キャンベルハムスターの飼い方!給餌・グッズ・注意点とは

キャンベルハムスター

キャンベルハムスターというのは、1970年代からヨーロッパにおいて飼育されているハムスターになります。
日本国内では1990年代に入ってからペットショップでも販売されるようになり、飼育が行われるようになりました。

それまで一般的だったゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターと比較すると、まだまだ知名度の低いマイナーな種類と言えます。
それでは今回はこのキャンベルハムスターを飼育するうえで押さえておくべき生態の特徴や、飼育の方法をご紹介していきます。



 

キャンベルハムスターの紹介

1.キャンベルハムスターとは

キャンベルハムスターは日本で飼育されるようになったのは1990年代に入ってからと比較的歴史の短いハムスターです。
アメリカやヨーロッパではジャンガリアンハムスターよりも人気が高いです。

2.原産国

中央アジアから北アジアにかけての草原地帯や砂漠地帯に生息しています。

3.平均体長・平均体重

7センチから13センチ、30グラムから40グラムと平均的なハムスターの大きさです。

4.名前のルーツ・歴史

1970年代からイギリスで飼育されるようになり、日本国内では1994年からペットショップで見かけるようになりました。
日本においては、ジャンガリアンハムスターの方が多く流通していますが、見た目はほとんど見分けがつかないほどよく似ています。

5.平均寿命

2年から2年半と短いですが、人間の年齢に換算すると74歳~98歳となるため、かなり高齢です。

キャンベルハムスターの7の種類と特徴

キャンベルハムスターはほとんどジャンガリアンハムスターと違いはありません。

  • ジャンガリアンハムスターと比べるとしっぽが若干長く硬いです。
  • 耳が大きく尖っています。
  • ジャンガリアンハムスターと比較すると体のつくりがしっかりとしており、頑丈なイメージがあります。

それでは次に毛色をご紹介します。

キャンベルハムスターの毛色はとても多いのも特徴の1つです。

・イエロー

キャンベルハムスターのイエローは全体的にオレンジから茶色かかっているように見えるのが特徴になります。

・ブルーフォーン

キャンベルハムスターのブルーフォーンは、オパールブルーとベージュの遺伝子を持った個体でブルーがかった背中の毛の色と、部分的に黄色色が入っているのが特徴になります。

・セルフブルー

キャンベルハムスターのセルフ ブルーというのは、全身が同じ毛の色をしている種類です。
身体全体が灰色がかった青色をしているのが特徴です。

・アルピノ

アルビノと呼ばれる特殊な種類になります。
アルビノは全身が真っ白な毛の色をしている種類です。
遺伝子が突然変異を起こしたことによって、色素が抜けて全身が白い毛で覆われるのです。

キャンベルハムスターの飼育に適している人の特徴とは

キャンベルハムスターはなかなか人に懐くことがなく、噛むことが多いという話を聞いたことがあると思います。
キャンベルハムスターは非常に気が強い性格のものが多いです。
しかし、本質は臆病ですので、その臆病さの裏返しだといえるのかもしれません。

臆病であるために威嚇したり、噛み付いたりといった行動にでることがあります。
得体の知れないものに対して強く恐怖心を抱くので、噛み付いてしまうわけです。

性格の穏やかなジャンガリアンハムスターと比べて、なかなか懐かない種類です。
早く懐いてほしいからといって、キャンベルハムスターに何度も触れたり、お世話をし過ぎてしまうのは、余計にキャンベルハムスターを警戒させる原因にもなりますのでおすすめできません。

慣れるまでの間は無理に接しようとせずに、掃除など必要最低限のことだけを行ってある程度の距離を保っておく必要があります。
仕事で忙しく必要最低限の世話しかできないような方にとっては、ちょうどいい距離でキャンベルハムスターとの生活を送ることができます。

飼育する場合の初期費用・入手方法

キャンベルハムスターはペットショップであれば、1,000円から2,000円前後で購入することができます。
キャンベルハムスターを飼育する場合には必要最低限のケージや敷物、餌などが必要になります。

ハムスターの家となるケージは高さが20センチほど、横幅は最低でも4センチ程度あるものを選ぶようにしてください。
キャンベルハムスターは非常に好奇心旺盛で活発な性格ですので、横幅の長いケージを用意してあげることで、運動不足になることなくストレスを溜め込まない生活を送ることができます。

ケージに屋根のない水槽タイプのものを利用する場合には、キャンベルハムスターが脱走してしまうことがないように蓋をしなければなりません。
通気性の良いタイプの蓋を準備しなければ湿度が高くなり過ぎたり、高温になってしまいますので通気性の高いものを必ず選ぶようにしてください。

