【犬種】ミニチュア・ピンシャーとは?性格の特徴と飼い方やしつけのコツ

ミニチュア・ピンシャーのカバー

見た目は小さいドーベルマンのように引き締まった体、運動神経が良く、忙しく動き回るミニチュア・ピンシャー。
ミニピン」の愛称で親しまれています。

今回はそんなミニチュア・ピンシャーの性格としつけのコツについて紹介します。



ミニチュア・ピンシャーとは?性格の特徴と飼い方やしつけのコツ

ミニチュア・ピンシャーとは

1. ミニチュア・ピンシャーの紹介

枯れ草を歩くミニチュア・ピンシャーミニチュア・ピンシャーの原産地は「ドイツ」です。
ドイツでは小鹿を意味する「レイピンシャー」や、ミニチュアという意味の「ツベルクピンシャー」と呼ばれています。

血統書を発行しているジャパンケネルクラブの分類によると、グループ2(使役犬)に属する小型犬です。

※分類に関して詳しくは「犬の分類(グループ)とは?」をご覧ください。

2. 簡潔な歴史

ミニチュア・ピンシャーは、20世紀の初め頃からドイツで多く飼育されています。
小動物を狩猟するための犬種で中型犬の「ジャーマン・ピンシャー」を小型化したという説が有力です。

3. 名前のルーツ

ピンシャーの名前のルーツについては、英語の「pinch」やフランス語の「pincer」といった「つまむ・つねる」という意味の言葉が語源であるといわれています。

ミニチュア・ピンシャーの英語表記では「Miniature Pinscher」となります。

4.ドーベルマンとの関係

ミニチュア・ピンシャーは「ドーベルマン」を小さくしたような姿形をしていますが、それもそのはずで同じジャーマンピンシャーから生まれた兄弟犬種にあたります。
ジャーマンピンシャーを品種改良し、小さい獲物用に小型化したのがミニチュア・ピンシャーで、警護犬として大型化したのがドーベルマンです。

森で横を向いたジャーマンピンシャー
ジャーマン・ピンシャー

リードが付いたドーベルマン
ドーベルマン

4.成犬の平均体高・平均体重

ミニチュア・ピンシャーの成犬の平均体高は、オス、メス共に25~30cmとされています。※体高とは犬の肩までの高さです。

  • 平均体高:25〜30cm
  • 平均体重:4〜6kg

犬とミニピンの比較画像

150cmの女性との比較

5.日本で飼育されている数

日本で飼育されているミニチュア・ピンシャーの飼育数ですが、血統書を発行しているジャパンケネルクラブの2017年の犬種別犬籍登録頭数を調べてみると3,388頭です。

2017年犬種別登録頭数(ジャパンケネルクラブ)
犬全体の登録数が295,910頭ですから、全ての犬種に占めるミニチュア・ピンシャーの割合は約1.14%です。犬種別のランキングでは18位にランクしており日本でも人気が定着してきている犬種です。

6.飼い安さの目安

ミニチュア・ピンシャーの飼いやすさの目安を紹介します。

社会性・協調性がある
健康管理がしやすい
初心者向き
噛み癖がつきにくい
訓練されるのが好き
物覚えがいい
飼い安さの目安:21/30

ミニチュア・ピンシャーの毛色のタイプ

ミニチュア・ピンシャーの被毛はスムースコートで、毛色のタイプはジャパンケネルクラブでは2つに分けられています。

1.単色

単色のミニチュアピンシャーはレッド系の色が認められています。

1.ディアー・レッド

ディーアレッドのミニピンのイラストディアー・レッドの毛色のタイプは、赤っぽい鹿のような色のミニチュアピンシャーです。

2.レディッシュ・ブラウン

レディッシュブラウンのミニピンのイラストレディッシュ・ブラウンの毛色のタイプは、赤みがかった茶色のミニチュアピンシャーです。

3.ダーク・レッド・ブラウン

ダークレッドブラウンのミニピンのイラストダーク・レッド・ブラウンの毛色のタイプは、非常に濃いこげ茶色のミニチュアピンシャーです。

2. ブラック&タン

ブラックアンドタンのミニピンのイラストブラック&タンのタイプは、黒漆色レッドまたはブラウンの斑のある2色のバイカラーです。目の上、喉の下、足などに入った斑は、濃くはっきりとしているのが好ましいとされています。同じドイツが原産の犬「ドーベルマン」に似ている見た目です。

