2匹のウズラ

多分、ウズラと言われて思いついた人は、ウズラの卵ではないかと思います。ですが、ウズラの卵があるということは、その母がいるということです。そんなウズラについて、まだ知らぬ未知のウズラ。今回はそんなウズラの飼育方法、飼い方の注意点やコツを紹介します。






ウズラの飼育方法って?飼い方の5つのコツと注意点とは


1)ウズラの紹介

(1)ウズラとは

ウズラは、キジ目キジ科です。頸と翼、尻尾が短くて、どちらかと言えばずんぐりした体型の鳥です。全身が褐色で、黒とクリーム色の複雑な模様になっています。山地の草原や河原、田や畑の耕地などの草のある所に生息していて、あまり人目にはつきません。

(2)原産地・ 平均体長・平均体重

ウズラの仲間はアフリカの北部からユーラシア大陸にかけて広い地域に分布する鳥になります。種類によって原産地は変わってくるでしょう。なかなかないとは思いますが、日本で野生のウズラを見かけたとしたら、ウズラの種類の中の一亜種になります。全長は、18cmから20cm程と意外と大きく、体重は80gから130gと意外とずっしりした鳥になります。

(3)歴史とは

ウズラの名前のルーツには諸説あります。歴史はというと、これまた古くからいろいろな歴史書などに出てきています。世界的にみると、ギリシャ神話にもウズラが登場しているのだそう。そして日本では、古くては室町時代にまで遡りますが、一番の人気者だった時期は江戸時代になります。

江戸時代になると、武士だけではなく一般市民にも広く飼われていたそうです。当時のウズラは、鳴き方、姿勢、模様の3点で優劣が競われたそうです。鳴き方の分野においては、鳴き合わせ会が開かれたそうです。しかし、今ではその鳴き声も聞くことはできません。鳴きウズラと呼ばれていたこちらのウズラの系統は、すでに途絶えてしまっているそうです。聞いてみたかったですね。

(4)平均寿命 とは

平均寿命は3年から5年ということですが、中には6年程生きる子もいるそうです。

2)種類の紹介!ウズラの20の種類と特徴

ウズラにもいろいろな種類がいます。そんなウズラの紹介と特徴をご紹介します。

(1)シロボシウズラ

ボリビアの生物学者兼探検家のトーマスさんが発見しました。顔にはよく目立つ長い眉の模様があり、ここから元々の英語名の名前がついています。栗色のような、コーヒー色のような色で、胸とお腹に白と黒の不揃いな斑点模様が散らばっています。きらめくような鮮やかさがあるウズラです。

(2)マダラウズラ

オスはオレンジ色の鮮やかな房の形状をした冠羽を持っています。メスはノーマルです。メキシコ南部からパナマ西部の森林に生息しています。

(3)ジャネイロウズラ

このウズラは、ギアナウズラとよく間違われます。密林に住んでいる、ジャネイロウズラ。素早く走り回ります。乾燥した葉っぱを巣にして、種やベリー系、昆虫をエサとします。ブラジル北東部からパラグアイ、アルゼンチンの北東部に生息しています。

(4)ギアナウズラ

朝早くから大きな声で鳴くギアナウズラ。ウズラ独特の小さな群れで集まるウズラとは異なって、普通はつがいや1羽で暮らしています。コスタリカからコロンビアの新熱帯区や、ベネズエラやギアナ、東ボリビアやブラジルの中央部など、広い範囲に生息しています。

(5)オナガウズラ

他のウズラよりも体が大きいのが特徴です。長くて色鮮やかな脚を持っているウズラになります。メキシコの山岳地帯の森林の下草の間に生息しています。

(6)エボシウズラ

全身の見た目が優雅で冠が美しく、模様が繊細なので人目を惹くウズラです。オスとメスで冠の色が違います。メキシコのチワワ西部から、ハリスコにまで広がる乾燥した低木地に生息しているそうです。

(7)ズアカカンムリウズラ

15羽から20羽ほどの群れで暮らします。種をエサとして、砂漠の藪やサボテンを隠れ家にして生活をしています。ネバダ州、ユタ州、コロラド州、アリゾナ州そして、メキシコの乾燥している平原に生息しています。

(8)ツノウズラ

ツノウズラは、とっても大きな集団を作ります。オスはときどきケンカをしますが、凄まじさのあまり死に至ることもあるそうです。北カリフォルニアの乾燥した高地や砂利地、砂地、広い森林、内陸部の低木林に生息しています。冬の越冬は大きな群れで海岸近くの暖かい場所に移動します。

(9)カンムリコリン

カンムリコリンは短くて真っすぐな冠羽があるウズラです。背中と尾羽に苔のような斑点が散らばっています。脇腹には派手なまだら模様があります。アンデス山脈の藪や草地、パナマからコロンビア西部、ギアナのサバンナや林地のはずれに生息しています。

