【鳥】キバタンの性格の3大特徴!しつけのコツと注意点

おすましキバタン

動物園でよく見かけるちょっと大きめのオウムの一種であるキバタン。
頭のてっぺんにある冠のような黄色い羽根が印象的なキバタンは、愛らしい見かけとは裏腹に実はとってもワイルドな性格みたいですよ。

今回は、そのキバタンの性格の特徴・しつけのコツ・飼い方のポイント・注意点についてご紹介します。


キバタンの性格の3大特徴!しつけのコツと注意点

1)キバタンとは?

1.原産地

いかついキバタンキバタンの原産国はオーストラリアで、主に北東部に多く生息していますが、フィリピン、パプアニューギニアやその近隣諸国でも確認されています。
ちなみに、日本でもよく見かけるカラスですが、オーストラリアでは「オーストラリアの白いカラス」といわれるほど、その生息数は計り知れないようです。

2. 平均体高・平均体重

大きさは40㎝~60㎝ほどで、体重は400g~800g前後にもなり、カラスほどの大きさといえばわかりやすいでしょう。
キバタンはオスとメスの大きさが極端に違うことがないようで、大きさの違いは個体差によるものです。

3.日本で飼育されている数・名前のルーツ

日本で飼育されているキバタンの数については、きちんとしたデーターがないので把握されていないのが現状のようです。
また、日本で飼育されているキバタンの先祖は、中国から持ち込まれた説が残っていて、1941年~1942年に行われた「フィリピンの戦い」の舞台であるバターン半島。
このバターン半島で捕獲されたインコが中国へ持ち帰られた際に、捕獲された土地の名前である「バターン=巴丹・巴旦(Bataan)」と変化したものといわれています。

4.キバタンの気をつける病気

・PBFD(オウム類嘴(くちばし)羽毛病・ Psittacine Beak and Feather Disease)

サーコウィルスによるウイルス性疾患で、オウムやインコなどの羽から飛散する脂粉や糞が乾燥して空中を浮遊したそれらを吸引することで感染または伝染します。
野鳥との接触やペットショップなどから帰宅した際は手の消毒や洋服の着替えなどの細かい注意が必要です。

【症状】

羽が生えそろう前に次々と抜けてしまう
羽の生え変わりに変形など羽の形や生え方に異常がみられる
抜けた羽の根元に血液の塊が付着している
羽が一気に抜け落ちる
脂粉が少なくなる
食欲が落ちたり下痢をしやすくなる
口ばしの変形など

 

放っておくと命を落とす可能性もありますので、いつもと違う小さな異変を感じたら、直ちに鳥類が診れる動物病院を受診しましょう。

【治療法】

抗生剤の投与やホルモン療法などがあります。

ペットが病気になってしまったとき、病院にかかると予想以上に治療費がかかってしまうことがあります。そんなときのためにペット保険で備えておくと安心です。ですが、現在オウムやインコなどが入れる保険はほとんどありません。唯一入れる保険は日本アニマル倶楽部株式会社が運営するペット保険サービス「プリズムコール」です。

インコなどの鳥類は保険料1日あたり53円と、とても良心的な価格になっているので一度検討してみることをオススメします。

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5. 平均寿命

首をかしげるキバタンキバタンの平均寿命は50年~70年以上と、鳥類の中では長生きです。
場合によっては飼っている人間より長く生きる可能性もありますので、家族間などで飼育を引き継いでいく必要があります。

2)キバタンの性格の3大特徴

・明るくて社交的

人見知りがなく人懐っこい性格です。
成鳥になってから飼いはじめても、しっかりと相手をしてあげれば慣れてくれます。
キバタンの多くは猫のように頭などを撫でられることが好きで、中にはおねだりをしてくる子もいるようです。
音楽やリズムに合わせて踊ったり体を動かしたりと、見ているだけで楽しませてくれますよ。

・賢い

記憶力と表現力に長けているキバタンですが、人間が話しかける言葉の意味を理解するだけにとどまらず、まれに会話ができるほど頭がいい子もいるようです。

・寂しがりでストレスに弱い

飼い主に一旦懐いてしまうと、べったりなキバタンは長時間放置されたり遊んでもらえず寂しい思いをしたり、小さな環境の変化などでストレスを貯めてしまます。
このストレスが、食欲不振や毛引き、自咬み行為を引き起こす原因となるのです。

しかも毛引き行為は一度治ったように見えても繰り返すことが多く治りにくい病気といわれています。
体の表面上の問題ではなく「心の病」なので、この症状が少しでもみられる時は、毎日しっかりとスキンシップを心がけるようにして出来るだけ繰り返さないように見守ってあげましょう。

