【犬種】ボルゾイとは?性格の特徴と飼い方やしつけのコツ

ロシアの貴族たちに愛されてきたボルゾイは、エレガントで美しく犬界のサラブレッドといわれています。ショードッグとして活躍し、最近ではテレビCMなどでも見かけるようになりました。
今回はそんなボルゾイの性格と飼い方、しつけのコツについて紹介します。



ボルゾイとは?性格の特徴と飼い方やしつけのコツ

ボルゾイとは

1. ボルゾイの紹介


ボルゾイの原産地は、ロシアです。
オオカミ狩りのために作られた犬種だったため、旧名では「ロシアン・ウルフハウンド」と呼ばれていました。血統書を発行しているジャパンケネルクラブの分類によると、グループ10(視覚ハウンド)に属する大型犬です。

※分類に関して詳しくは「犬の分類(グループ)とは?」をご覧ください。

2.平均体高・平均体重

ボルゾイの平均体高は、オスが75~85cm、メスが68~78cmです。平均体重は、オスが34 kg~48kg、メスが27kg~39kgの大型犬です。

3. 簡潔な歴史

ボルゾイは、グレイハウンド系の犬種とロシアのシープドッグなどが掛け合わされて生まれたといわれています。
ボルゾイはロシアの貴族たちによって何百年もの間、飼育されてきました。しかしながら、ロシア革命の影響で多数のボルゾイが虐殺されてしまった歴史があります。

ブリーダーたちの努力で、革命前に海外の王侯貴族に渡ったボルゾイを再び純血種として復活させたため、絶滅を免れたそうです。

4.名前のルーツ

ボルゾイの名前のルーツは、ロシア語で「素早い」を意味する言葉からきています。
また、英語でボルゾイは「Borzoi」と表記します。

5.日本で飼育されている数

日本で飼育されているボルゾイの飼育数ですが、血統書を発行しているジャパンケネルクラブの2017年の犬種別犬籍登録頭数を調べてみると329頭です。

2017年犬種別登録頭数(ジャパンケネルクラブ)犬全体の登録数が295,910頭ですから、全ての犬種に占めるボルゾイの割合は約0.1%とマイナーな犬種ですが、徐々に人気が高まりつつあります。

6.飼い安さの目安

ボルゾイの飼いやすさの目安を紹介します。

社会性・協調性がある
健康管理がしやすい
初心者向き
噛み癖がつきにくい
訓練されるのが好き
物覚えがいい
飼い安さの目安:21/30

 

種類の違いはあるの?ボルゾイのタイプ

ボルゾイの毛色は、ブルーとブラウン(チョコレート)とこの色調を除いたあらゆる毛色の組み合わせが認められています。
日本で人気のホワイト系や、レモン、ゴールド、ブリンドル、ブラックなどがいます。
それとは別に、ショータイプとペットタイプに分けられます。

1. ショータイプ

ショータイプとは、ドッグショーを意識して繫殖されたタイプです。
両親がチャンピオン犬であったり、名門ブリーダー出身のため値段が高額になります。

2. ペットタイプ

ペットタイプは、両親がドッグショーでチャンピオンタイトルのない犬であったり、スタンダード(犬種基準)に当てはまらないという理由でショータイプに比べると安い傾向があります。
これは、ペットタイプのボルゾイは決して優秀ではないという意味ではありません。ドッグショーに出さないのであれば特にこだわらなくて大丈夫です。

ペットショップでの購入価格

ボルゾイのペットショップでの購入価格の相場は、血統や毛色などで大きく異なりますが平均すると20~30万円です。
ショータイプのボルゾイは100万円を超えるものがあります。

  • 混合ワクチン……16,000円
  • 狂犬病予防接種… 3,500円
  • 健康診断………… 3,000円
  • 畜犬登録………… 3,000円
  • 飼育グッズ………30,000円
初期費用は255,000〜355,000円