(10)タマフウズラ

シロマダラウズラによく似ています。こちらの方が顔の黒い斑点が大きく、お腹の栗色も明るく、背中の縞が栗色です。強い爪で地面をひっかき、種や草や根をエサとしています。メキシコ南西部の林地からグアテマラの東部、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア北部に生息します。

(12)ノドグロコリン

ノドグロコリンは群れで動いたり、子育てをしたり、休息をしたり、します。メキシコのユカタン半島、ベリーズ、グアテマラの北部、そしてホンジュラスの北東部とニカラグアの北部に生息しています。

(12)シロマダラウズラ(22cm)

他のウズラと比べて頭部の模様が特徴的です。乾燥した山岳地帯の森に住んでいます。警戒すると草の間にうずくまって隠れるという臆病な面もあります。種や昆虫を食べたり、イモや球根を掘り起こしたりして食べます。アメリカ南西部からメキシコ南部に生存しています。

(13)ヨーロッパヤマウズラ(32cm)

春にはペアで住み、秋になれば20羽ほどの群れを作ります。種や昆虫、穀物などを採食します。巣は、草むらの中のひらけたところにくぼみを作り、枯れた植物を敷いて巣を作ります。ヨーロッパから中国の西部、北米の一部に生息しています。

(14)ヨーロッパウズラ(18cm)

普段は乾いた草地や生長した作物で身を隠して暮らしています。地上で、種、芽、新芽、葉っぱを食べます。草に覆われた地面に、足で穴を掘り、体を押し付けて作った巣に乾いた草を敷きます。世界中に広く分布していますが、越冬の時は、アフリカ中部やインドまで南下します。

(15)ウロコウズラ(25cm)

やや大型のウズラになります。美しい羽と冠羽が立派な種類になります。アメリカ南部からメキシコに生息しています。

(16)コリンウズラ(25cm)

ウズラより一回り大きいがっしりした体型です。何か異変が起こった時の為に、全員がバラバラに飛び立てるよう、外側を向き群がって眠りにつくのが特徴です。種や新芽、葉っぱ、根っこ、そして昆虫などの小さな無脊椎動物も食します。原産は北米になります。

(17)カンムリウズラ(25cm~28cm)

頭に美しい冠羽があって、模様もはっきりしている美しいウズラです。飛ぶこともできるのですが、普段は歩いたり走ったりがほとんどです。種や緑色植物、昆虫などを食べます。北米が原産になります。

(18)シロウズラ&アカウズラ

シロウズラについてはオスメスの羽の模様に違いがなく、鑑別士が決定するようです。アカウズラについては、普通のウズラとシロウズラを掛け合わせたもののようです。

(19)ヒメウズラ(10cm~12cm)

ウズラよりも2回り程小さいようです。室内飼育向きのウズラになります。全身が真っ白で美しいヒメウズラですが、見かけることのめったにない種類になります。オスメスの鑑定は、鑑定士が行います。原産はインドから中国にかけてになります。

(20)ウズラ

普通に日本にいるウズラです。ですが、最近では数が激減しています。20cm程の大きさで、あごの下の模様でオスメスを見分けるようです。生息地は日本やその他の場所で見られます。が、生息数は激減しています。

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3)理解してあげよう!ウズラの性格の5大特徴

ウズラにも様々な性格があるようです。では、そんなウズラの性格をご紹介します。

(1)非常に臆病

危害を加える心配はなくても、犬や猫のように別の種類の動物がいると、それで大きなストレスになります。ストレスが病気や短命の原因になり得るので、ウズラに他の動物を近付けないようにしましょう。

(2)人にも馴れる

臆病な性格ながら、青菜などを根気強く手であげたりすれば、人にも馴れるようです。

(3)手乗りになることもある

ヒナの場合、手からエサを与えていると手乗りになることもあります。ただ、ヒナの飼育はとても難しい為、成長せずに亡くなることも多くなります。

(4)鳴き声が大きい

ウズラの特徴が鳴き声が大きい事です。集合住宅で飼う場合は防音対策をしっかりすることが必要になります。早朝から鳴くため、飼い主が寝不足になることもあり得ると思います。

(5)オスとメスの違い

メスはオスがいなくても生涯卵を産み続けるという性質を持っています。ただ、かえることのない無精卵です。

4)どんな人が向いている?飼育に適している人の4つの特徴

(1)ウズラの性質をよく知っている人

どんな動物をペットにするときもそうですが、そのペットのことを知っていなければ、異変に気付くことも出来ないですし、病気かどうかも分かりません。

(2)毎日観察できる人

少しの変化に気付いてあげられなければ、病気やけがの危険にすぐに気付いてあげられなくなります。すぐ気付いてあげるためにも、毎日の観察は欠かせません。

(3)毎日エサをしっかりあげれる人

どんなペットでもお腹は空きます。ですので、毎日しっかりエサをあげれる人でないといけません。

(4)掃除をしっかりできる人

毎日とは言いませんが、ウズラの棲み処であるお家をキレイにしてあげられる人でないとどんどん汚れていってしまいます。

5)ウズラを飼う場合の初期費用と方法とは

(1)初期費用とは?

