら動物病院に連れて行ってあげましょう。

(2) 水の管理

ウーパールーパーは肉食動物なので、ふんが大変多く出てきます。水質がすぐに悪くなるため、3日に一度は水を替えてあげましょう。

また、夏場は水自体の腐敗が進むため2日に一度は水を替えましょう。頻繁に変えすぎるとかえって、ウーパールーパーのストレスにもつながるため水の管理は飼育の上で最も大変なことだと言えます。

9) ウーパールーパーの餌について

(1) 餌の種類

先述した通り、ウーパールーパーの人工餌はナマズ用の通販でも買える餌を与えるとよく食べます。また、栄養不足などが心配になりますので時々アカネズミや冷凍赤虫を与えると良いです。

ウーパールーパーにもお肉をしっかり与えることで、強い体を作ることができます。与えすぎると肥満になるので調整が必要です。

(2) 与える回数

ウーパールーパーは、1年未満の時には成長期真っ只中ですので毎日お腹がいっぱいにならないくらいで栄養価の高い餌を与えることをオススメします。

成体になった場合、毎日ではなく2日に一度程度大きめの粒の餌を与えることで充分栄養が摂れます。お腹が大きくなると肥満気味ですので、少し食事の量などを減らしてあげましょう。

(3) 与え方

ウーパールーパーは、動くものに反応しますので水面から餌を落としてあげると食いついていきます。

普通に餌を入れておくだけで食べる上に、近くにある餌を捕食するため極力近くに餌を投げ入れてあげましょう。

長い間放ったらかしになった餌の回収は忘れないでください。水を汚すことのないように、気を使ってあげましょう。

Stethoscope in hands

10)ウーパールーパーに多い主な3つの病気

(1) プカプカ病

この病気は名前のままの病気となっており、ウーパールーパーの体の左右どちらかが水面近くに浮いている状態となっています。

左右どちらかにより、原因と対処法があります。

・左半身が浮いている場合

この場合は、胃の中にガスが溜まっているため胃ゾンデという胃の中のガスを抜いて餌を入れてあげることで改善されます。

病院にての治療になりますので、注意して連れて行ってあげましょう。

・右半身が浮いている場合

この場合は、下部の消化器官にガスがたまっているため特殊な薬を入れることで解消ができます。プカプカ病は、個人の判断では難しいため病院の先生との相談を行ってください。

(2) 腹水症

この病気は、お腹に水が溜まってしまい膨らんでしまうものとなっています。この場合、感染症が原因と考えられるため注射にて水を出す方法があります。

この時、酷く暴れる上に全て水を抜いてしまうとショックを起こすことがありますので老廃物とはいえ少量残す治療を施すことがあります。

腹水症もプカプカ病も、専門医や水生動物専門の医師に診せて治療を施してあげましょう。

(3) 水カビ

病気ではないですが、ウーパールーパーと水質の相性が悪く体力低下が起こります。

また、予防も難しく発見した時には手遅れという場合があるためこればかりは経験と愛情が必要となります。

11)ウーパールーパーの飼育で注意をしなければならないこと

(1) 気候での注意

先述した通り、ウーパールーパーは暑さに弱いため水温を22度以上にならないように注意が必要です。

また、ウーパールーパーは変温動物で冬眠をする動物しますが冬の室内では昼間が暖かく夜は寒いなどの気温の変動があります。

水温が5度を下回る際には、水槽用ヒーターを点けて気温を暖かく保ってあげましょう。冬でしたら、15度を超えることはないので暑い水温の苦手なウーパールーパーも安心です。

(2) 捕食

ウーパールーパーは、視力の弱い種類もいるため自傷行為を行うことがあります。

また、ウーパールーパーを複数匹混泳飼育していると幼いうちはお互いを捕食し、大きくなっても場合によっては捕食をしてしまいウーパールーパーにとって大切な鰓やヒレを食べてしまうことがあるので気をつけなければなりません。

極力ウーパールーパーは、1匹ずつの飼育が好ましいです。しかし、どうしても複数匹同時飼育したい場合には、水槽を大きめのサイズにしておき半分に仕切りで分けるという方法もあります。






今回のまとめ

1) ウーパールーパーについて

2) ウーパールーパーの種類と特徴

3) ウーパールーパーの性格について

4) ウーパールーパーの飼育に向いている人のポイント

5) ウーパールーパーの慣らし方のポイント

6) ウーパールーパーを飼うための初期費用について

7) ウーパールーパーの飼育に必要なグッズ

8) ウーパールーパーの飼育で特に大変なこと

9) ウーパールーパーの餌について

10) ウーパールーパーに多い病気

11) ウーパールーパーの飼育で注意をしなければならないこと