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ボルゾイの性格の4大特徴

1. 忠実

ボルゾイは、家族に愛情深く忠実な性格をしています。知的で学習能力も高く、他の視覚ハウンドに比べると比較的しつけがしやすいとされています。

2. 堂々としている

ボルゾイは威厳があり堂々としています。独立心が高いので、自ら人を楽しませようとするタイプではありませんが、穏やかであまり吠えることがありません。

3. 警戒心

ボルゾイの性格には個体差があり、警戒心が強く臆病なボルゾイがいます。中には攻撃性の高いボルゾイもいるので、子供や他のペットに注意が必要です。

4.おっとりしている

警戒心の少ないタイプであれば、おっとりした性格で誰とでも仲良く出来ます。のんびりして甘えん坊なボルゾイであれば、子供との相性も問題ありません。

ボルゾイのオスとメスでの性格の違い

ボルゾイのオスとメスでは、以下の性格の違いがあるといわれていますが、個体差のほうが大きい犬種です。

1.オス

ボルゾイのオスは、メスに比べて遊び好きで攻撃的な傾向があるといわれています。
早くに去勢したオスは優しくなる傾向があるようです。

2.メス

ボルゾイのメスは、オスに比べてより独立していて優しい傾向があります。
小動物や子供との相性を考えるならばメスのほうが良いかもしれません。

ボルゾイを飼うのに向いている人

1. 寒い地域に住んでいる人

ロシア生まれのボルゾイは、高温多湿な場所は苦手で寒さに強い犬種です。日本でも飼育可能ですが、なるべく寒い地域に住んでいる人に向いています。

2.時間に余裕がある人

ボルゾイには十分なしつけと運動が必要です。時間に余裕があって、犬のために色々なことが出来る状況である人に向いています。

3. 根気強い人

ボルゾイは自立していてマイペースなのでしつけを行うには根気が必要です。なお、しつけや性質の面で初心者には難しい犬種です。

ボルゾイのしつけの3つのコツ

1. 早くから

ボルゾイは、なるべく早くからしつけを行うのが効果的です。
臆病だったり攻撃的な個体がいるので、成犬になってからでは大変になります。
また、刺激や環境に慣れさせる社会化を十分に行うことも重要です。

2. 優しく

ボルゾイは、褒めて伸ばす優しいしつけが向いています。
感情的になって叱るのではなく、トーンを下げた穏やかな口調で言って聞かせるようにすると、賢い犬種なので理解してくれるはずです。
また、しつけにオヤツやおもちゃを使ってゲームのように楽しく行うのも効果的です。

3. 信頼関係

他の犬にもいえることですが、ボルゾイのしつけには飼い主がリーダーシップを取り、尊敬されるような信頼関係を築くのがポイントです。
そのためには一貫性のあるしつけを、根気良く繰り返してみて下さい。

飼い方に関するに3つの注意点

1. 運動

ボルゾイは、運動量が多く毎日1~2時間程度の散歩が必要です。
それ以外にも、ストレスを溜めないようにドッグランなどで思いきり走らせてあげると良いでしょう。
その際には、足が速くジャンプ力がすごいので柵を越えないような所で遊ばせて下さい。
また、小動物を追いかける習性があるので周囲に配慮しましょう。

2. 被毛のケア

ボルゾイの被毛は、絹のように柔らかく細いのが特徴です。
抜け毛が多く絡みやすいため、毎日のようにブラッシングして下さい。
特にホワイト系は汚れが目立つので、美しく清潔に保つには定期的なシャンプーが必要です。

3.熱中症

犬は汗をかかない体質なので、うまく体温調整をするのが難しい動物です。
ボルゾイは特に暑さに弱いので熱中症に注意が必要です。熱中症は最悪死に至る可能性のある怖いものです。
室内のエアコン調整、水分補給、外出する時間帯など熱中症を未然に防ぐようにしましょう。

ボルゾイが気をつけたい病気

ボルゾイの飼育の際に、気をつけるべき病気をご紹介します。

・胃捻転(いねんてん)

胃捻転は大型犬に多い病気です。なんらかの原因で胃の内容物が発酵し、臓器が圧迫されてしまいます。
食事の前後の運動は避け、早食いや水のがぶ飲みをさせないようにしましょう。発症した場合、緊急手術が必要になることがあります。