ケージ内に入れる床材には細くちぎった新聞紙などを使用してもいいですし、木くずやわらなどを敷き詰めてください。
タオルなど繊維状のものはハムスターの爪が引っかかってしまい、爪が剥がれるなど思わぬ怪我に繋がってしまいますので、できるだけ繊維質のものは使用せずに藁など天然の素材のものを使うようにするとおすすめです。

藁などの床材は1,000円前後で購入できます。
キャンベルハムスターを飼育する上で必要最低限のものを揃えると5,000円前後の費用がかかります。

飼育に必要な4つのグッズとは

キャンベルハムスターを飼育するうえで必要なものは、ケージや床材だけではありません。
キャンベルハムスターを飼育するのであればケージの中に入れるトイレは準備しておいてください。

1.トイレ

もちろん必ずしもトイレが必要なのかといえばそうではないのですが、トイレを準備しておくとおしっこをした時に簡単に掃除をすることができます。
また、ハムスターのトイレがあればトイレでおしっこをする、ということを学びますのでケージの中が汚れにくくなります。

2.砂風呂

砂風呂はハムスターが体を清潔な状態に保つ上でとても役立つアイテムです。
砂風呂を置いておくことでハムスターは定期的に体のケアをすることができるので、臭いも軽減することができます。

3.回し車

回し車ハムスターの運動不足解消、ストレス解消において欠かすことができません。
小さなハムスターですが、ケージ内を移動するだけで運動量が足りるのかといえばそうではありません。
キャンベルハムスターをはじめ、ハムスターは回し車をしている時間が非常に長いです。
止めなければ何時間でも走り続けていることがよくありますので、とても重要なアイテムです。

4.ハウス

ケージ内でハムスターが寝たり、リラックスするために入れておく小さな家です。
この小さな家を入れておかなければ、ハムスターはリラックスすることができずにストレスを溜め込みやすくなります。
ハウスは必ず準備しておくようにしてください。

キャンベルハムスターの餌の主な3種類と正しい与え方

ハムスターは雑食性ですので、与えたエサは何でも食べることができます。
しかし栄養バランスが悪くなってしまいますので、健康を考えたうえで餌を準備してあげましょう。
キャンベルハムスターにとっておすすめの餌を3つご紹介します。

1.ペレット

ハムスターといえばひまわりの種などだと思われるかもしれませんが、ペレットがおすすめです。
ペレットというのは栄養バランスを考えたうえで作られたものですので、ペレットだけ与えていればしっかりと栄養バランスのとれた食事をとることができます。

2.野菜類

またペレットだけではなく、できるだけ野菜も適度に与えるようにしてください。
ペレットだけでも構いませんが、新鮮な野菜を与えることによってビタミンやミネラルといった栄養分を補給することができます。
またひまわりの種などカロリーの高いものをおやつとして時々与えるようにすると、程よい栄養補給になります。

3.動物性タンパク質

動物性タンパク質はキャンベルハムスターには欠かすことができません。
チーズはもちろん煮干しなどの動物性タンパク質の多く含まれている食事を与えることによって、補足しがちなタンパク質を補給できます。

1日に与える食事の量は体重の1割を目安にするだけで十分です。
体重の1割の量を1日に一回ハムスターが活動をしている時間帯に与えてください。
朝にご飯を与えてもあとは寝るだけですので、太りやすくなってしまいます。
活動を始める夕方から夜にかけて餌を与えてください。

キャンベルハムスターに多い5種類の病気

キャンベルハムスターが発症しやすい病気についてご紹介します。

1.糖尿病

カロリーが高く脂肪分の多い餌を多く与えていると、糖尿病になりやすくなります。
糖尿病になったら様々な病気を併発しますので、できるだけ早く治療を行う必要があります。
非常に水を多く摂取し尿の量が多かったり、体重が著しく減少するなどといった症状が見られる場合には、糖尿病を疑うことがあります。

2.緑内障

眼圧が上昇し、常に目を大きく見開いているような状態になります。
症状が進行することによって眼球が少しずつ飛び出すようになり、目全体が赤みがかったような色になります。
症状が進行していくことによって少しずつ視力を失われていき、最終的には完全に失明することになります。

3.腫瘍

ハムスターがかかる病気で最も多いのは腫瘍です。
細胞が異常な増殖をすることによって発生するできものですが、良性の腫瘍と悪性の腫瘍とがあり、悪性の場合には癌になる可能性が非常に高くなります。
腫瘍を完全に防ぐ方法というのは今のところ見つかっていません。
免疫力が低下することによって腫瘍ができやすくなりますので、免疫力が低下しないようにするのが重要です。