ウズラを飼う際、どのくらいの費用がかかるか気になりますよね。ではそんな費用のご紹介をしたいと思います。ウズラは、ペットショップや鳥獣専門店で購入することができます。値段には種類の問題もあり、かなりの幅があるのですが、だいたい数百円~数千円くらいで購入することができます。

(2)ペットショップの確認を

ヒナの生存率がとても低い為、こういったお店では売られていないことがほとんどです。ごくまれに、夜店でウズラのヒナが売られていることもあるのですが、大人になるまで育てるのはそう簡単ではありません。ウズラはペットとしては、大昔と違いマイナーな鳥です。ですから、見かけたことのある人もそう多くないはずです。購入しようと思った時は、前もって取り扱っているかの確認をお店にするといいでしょう。

ペットショップで買い物をする女性

6)グッズの準備を!飼育に必要な6つのグッズ

ウズラを飼うにあたり、必要な飼育グッズのご紹介をしたいと思います。

(1)鳥かご(ケージ)

ウズラを室内で飼う場合、ある程度の広さのあるケージが必要になります。ヒナは水槽でも構わないのですが、大人になると鳥かごまたはケージがいいでしょう。この際は、足を挟む事故を防ぐために必ず底網を外してあげてください。

(2)底に敷くもの

ケージの中にはヒナの場合、ワラやタオル。大人の場合は新聞紙やおがくずを敷きます。ヒナの飼育には温度管理が重要で、ペットヒーターやヒヨコ電球などで温度を35℃から39℃に保つ必要があります。真夏の外の暑さと同じくらいの温度ですね。

(3)ケージの中に必要なもの

ケージの中に必要なものは、エサ入れ、水入れはもちろんですが、ウズラの性質の通り、砂浴びの砂と器が必要になります。砂浴びの砂は、食べても大丈夫なものにしましょう。

(4)習性から必要なもの

ウズラは飛び上がる習性を持ちます。自分の身長より5~6倍の高さまで飛び跳ねることがあるそうです。ですので、ケージ内の事故を防ぐために、ケージの天井にはスポンジやタオル、エアクッションなどをつけてあげて、ぶつかった時の衝撃を和らげてあげましょう。

(5)エサ

エサは、ウズラの専用飼料やチャボ用のエサなどを用意してください。その他、小松菜やレタスなども喜んで食べるようですので、用意するといいでしょう。

(6)メスなら必要

ウズラのメスは卵を産むことからカルシウムが不足する傾向に見られます。ペットショップやホームセンターのペットコーナーにカルシウムのサプリメントが売っていますので、それをエサに混ぜてあげるといいと思います。栄養過多による肝機能障害にも注意が必要です。

7)給餌方法の解説!ウズラの主な6種類の餌とその方法

(1)

キビやアブラナ、麻などの小さい種がいいようです。野生のウズラの多くも種を取って食べる種類が多く存在しています。

(2)野菜

トマトやキュウリのスライス、小さな芽キャベツやブロッコリーなど、新鮮な野菜を用意してあげるといいようです。ウズラも喜んで食べます。

(3)生きたエサ(コオロギやハエの幼虫)

昆虫もウズラにとってはごちそうです。動物性のたんぱく質のたんぱく源になります。ただ、ハエの幼虫はご存知の通り、ウジ虫ですので、あげるのに抵抗のある方は無理しないでください。昆虫と言いましたが、室内飼いをするウズラには外で取ってきた昆虫はあげないでください。何か病気があったり、もしも殺虫剤をかけられた後の昆虫だったりしたら…ウズラにとってはただの毒にしかなりません。ですので、購入したものにしてください。

(4)生きたエサ(ミルワーム)

ミルワームとは虫の幼虫です。ペットショップやホームセンターの鳥用品のエサの場所に置いてあったりします。かなり価格は安いと思います。ただ、ミルワームを与えるには下処理が必要になります。ミルワームはあげる前にミルの頭を切り落としてあげなければなりません。なぜかと言うと、ウズラがもしミルワームを丸呑みしたとしたら、ミルワームは外に出ようとして内臓に噛みつく場合があるのです。これはミルワームが強い顎を持った幼虫で、噛む力が意外とあることが言えます。ウズラの本能を忘れていない、ウズラであれば、食べる前に必ず自分で頭の部分を地面などに叩きつけてから食べるのですが、飼いならされてしまうと、そうもいかないものです。ですので、もしものことを考えて頭を落としてからあげることをオススメします。