・皮膚疾患

皮膚疾患はボルゾイのかかりやすい病気の1つです。定期的なブラッシングやシャンプーで皮膚を清潔に保つことが予防に効果的です。

・外耳炎

外耳炎は、菌の繁殖などにより音の通り道である外耳道に炎症が起こる病気です。
その菌により皮膚病を引き起こす場合もありますので、日ごろのケアが大切です。

・ウォブラー症候群

大型犬に多い遺伝性の病気で、頭を下げて歩く、よろよろ歩く、後ろ脚を引きずるなどの運動障害が見られます。
症状が進行すると四肢が麻痺して歩けなくなります。

治療費の目安

参考ですが、各病気の治療費をご紹介しておきます。

動物病院は自由診療なので、治療費は地域や病院によって前後します。近所で実際に犬を飼っている方の口コミも参考にしましょう。もしあまりにも高額な場合はセカンドオピニオンも検討してください。

 

  • 初診料:500~1,500円
  • 胃捻転(手術の場合):20万〜50万円
  • 皮膚疾患:3~5万円
  • 外耳炎:平均12,000円/初診

 

ボルゾイの平均寿命

ボルゾイの平均寿命は10〜12年くらいと、ほぼ大型犬の平均寿命と一緒です。

しかし、あくまでも平均寿命ですので、健康管理をしっかりと行って愛情深く接していけばもっと長く生きることも可能でしょう。
参考までに大型犬の平均寿命ですが、だいたい12歳くらいです。

今回紹介した病気や普段の食事(ドッグフード)に気をつけてることで、寿命は長くなります。
このページの下のほうで、大型犬にオススメのドッグフードを紹介していますので、気になる方はご確認ください。

人間との年齢比較表

大型犬 人間
成長期 1歳 10歳
2歳 19歳
成犬期 3歳 26歳
4歳 33歳
5歳 40歳
6歳 47歳
7歳 54歳
シニア期 8歳 61歳
9歳 68歳
10歳 75歳
11歳 83歳
12歳 91歳
13歳 97歳
14歳 104歳

ボルゾイの年齢

ボルゾイは、2歳の時点で人間に換算すると19歳になり、3年目以降は1年に7歳分の歳を取ります。

ペットにする喜び、ボルゾイを飼う魅力とは

1. エレガントで美しい

ボルゾイの最大の魅力といえば、やはりエレガントな美しさです。
高貴で貴族のような立ち振る舞いは、クールで洗練されています。

2.猫のようなところ

ボルゾイはおとなしくて気まぐれなところもあり、猫のようだといわれます。
家ではゴロゴロして甘えん坊の一面もあり、そういったギャップも魅力です。


まとめ

ボルゾイの種類は、ショータイプとペットタイプ。

ボルゾイの性格の4大特徴は、忠実、堂々としている、警戒心、おっとり。

ボルゾイのオスとメスでの性格の違いは、オスは遊び好きで攻撃的な傾向、メスは独立して優しい傾向。

ボルゾイを飼う人に向いている3つのポイントは、寒い地域に住んでいる人、時間に余裕がある人、根気強い人。

ボルゾイのしつけの3つの重要ポイントは、早くから、優しく、信頼関係。

ボルゾイの飼育に関しての3つの注意点は、運動、被毛のケア、熱中症。

ボルゾイが気をつけたい病気は、胃捻転、皮膚疾患、外耳炎、ウォブラー症候群。

ボルゾイを飼う魅力とは、エレガントで美しい、猫のようなところ。

ボルゾイの基本データ

英語表記 Borzoi
愛称 ボルゾイ
原産国 ロシア
サイズ 大型犬
体高 オス:75〜85cm
メス:68〜78cm
体重 オス:34〜48kg
メス:27〜39kg
毛色 ブルーとブラウン以外の色
寿命 10〜12歳
価格 15〜30万円

参考文献

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この記事を書いた人

YOKO

YOKO

ペットナビの管理人のYOKO(男)です。
動物好きで犬や猫はもちろん、ウサギやハムスター、多くの昆虫などを飼ってきた経験があります。少しでも動物を飼いたい方のためになる情報を紹介したいです。

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