4.ニキビダニ症

背中や首の後ろさらにはお尻周辺の毛が薄くなる病気で、皮膚が炎症を起こして赤くなります。
フケのようなものが多く出るようになったり、強いかゆみに襲われます。
ニキビダニが寄生していることによって様々な症状が出ます。

特に、ハムスターがストレスなどによって免疫力が低下しているとニキビダニが急激に増殖してしまうこともあります。

症状を発見したら少しでも早く病院に行って治療しなければ、どんどん悪化していきます。
ハムスターを複数匹飼育している場合には、それらのハムスターにもニキビダニ症が移っていくことがあります。

5.外耳炎

外耳炎を発症すると頻繁に耳を引っ掻くようになったり、耳に傷ができて出血するようなことがあります。
耳を気にしているような場合には外耳炎の可能性があります。
そのまま放置していると治療が困難になってしまいますので、異常に気づいたら少しでも早く病院で治療を受けるようにしてください。
ケージの中が不衛生な状態になっていると外耳炎を発症しやすくなりますので、常に清潔な状態を維持できるようにしておいてください。

飼育するうえで特に注意する3つのこと

キャンベルハムスターを飼育する上で注意すべきなのが次の3つです。

1.食事

やはりハムスターも体をつくる基本は食事です。
栄養バランスをしっかりと整えるだけではなく、添加物ができるだけ入っていないものや農薬などにも注意する必要があります。
キャンベルハムスターは体が非常に小さいですので、一度に摂取できる食事の量が少なめです。
そのため与えすぎてしまうと肥満の原因なったり、様々な病気を発症するリスクが高くなりますので注意してください。

2.ストレス

非常に縄張り意識が強く神経質なキャンベルハムスターは人にあまりに懐きません。
少しでも早く懐いてほしいからといって過剰に構いすぎてしまうことがありますが、そのようなことをしてしまうとキャンベルハムスターはストレスを感じてしまいます。
場合によってはケージ内の掃除をするだけでも強いストレスを感じてしまうことがありますので、十分に注意しなければなりません。
また音などにも敏感ですので、人が多く行き来する場所などにはケージを置かないようにしてください。

3.運動

回し車などを使用して適度に運動できる環境を作ってあげるようにしてください。
運動不足になってしまうとストレスが溜まることはもちろんですが、太りやすくなってしまいます。
太ると病気を発症するリスクが高くなりますので、何一つ良いことはありません。

キャンベルハムスターを飼育する魅力や喜びとは

キャンベルハムスターは人によく懐く個体ではありません。
そのため距離の縮め方がとても難しいのです。
だからこそ懐いてくれた時には嬉しさも倍増しますし、仮に懐かないとしても見た目が可愛いので見ているだけでも癒やされますよ。


■まとめ

非常に多くのカラーバリエーションのあるキャンベルハムスターですので、色々なカラーのハムスターを飼育するととてもおもしろいです。
あえて違う色のハムスターを購入し育て、ブリーディングするのも1つの楽しみ方です。

比較的起床の荒い性格をしていますが、それでいて時間をかけてじっくりと育てていると、しっかりとなつくようにもなります。
ジャンガリアンハムスターよりも人懐っこさという点では劣りますが、キャンベルハムスターだからこそ楽しめる育て方もあります。
はじめてハムスターを飼育する人にも比較的簡単に育てることができますので、試してみてはどうでしょうか。

関連する記事

各種ハムスターの関連記事

各ハムスターについて詳しく紹介した記事もありますので、よろしければご覧ください。

ゴールデンハムスターの飼い方!給餌・グッズ・注意点とは
ハムスターといって思い浮かぶのは、どの様な種類でしょうか。白にオレンジの姿を思い浮かべたとしたら、それはゴールデンハムスターという種類です。今回は、ハムスターの中で最もポピュラーなゴールデンハムスターの飼い方を紹介します。
キンクマハムスター性格って?2大特徴としつけのコツ
人気のあるペットとして有名なのは犬や猫ですが、ハムスターも人気が高いです。ハムスターの中でも特に初心者にとって飼いやすいのがゴールデンハムスターという種類のキンクマハムスターです。今回はキンクマハムスターの性格の特徴・飼育のコツ・し...
ジャンガリアンハムスターの寿命解説!健康のコツ
ゴールデンハムスターよりも小さく、人懐っこいジャンガリアンハムスター。その愛らしい見た目に虜になってしまう方も多いのではないでしょうか。 そんなジャンガリアンハムスターの平均寿命は2年~2年半と言われています。今回はジャンガリ...
ハムスターの記事まとめ
こちらのページでは、当サイト「ペットナビ」で紹介しているハムスターの「しつけ」や「悩み」「病気」に関する記事をまとめています。