ペットショップでの購入価格

ミニチュア・ピンシャーのペットショップでの購入価格は、血統や性別、年齢などにより幅があり、15〜25万円です。

  • 混合ワクチン……16,000円
  • 狂犬病予防接種… 3,500円
  • 健康診断………… 3,000円
  • 畜犬登録………… 3,000円
  • 飼育グッズ………30,000円
初期費用は205,000〜305,000円

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ミニチュア・ピンシャーの性格の3大特徴

1.活発

タイヤの上のミニチュア・ピンシャーミニチュア・ピンシャーは、元気で活発、好奇心旺盛で遊ぶことが大好きです。運動神経が優れており、ドッグランなどでアクティブに遊びます。

2. 勇敢

ミニチュア・ピンシャーは、猟犬だったルーツもあり、勇敢で怖いもの知らずで、何でも果敢に挑戦する頼もしいタイプです。警戒心が強い面もあるので番犬向きの性格です。

3. 堂々としている

ミニピンの記事の挿絵ミニチュア・ピンシャーは、プライドが高く堂々としています。また、他の動物に対しては強気で支配的な傾向にあるため、小動物からは遠ざけるようにしてください。

オスとメスでの性格の違い

1.オス

ミニチュア・ピンシャーのオスは、メスに比べておおらかで、のんびりしている傾向があります。

2.メス

ミニチュアピンシャーのメスは、オスに比べてプライドが高く支配的な傾向にあります。

ミニチュア・ピンシャーを飼う人に向いている3つのポイント

1. アクティブな人

横を向いたミニチュア・ピンシャーミニチュア・ピンシャーは、体が小さいわりに運動量が多いです。飼い主と一緒に遊ぶのが大好きなので、アクティブな人に向いています。
逆にインドアで静かに過ごしたい人には向いていません。

2.お手入れが楽で、丈夫な犬が欲しい人

ミニチュア・ピンシャーの毛はシングルコートで短く、体も小さい分お手入れが楽です。トリミングやグルーミングは基本的に不要です。遺伝性の病気が少ないのも特徴で、他の犬種に比べて丈夫だといえます。

3.小さな子供や高齢者がいない人

child little girl with glasses reading a booksミニチュア・ピンシャーは、攻撃的になることがあるので、小さい子供がいる家庭にはオススメしません。また運動量の多さや、やや手ごわい習性からビギナーや高齢者にもあまり適していません。

 

ミニチュア・ピンシャーのしつけの3つのコツ

1. 焦らず

ミニチュア・ピンシャーのしつけは、好奇心旺盛な性格から気が散りやすいので、短い時間に少しずつ行うのが理想で、ある程度の根気が必要になります。

焦らずにじっくりと行うのがコツです。

2. 堂々した態度

ミニピンの記事の挿絵賢くてプライドが高く、自分が優位に立ちたいと思っているミニチュア・ピンシャーですから、飼い主が堂々とした態度を示し、しつけは一貫して行う必要があります。
また、良い信頼関係を築くことによって、段々と従順で穏やかな性格になっていきます。

3. 吠え癖

ミニチュア・ピンシャーは警戒心が強く、何にでも機敏に反応します。吠え癖を止めさせるには、吠える原因に合わせて対策をしてみる、吠えるのを止めたら正しいタイミングで褒めるということを繰り返しましょう。

