【犬種】グレート・デーンとは?性格の特徴と飼い方やしつけのコツ

堂々と威厳のある風格で、体高が90cmを超えるものもいる大きなグレートデーン。アメリカで体高107cmのグレートデーンが、世界一の体高の犬としてギネスブックに載りました。
今回はそんなグレートデーンの性格と飼い方、しつけのコツについて紹介します。

グレート・デーンとは?

1. グレート・デーンとは

グレートデーンの原産地は、ドイツです。コンパニオンドッグまたは警備犬です。
アイリッシュ・ウルフハウンドに次いで体高が大きい犬で、別名で「ジャーマン・マスティフ」とも呼ばれています。

グレートデーンは血統書を発行しているジャパンケネルクラブの分類によると、グループ2(使役犬)に属する超大型犬になります。

※分類に関して詳しくは「犬の分類(グループ)とは?」をご覧ください。

 

150cmの女性との比較

2. 簡潔な歴史

水で遊ぶグレートデングレートデーンの歴史は、古いブルドッグの一種であるブレンバイサーと、イングリッシュ・マスティ フウルフ・ハウンドのミックス犬が祖先だと考えられています。

初期はイノシシの狩猟犬や軍用犬として重宝されていましたが、のちに上流階級のステイタスとして貴族に飼われることになります。

1880年にはベルリンのショーで、初めてスタンダードが定められました。

日本には明治の頃にやってきて、土佐闘犬の改良に利用されたといわれています。

3.名前のルーツ

グレートデーンの名前は「大きなデンマーク人」という意味です。
これはフランス人博物学者がデンマークに訪問したときに見つけたのが一説とされており、ドイツ以外の国ではこの名前が定着しています。
英語では「Great Dane」となります。

原産地ドイツでは、ドイツのマスティフの意味を持つ「ドイチェン・ドッゲ(Deutsche Dogge)」と呼ばれています。

4.平均体高・平均体重

ジャパンケネルクラブによるとグレートデーンの体高は、オス80cm以上、メス72cm以上が望ましいとされています。

平均体重は、オス54kg以上メス45kg以上の大型犬です。

大型犬よりさらに大きい超大型犬というカテゴリーに分類されることがあります。

平均体高

  • オス:80cm以上
  • メス:72cm以上

平均体重

  • オス:54kg以上
  • メス:45kg以上

グレートデンと人の比較

150cmの女性との比較

5.日本で飼育されている数

日本で飼育されているグレートデーンの飼育数ですが、ジャパンケネルクラブの2017年の犬種別犬籍登録頭数を調べてみたところ、登録数は269頭です。

犬全体の登録数が295,910頭ですから、全ての犬種に占めるグレートデーンの割合は約0.09%です。日本では住宅事情などによりマイナーですが、アメリカやドイツなど海外では上位にランクインするほど人気の犬種です。

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6.飼いやすさの目安

書籍「人気の犬種図鑑」を元にグレートデーンの飼いやすさの目安を紹介します。

社会性・協調性がある ★★★★☆4
健康管理がしやすい ★★★☆☆3
初心者向き ★★☆☆☆2
噛み癖がつきにくい ★★★★★5
訓練されるのが好き ★★★★★5
物覚えがいい ★★★★☆4
飼いやすさの目安:24/30
参考:人気の犬種図鑑

グレート・デーンの5つの毛色

グレートデーンの毛色は主にブラックの単色、ブルー、フォーン、ブリンドル、ハールクインの5種類があります。毛色によって性格にも違いがあるといわれています。

ブラック、ハールクイン、ブルーは、活発でやんちゃな傾向。
フォーンとブリンドルはのんびりしておだやかですが繊細な傾向があるとされています。
選ぶときの参考にしてみてください。

グレートデンのカラー(ブリンドルブルーフォーンブラックハールクイン)

ペットショップでの購入価格

グレートデーンの購入価格の相場は、20~50万円です。血統や色、年齢、性別などで大きく異なります。大型のためペットショップで見つけるのは難しいかもしれません。直接問い合わせてみるかブリーダーからの購入を検討しましょう。

  • 混合ワクチン……16,000円
  • 狂犬病予防接種… 3,500円
  • 健康診断………… 3,000円
  • 畜犬登録………… 3,000円
  • 飼育グッズ………30,000円
初期費用は255,500〜555,500円

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種類の違いはあるの?グレートデーンの2つのタイプ

グレートデーンは出生地によって2つのタイプに分けられます。

1.ドイツタイプ

原産国ドイツで生まれたタイプです。顔が大きく体はがっしりとしていて力強い印象のグレートデーンです。
ヨーロッパでは断耳が禁止あるいは制限されているため耳が垂れています。

2.アメリカタイプ

ドイツタイプに比べ細身で足が長く、スタイリッシュな印象のグレートデーンです。
アメリカタイプは断耳されていることが多く耳がピンと立っています。

理解してあげよう!グレート・デーンの性格の3大特徴って?