また、キバタンは「遊び貯め」がきかないので毎日2時間以上は遊んであげるるなど、キバタンを中心とした生活サイクルを送る覚悟が必要になってきます。

3)キバタンの5つのタイプ

キバタンはオウム目科で白色オウムの仲間になります。

・オーストラリアキバタン
・ホクゴウキバタン
・アオメキバタン
・アルーキバタン
・オオアオメキバタン

4)キバタンのオスとメスの見分け方

キバタンの性別は、目の色で判別することができます。
オスの目は黒色であるのに対し、メスの目は茶色または赤目です。

5)キバタンを飼う人に向いている3つのポイント

・掃除や世話が苦にならない

白色オウムやヨウムに多くみられる脂粉(しふん)は、キバタンも身震いしたり羽をばたつかせるだけで体に付着している油分を含んだ白い粉状の物質がフケのように舞い散ります。
脂粉は別名、粉羽(こなう)や粉綿羽(こなめんう)とも呼ばれ、その役割は羽の防水や汚れを防ぐと考えられています。

この脂粉はキバタンにとって健康のバロメーターにもなり、脂粉が多く一定量出ることはそれだけ新陳代謝が活発だといえます。これが逆に、少なくなると病気の項でも書いたPBFDなどの病気の可能性も考えられますので、毎日の脂粉の量を確認しておきましょう。

このような重要な役目がある脂粉ですが、キバタンがいる場所やゲージは真っ白になるほど!
なるべく一日に一度は掃除機かほうきなどできれいに取り除いてあげる必要がありますし、家族の中にアレルギーや喘息、肺疾患の方や赤ちゃんなどいる場合は、空気清浄機を置くなどの対策が必要です。

また、キバタン自身が体をくちばしでつつくだけで、くちばしが白っぽくなりますので気づいたときに拭き取ってあげましょう。

・部屋を丸ごと防音できる

キバタンは元々、広大な自然の中で自身の鳴き声を仲間に届けるために、大きな叫び声にも聞こえるほどの鳴き声になったようです。
そのため人間が住む環境では、人間が30センチの距離で会話していても内容が聞き取りにくいほどの、雄叫びに近い騒々しい鳴き声に聞こえるほどです。
しかも、一度鳴きだすとしばらく鳴きやまないこともあるので、マンションなど集合住宅での飼育はおすすめしません。
住宅密集地で飼う場合も同居家族やご近所からのクレームは必至と考えておく方が良いかもしれませんので、どうしてもキバタンを飼いたい方には、キバタン専用のお部屋を丸ごと防音することをおすすめします。

防音設備と大げさに考えがちですが、最近は素人でも壁に貼り付けたりと取り扱いが簡単にできるパネルタイプの防音壁もホームセンターなどで販売されていますので、キバタンを迎え入れる前に、しっかりとした防音装置を行いましょう。

・毎日2時間以上遊べる

キバタンの一番のストレスは「かまってもらえない」ことです。
それでなくても寂しがり屋のキバタンは毎日しっかりと遊んであげないと、ストレスから「毛引き」や「自咬み」などの自虐行為の原因となり、困った事に繰り返し行うキバタンもいるようなので特に注意が必要です。

とはいえ、周りにいる人間の言葉をまねしてみたり、リズムに合わせて踊ってみたりと飼い主側も一緒に遊ぶ相手としてキバタンは、飽きることがないようですから、あまり深刻にならず玩具なども使いながら、お互いに楽しみながら遊べる工夫を心がけましょう。

6)キバタンのしつけの3つの重要ポイント

・初めが肝心

逆光のキバタン優れた知能を持つキバタンは、人間のいうことも何度か繰り返し教えることできちんと習得して覚えるといわれています。
このことから、物事の良し悪しを初めにきちんとしつけをしておくと、後々後悔することもなくキバタンとの快適な生活が送れるでしょう。

もし、飼い主がしっかりとしつける自信がないなら、バードトレーニングを行ってくれる専門のトレーナーを見つけて、基本的なしつけをきちんとしてもらうといいでしょう。

・一貫性をもってしつける

例えば、エサを食べる場所をしつけの意味も含めて、初めに決めておいたにもかかわらず飼い主の都合である日突然、エサの時間や場所を変えたりすると賢いキバタンは「違うところでエサを食べてもいいんだ」と理解して、次から元の場所で食べようとせず「こっちで!」と違う場所で食べると主張するようになることもあるようです。

一度決めた事柄は、飼い主の気まぐれや都合で簡単に変更したりしないようにしましょう。
また、キバタンに主導権を与えないように、上下関係をきちんと確立しておくことをおすすめします。

・甘やかしや寛容な態度はNG

賢いキバタンは飼い主のようすを観察しながら行動することがわかっています。
それは初めて行動するとき、ゲージにはいるときに嫌がってみたり、ちょっと咬んだりつっついてみたりと、些細な行動で試して飼い主のようすを伺っています。