仔犬のうちから外部のものに慣れさせる社会化の訓練をしておくことも大切です。

また最近では、無駄吠え防止の首輪など便利なグッズもあるので、そういったアイテムをうまく使うと良いでしょう。

三匹のミニチュア・ピンシャー

ミニチュア・ピンシャーの飼い方で注意すべき3点

1.運動

ミニチュア・ピンシャーは、小型犬の割には中型犬並みの運動量を必要とするといわれています。散歩は、毎日30分から1時間程度、朝晩の2回行うのが適切です。

運動不足でストレスをためないように、定期的にドッグランやボール遊びなどを行うのがオススメです。

2. 温度

ミニチュア・ピンシャーの被毛は、スムースヘアーで寒さに弱い犬種といえます。屋外の飼育には向いていません。

冬は暖房を使ったり、ベッドや毛布を用意し、散歩には洋服を着せるのも効果的です。

3.脱走に注意

走るミニチュア・ピンシャーミニチュア・ピンシャーは「エスケープ・アーティスト」と呼ばれるほど脱走癖が多い犬種です。小さい体とすばしっこさを利用して、少し開いた戸の隙間などから脱走する可能性があります。庭やドッグランで遊ばせているときもフェンスの高さや、下の隙間にも注意しましょう。
リードをちぎって脱走したという話もありますので、リードも頑丈なものを使うのがオススメです。

ミニチュア・ピンシャーが気をつけるべき病気

ミニチュア・ピンシャーの飼育の際に、気をつけるべき病気をご紹介します。

1.レッグ・ペルテス病

1歳以下の小型犬によくみられる病気で、大腿骨の一部の血管の損傷が起き、悪化すると骨が壊死してしまいます。原因ははっきりとは不明ですが、遺伝の可能性があります。

発症すると足を引きずったり痛がったりしますので、異常を感じたら病院で診察してもらいましょう。

2.膝蓋骨脱臼

膝蓋骨(しつがいこつ)とは後ろ足のお皿のことで、遺伝または外部から大きな力が加わることにより、ヒザのお皿がずれてしまう病気です。

膝蓋骨脱臼を発症した場合、外科治療が必要になります。

3.股関節形成不全

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)は、歩行に支障をきたしてしまう病気です。普段から歩き方の観察をして、何か異変を感じたら病院で診察してもらうようにしましょう。

治療費の目安

参考ですが、各病気の治療費をご紹介しておきます。

動物病院は自由診療なので、治療費は地域や病院によって前後します。近所で実際に犬を飼っている方の口コミも参考にしましょう。もしあまりにも高額な場合はセカンドオピニオンも検討してください。

初診料:500~1,500円
レッグ・ペルテス病:15~35万円
膝蓋骨脱臼:10~35万円(片足)
股関節形成不全(手術の場合):15万〜70万円

オススメのペット保険

ミニチュア・ピンシャーは個体差はありますが、目や心臓、関節と病気に気をつけたい犬種です。
そのため治療費がかさみやすいので、ペット保険に入るのは必須といえます。

ただし、ミニチュア・ピンシャーのペット保険選びには『安さ』以外に注意点が一つあります。
ミニチュア・ピンシャーがかかりやすい病気に「股関節形成不全」がありますが、多くのペット保険では股関節形成不全は保険の対象外なんです。股関節形成不全になりやすいのに保険の対象外では保険に入る意味がありません。

そこでオススメなのが『PS保険』です。

ペットサポートのPS保険

『PS保険』では膝蓋骨脱臼がしっかり保険対象!
しかも他の保険のように診断書や血統書、体毛といったものがなくても、インターネットで簡単に申し込めるのもポイントです。

月々の保険料も安いので、『PS保険』が気になった方は公式サイトでぜひ資料をご請求ください。

PS保険の公式サイト 業界最安クラスの保険料の「PS保険」口コミ評判まとめ

ミニチュア・ピンシャーの平均寿命

ミニピンの記事の挿絵ミニチュア・ピンシャーの平均寿命は12~14年くらいです。
小型犬の平均寿命は14歳ですから、平均的な寿命といえるでしょう。

参考までに小型犬の平均寿命ですが、だいたい14歳くらいです。

しかし、あくまでも平均寿命ですので、健康管理をしっかりと行って愛情深く接していけばもっと長く生きることも可能でしょう。
今回紹介した病気や普段の食事(ドッグフード)に気をつけることで、寿命はもっと長くなります。