1.穏やか

グレートデーンは、体が大きく怖そうなイメージを持つかもしれませんが「優しい巨人」とも呼ばれるほど穏やかで、家族にはとてもフレンドリーな性格をしています。

2.忍耐強い

グレートデーンは忍耐強い性格です。子供にも優しく寛容なので同居も可能です。中には子守までしてくれるグレートデーンがいるほどです。

3.勇敢

グレートデーンは、優秀な狩猟犬として活躍しただけあって強さと勇敢さを持っています。しかし個体差があるため、臆病なタイプや支配的なタイプがいるのもグレートデーンの特徴です。

性格の違いはあるの?グレート・デーンのオスとメスでの性格の違い

1.オス

グレートデーンのオスは、メスに比べてやんちゃで甘えん坊ですが、素直で優しい傾向にあります。

2.メス

グレートデーンのメスは、オスに比べると自立していますが、気が強くてどちらかというとずる賢い傾向にあります。

どんな人が向いている?グレート・デーンを飼う人に向いている3つのポイントとは

1.精神力と経済力のある人

グレートデーンを扱うには、日々のケアはもちろん介護犬になった場合を考えると、精神力と経済力が必要になります。医療費や食費、寝床のスペース、運搬用の車など大きいだけにお金がかかります。

2. コミュニケーションをとれる人

グレートデーンは、いつも仲間を必要としていて孤独を嫌がります。長く一緒にいられてコミュニケーションをとれる人に向いています。暑さ寒さにも強くはないので、屋外より室内で飼うのに向いている犬種です。

3. 責任を持てる人

グレートデーンは体が大きいので、軽く当たっただけで怪我をさせたり物を破損したりする恐れがあります。幼い頃からしつけを十分に行い、責任を持って管理できる人でなければいけません。特に3歳くらいまでは暴れて家の中を破壊することがあります。

ここがポイント!グレート・デーンのしつけの3つのコツとは?

1. 根気強く

基本的におっとり系のグレートデーンのしつけには根気が必要です。噛みつきなどの問題行動をした場合は、「ダメ」と一貫性のある言葉と態度で知らせてください。繰り返し丁寧に行えば、賢いので理解してくれるようになります。

2. ポジティブに

グレートデーンは、ポジティブなしつけに向いています。荒っぽい態度や言葉は、混乱させるばかりか不信感を与えてしまいます。叱るときは感情的にならずに冷静に、上手くできたら思いきり褒めましょう。

3. 十分な社会化

社交的なグレートデーンもいますが、基本的には他人にはシャイで人見知りな傾向があります。そのため早くから徹底的に社会化を行うことが必要です。周りの刺激や環境に慣れることで、柔軟な対応や生きていく力を学びます。

要注意!飼育する場合に特に注意する3つのこと

1. 健康管理

グレートデーンは、運動好きで若い頃は元気いっぱいです。しかしながら骨や関節に負担がかかりやすく、過度な運動はダメ、階段を避けるなど何かと注意点の多い犬種です。太り過ぎもよくないので適量でバランスのよい食事を心がけましょう。

2. 定期健診

グレートデーンは、他に比べて寿命が7〜10年と短い犬種です。定期的に病院でチェックを受けておくことをオススメします。また、グレートデーンのように大きな犬を受け入れてもらえる病院が近くにあるか、早めに探しておきましょう。

3. 特定犬種

グレートデーンは、県や自治体によって特定犬種に定められています。特定犬種とは、ペットとして飼育を制限されている犬種です。グレートデーンを検討しているのであれば事前によく確認しておいてください。

グレート・デーンが気をつける病気

グレートデーンの飼育の際に、気をつけるべき病気をご紹介します。

1. 股関節形成不全

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)は大型犬に見られることが多い病気です。股関節が成長するにつれて股関節が変形し、歩行に支障をきたしてしまいます。普段から歩き方を観察して、何か異変を感じたら病院で診察してもらうようにしましょう。

2.胃捻転

胃捻転(いねんてん)も大型犬に多い病気です。なんらかの原因で胃の内容物が発酵し、臓器が圧迫されてしまいます。発症した場合、緊急手術が必要になることがあります。食事の前後の運動は避け、早食いや水のがぶ飲みをさせないようにしましょう。

3. 拡張型心筋症

拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう)とは、心臓の機能に問題が起こり正常に働かなくなる病気です。遺伝の可能性があり、大型犬とスパニエル種に多い病気とされています。

4. ウォブラー症候群

ウォブラー症候群は、大型犬に多い遺伝性の病気で、頭を下げて歩く、よろよろ歩く、後ろ脚を引きずるなどの運動障害が見られます。症状が進行すると四肢が麻痺して歩けなくなります。

治療費の目安

参考ですが、各病気の治療費をご紹介しておきます。
動物病院は自由診療なので、治療費は地域や病院によって前後します。近所で実際に犬を飼っている方の口コミを参考にしましょう。
もしあまりにも高額な場合はセカンドオピニオンも検討してください。