その時に飼い主の方が「これくらいいいか」などと叱らづに寛容な態度をとってしまうと、キバタンは「これをしても許される」と受け止めてしまいます。
こうなると、「やってはいけない」些細な行動が段々とエスカレートしていき、飼い主が言っても歯止めが効かない恐れも考えられますので、このような行動を頭に入れて叱る時はきちんと叱るようにしましょう。

7)キバタンを飼育する場合に特に気をつける4つのこと

・ゲージは頑丈なものを選ぶ

羽ばたくキバタンキバタンは大型のオウムで成鳥になると50㎝前後にもなり、くちばしも硬くて非常に強い力を持っていますので、普通の鳥を飼うようなきゃしゃなゲージでは簡単に壊してします恐れがあります。
また、ゲージの中で羽を広げてもゆとりがあるくらい大きくて丈夫なゲージを準備する必要がありますので、キバタンを購入するときに店員さんに相談してキバタンに適したゲージを購入することをおすすめします。

簡単に開閉できる入口だと学習能力に長けているキバタンは、開け方を学習して簡単に脱走してしてしまう恐れがありますので、別に鍵をかけておくことをおすすめします。

くちばしによる破壊力が強いキバタンですから、飼っている部屋には木製品や壊れやすいプラスチック製品などは置かないようにしましょう。

・ゲージは人の目より低位置に置く

逆説的になりますが、上空から天敵に襲われやすい鳥の本能から、キバタンとしては少しでも高い位置にとどまることで自身の格(ステータス)を認知するといわれています。
そのことから、キバタンが入るゲージは飼い主自身の目の高さよりも下に置くようにして、キバタンより飼い主の方が格が上だということを最初から示しておきましょう。
*和室では座った時の目の位置、洋室では椅子に座った時の目の位置を確認してそれぞれの目の高さよりも下にゲージを置くようにしましょう。

・鳴き声による生活環境への配慮

キバタンを飼うにあたって防音設備を行っても、その鳴き声に飼い主や同居家族が困り果てて、やむを得ずキバタンを手放すことになった例があるようです。
近所で飼われている犬の鳴き声も単独で聴くと中には耳障りな犬もいますが、そんな犬の鳴き声と比べ物にならないほどの騒々しい鳴き声といわれていますので、気になる方は飼われる前にキバタンがいる動物園に足を運んで、直にその鳴き声を聴かれることをおすすめします。

・室温に気をつける

キバタンは元々、熱帯地方に住んでいるため冬場の室温には注意が必要です。
キバタンを飼育する部屋の温度は15度以下にならないように暖房設備を整えてあげましょう。

8)キバタンを飼う3つの魅力とは

・可愛い容姿

オウムの中でも大型なキバタンですが、真っ白な体に頭にちょこんと付いている黄色い冠のような羽と、まん丸い黒目がとっても可愛らしく人気です。

・踊ったりおしゃべりが上手

歌やリズムに合わせて体を動かしたり、飼い主ががおしゃべりした言葉を覚えて会話ができたり、一緒に遊んだり見ているだけでも楽しませてくれそうでうですね。

・甘えん坊

スキンシップを好むキバタンは、一緒に遊んでくれる人が大すきです。そんな大好きな人には特にべったりなので、鳥が好きにはそんなキバタンの一面が人気の秘密のようです。


今回のまとめ

1)キバタンの原産国は、オーストラリアやフィリピン、パプアニューギニア・平均体重はオスとメス関係なく大きさは40㎝~60㎝、体重は400g~800g・平均寿命は50年~70年以上
・気を付けるべき病気はPBFD(オウム類嘴(くちばし)羽毛病
2)キバタンの性格の3大特徴は、明るくて社交的・賢い・寂しがりでストレスに弱い
3)キバタンの5つのタイプは、・オーストラリアキバタン・ホクゴウキバタン・アオメキバタン・アルーキバタン・オオアオメキバタン
4)キバタンのオスとメスの見分け方は、オスの目は黒色であるのに対し、メスの目は茶色または赤目です。
5)キバタンを飼う人に向いている3つのポイントは、掃除や世話が苦にならない・部屋を丸ごと防音できる・毎日2時間以上遊べる
6)キバタンのしつけの3つの重要ポイントは、初めが肝心・一貫性をもってしつける・甘やかしや寛容な態度はNG
7)キバタンを飼育する場合に特に気をつける3つのことは、ゲージは頑丈なものを選ぶ・ゲージは人の目より低位置に置く・鳴き声による生活環境への配慮・室温に気をつける
8)キバタンを飼う魅力は、可愛い容姿・踊ったりおしゃべりが上手・甘えん坊

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