(5)ミネラル補給の為に

砂が必要になります。砂浴びをするために、砂は元々必要なのですが、ミネラル補給の為に砂を食べることがあります。これがミネラルの補給になります。

(6)食べてはいけないもの

ここで、食べてはいけないものをご紹介します。食べてはいけないもの、それは人間の食べるものです。と言っても、自然由来の野菜などでしたら構いませんが、加工したものは絶対にやめてください。自然由来ですが、ご飯も×。というのも脂質が高いからです。もちろん麺類も禁止です。あと、家に観葉植物がある方もいると思いますが、観葉植物をつついたりはさせないでください。中には自分自身を守るために鳥にとっては毒になるものを持つ観葉植物もありますので、観葉植物には要注意です。ご飯のタイミングなどは鳥ですので、ケージの中に設置していれば自ら食べに行きます。水も好きな時に飲みます。食べないからと無理に食べさせないでください。食べ過ぎは肝臓によくないです。

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8)病気に気をつけよう!ウズラに多い病気とは

ウズラにも病気があることをお忘れなく。では、そんな病気についてご紹介します。

(1)肝障害

肝障害は、いろんな場面で起こりますが、エサの栄養バランスが悪かったり、栄養が偏ったり、いろんな場面で起こります。痩せすぎている場合、これは肋骨の周りにちゃんとお肉がついているかでわかります。くちばしが薄く伸びすぎていないか、人間の爪のように薄く伸びすぎているのは肝障害が起きている可能性が高いです。くちばしに著しく症状が現れる場合もあります。羽のコントラストはしっかりしているか、これは肝臓が調子がいいと毛艶や、色やコントラストもきれいに出てくるからです。コントラストや毛艶がよければ肝臓が調子のいい証拠です。

(2)寄生虫

市販のミルワームを与えている場合は心配はないのですが、庭などにいる虫を与えたり、ウズラ自身が誤って食べてしまった場合は、寄生虫が発生してしまう可能性が出てきます。寄生虫が体内に入ると、急激に体調を崩してしまい、体重は減っていき、下痢などの症状が現れます。手遅れになる前に異変に気付いたらすぐに病院に連れて行きましょう。そして、安全なものをウズラに提供しましょう。

9)要注意・・飼育で特に注意する3つのこと

(1)もしも寄生虫に侵されていたら

寄生虫にウズラが侵されていた場合、人にもその影響が出るかもしれません。ですので、ウズラに触れた後は必ず手を洗ってください。そして、フンには絶対に素手で触れないようにしてください。もし、複数害をしているのであれば、他のウズラにもうつる可能性がありますので、気を付けてください。

(2)うずくまって羽を膨らませている

ウズラがあまり動かずうずくまって羽を膨らませている場合、かなりの可能性で病気が疑われます。病院へ連れて行く事をお勧めします。野生の本能かもしれませんが、元々小鳥というのは病気をしていてもなかなか外には見せません。野生で生きていく場合、弱っているところを見せてしまえば敵にやられてしまうからです。だからこそ日頃からの観察力が問われるときなのです。異変を見つけたときには手遅れだったということもあります。

(3)ヒナはとっても弱い

ウズラのヒナはとっても弱いです。ヒナを大人に育てるのはかなりの難しさがあるようです。ですので、繁殖も結構手間のかかるものになるかもしれません。

10)どんな楽しみがある?ウズラを飼育する魅力とは

(1)懐くまでの根競べ

ウズラは手乗りにするのは難しいと言われていますが、手からエサを食べたりするのであれば手乗りになる可能性が全くないわけではありません。手乗りになったとしたら、その時の喜びは計り知れないものとなると思います。

(2)エサをあげる喜び

喜んでエサを食べるウズラの姿を想像してください。それが自分の手から、手で持ったものだとしても、それを啄んで食べたとしたらとってもうれしいものだと思います。

(3)家族として

ウズラは最も野生に近い鳥だと思います。今ではウズラの卵をとるために、家畜で飼われていることがほとんどですので、そんなウズラを家族の一員として迎えられることはとっても喜びが大きいと思います。






今回のまとめ

1)ウズラの紹介

2)種類の紹介!ウズラの20の種類と特徴

3)理解してあげよう!ウズラの性格の5大特徴

4)どんな人が向いている?飼育に適している人の4つの特徴

5)ウズラを飼う場合の初期費用と方法とは

6)グッズの準備を!飼育に必要な6つのグッズ

7)給餌方法の解説!ウズラの主な6種類の餌とその方法

8)病気に気をつけよう!ウズラに多い病気とは

9)要注意・・飼育で特に注意する3つのこと

10)どんな楽しみがある?ウズラを飼育する魅力とは