 初診料:1200円
股関節形成不全(手術の場合):15万〜70万円
胃捻転(手術の場合):20万〜50万円
拡張型心筋症:(外科手術)80~100万円
(投薬治療)1~2万円/月

グレート・デーンにオススメのペット保険

グレートデーンは、大型犬の中では丈夫で長生きな犬種なのですが、大型犬種特有の股関節形成不全など、かかりやすい病気があるのでペット保険に入るのは必須です。

ただし、グレートデーンは大型犬なため、一度病気にかかると治療費が高額になりがち。同じ病気でも小型犬の倍以上かかることも珍しくありません。
(例:股関節形成不全の手術70万円

月々の支払いが安いペット保険では、補償が50%入院のみ・通院のみの場合がほとんどなので、せっかくペット保険に入っていても高額の治療費がまかなえません。

少し高くても補償がしっかりした保険にはいりましょう。

そこでオススメなのが獣医師が作ったペット保険『PETS BEST(ペッツベスト)です。

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例)股関節形成不全:治療費70万円

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もしものときに、愛犬の手術や治療を諦めなくてすむよう、しっかりとしたペット保険に入っておきましょう。

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グレート・デーンの平均寿命

グレートデーンの平均寿命は7〜10年くらいです。
参考までに大型犬の平均寿命ですが、だいたい12歳くらいで、大型になるほど寿命が短くなる傾向があります。

ただ、あくまでも平均寿命ですので、健康管理をしっかりと行って愛情深く接していけばもっと長く生きることも可能でしょう。

今回紹介した病気や普段の食事(ドッグフード)に気をつけることで、寿命はもっと長くなります。
このページの下のほうで、小・中・大型犬にオススメのドッグフードを紹介していますので、気になる方はご確認ください。

人間とグレート・デーンの年齢比較表

大型犬 人間
成長期 1歳 10歳
成犬期 2歳 19歳
3歳 29歳
4歳 39歳
5歳 49歳
6歳 59歳
シニア期 7歳 69歳
8歳 79歳
9歳 89歳
10歳 99歳
11歳 109歳
12歳 119歳

大型犬の年齢

大型犬は、2歳の時点で人間に換算すると19歳になり、3年目以降は1年に10歳分の歳を取ります。

グレート・デーンにおすすめのドッグフードの選び方

モグワンの画像グレートデーンにおすすめのドッグフードは「モグワン」です。

動物性タンパク質が50%も含まれていて、グレートデーンのように運動が大好きな犬種にはぴったりです。しかも栄養価が高いのでグレートデーンの毛艶もよくなるでしょう。

また穀物類が入っていないグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードなのでアレルギーになりにくい点もオススメのポイントです。

値段は少し高いですが、安いドッグフードのような合成添加物も使っていないので、安心して食べさせてあげることができます。それに高タンパク質のわりにカロリーが低いので、肥満のコントロールがしやすいところもオススメ!

原材料は、人間が食べても大丈夫な高品質、ヒューマングレードのものしか使用していないので原材料、栄養バランスともに最高クラスのドッグフードと言えます。(安いフードは人間の食品では禁止された添加物や着色料、原材料が使われているので病気の原因になってしまいます。)

※モグワンについてより詳しくは「獣医師も推薦する!モグワンドッグフードの口コミ評判まとめ」の記事で紹介しています。

犬が食べると危険な食べ物

ペットにする喜び、グレート・デーンを飼う魅力とは

1. 犬のアポロ神

グレートデーンは、神話に登場する最上級の神である太陽神アポロンにたとえて「犬の中のアポロ神」と呼ばれています。格好よくて圧倒的な存在感のある犬種です。

2.ギャップ

強そうな見た目とは違って、心優しく甘えん坊なグレートデーン。そんなギャップも魅力です。飼育は何かと大変かもしれませんが、乗り越える喜びも大きいです。


まとめ

1)グレートデーンの性格の3大特徴は、穏やか、忍耐強い、勇敢。

2)グレートデーンのオスとメスでの性格の違いは、オスはやんちゃで甘えん坊ですが素直で優しい傾向、メスは自立していて気が強くずる賢い傾向。

3)グレートデーンを飼う人に向いている3つのポイントは、精神力と経済力のある人、コミュニケーションをとれる人、責任を持てる人。

4)グレートデーンのしつけの3つの重要ポイントは、根気強く、ポジティブに、十分な社会化。

5)グレートデーンの飼育に関しての3つの注意点は、健康管理、定期健診、特定犬種。

6)グレートデーンが気をつける病気は、股関節形成不全、胃捻転、拡張型心筋症、ウォブラー症候群。

7)グレートデーンを飼う魅力とは、犬の中のアポロ神、ギャップ。

グレートデーンの基本データ

英語表記 Great Dane
愛称 グレートデーン
原産国 ドイツ
サイズ 大型犬
体高 オス:80cm以上
メス:72cm以上
体重 オス:54kg以上
メス:45kg以上
毛色 フォーン、ブリンドル、ハールクイン、ブラック、ブルー
寿命 7〜10歳
価格 20〜50万円
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参考文献

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