人間とミニチュア・ピンシャーの年齢比較表

小型犬 人間
新生児期 1ヶ月 1歳
社会化期 3ヶ月 5歳
6ヶ月 9歳
成長期 9ヶ月 13歳
1歳 15歳
成犬期 2歳 24歳
4歳 32歳
6歳 40歳
8歳 48歳
9歳 52歳
シニア期 10歳 56歳
12歳 64歳
14歳 72歳
16歳 80歳
18歳 88歳
20歳 96歳

ミニチュア・ピンシャーの年齢計算式

小型犬は、2歳の時点で人間に換算すると24歳になり、3年目以降は1年に4歳分の歳を取ります。
計算式では下記の形になります。

年齢 = 24+(犬の年齢-2年)×4

ミニチュア・ピンシャーにおすすめドッグフード

モグワンの画像ミニチュア・ピンシャーにおすすめのドッグフードは「モグワン」です。動物性のタンパク質が50%も含まれていて、ミニチュア・ピンシャーのように活発で運動が大好きな犬種にぴったりです。しかも栄養価が高いのでマルチーズの毛艶も良くなります。

また穀物類が入っていないグレインフリーのドッグフードなのでアレルギーになりにくい点もオススメのポイントとです。

値段は少し高いですが、安いドッグフードのような合成添加物も使っていないので、安心して食べさせてあげることができます。それに高タンパク質のわりにカロリーが低いので、肥満のコントロールがしやすいところもオススメの理由です。

原材料は人間が食べても大丈夫な高品質のものを使っていて、品質、栄養バランスともに最高クラスですよ。
(安いフードは人間の食品では禁止された添加物や材料が使われていて、病気の原因となります。)

モグワンは量販店やAmazon、楽天では売っていないので公式サイトから購入してください。

『モグワン』の公式サイト

獣医師も推薦する!モグワンドッグフードの口コミ評判まとめ

ペットにする喜び、ミニチュア・ピンシャーを飼う魅力とは

1. 小型犬らしくない

ディアーレッドのミニチュア・ピンシャーミニチュア・ピンシャーは、小さいのに元気でエネルギッシュ、普通の小型犬では物足りない人でも十分に楽しめるはずです。小型犬らしくないのがミニチュア・ピンシャーの魅力でもあります。

2. 飼い主には従順

ミニチュア・ピンシャーは、他人には警戒心があり無愛想なのに、飼い主には従順で愛情深い傾向があります。それが可愛くて魅力の1つでもあります。



まとめ

ミニチュア・ピンシャーの正面からの写真ミニチュア・ピンシャーの性格の3大特徴は、活発、勇敢、堂々としている。オスはおおらかでのんびりしている、メスはプライドが高く支配的な傾向。

ミニチュア・ピンシャーを飼う人に向いている3つのポイントは、アクティブで、お手入れが楽で丈夫な犬が欲しい、小さな子供や高齢者がいない人。

ミニチュア・ピンシャーのしつけの3つの重要ポイントは、焦らず、堂々とした態度、吠え癖。

ミニチュア・ピンシャーの飼育に関しての3つの注意点は、運動、温度、脱走に注意。

ミニチュア・ピンシャーを飼う魅力とは、小型犬らしくない、飼い主には従順。

ミニチュアピンシャーの基本データ

英語表記 Miniature Pinscher
愛称 ミニピン
原産国 ドイツ
サイズ 小型犬
体高 25~30cm
体重 4〜6kg
毛質 スムースコート
カラー ブラック&タン
レッド(鹿色、赤っぽい茶色、濃い赤色まで)
寿命 12〜14歳
価格 15〜25万円
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参考文献

ミニピンの記事の挿絵

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この記事を書いた人

YOKO

YOKO

ペットナビの管理人のYOKO(男)です。
動物好きで犬や猫はもちろん、ウサギやハムスター、多くの昆虫などを飼ってきた経験があります。少しでも動物を飼いたい方のためになる情報を紹介したいです。

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