【犬種】イングリッシュ・ポインターの性格とは?性格の特徴と飼い方やしつけのコツ

 

English Pointer dog

イギリスを代表する鳥猟犬とされるイングリッシュ・ポインター。あまりみかけない稀少犬種ですが、その優秀さと安定した気質から家庭犬としても人気があります。
今回はそんなイングリッシュ・ポインターの性格と飼い方、しつけのコツについて紹介します。



イングリッシュ・ポインターとは?

1. イングリッシュ・ポインターとは

イングリッシュ・ポインターの原産地は、イギリスです。キジやカモなどの場所を知らせるガンドッグとして現在でも活躍しています。
血統書を発行しているジャパンケネルクラブの分類によると、グループ7(ポインター・セター)に属する大型犬です。

犬のグループについて詳しくはこちらの記事→【犬の分類(グループ)とは?グループごとの特徴を理解しよう♪】

2. 簡潔な歴史

イングリッシュ・ポインターの歴史は、それほど古くありません。スペインまたはポルトガルにいた土着犬が、スペインの王位継承戦争(1703年~1714年)の際にイギリスに渡ったといわれています。
フレンチ・ポインターやイタリアン・ポインター、フォックスハウンドなどを交配して固定されました。その後、ブラッドハウンドやグレーハウンドとも掛け合わされ、より有能な猟犬として成長します。
やがて、鳥猟の減少につれてショードッグとして活躍するようになります。見た目をより美しく性格もマイルドに改良され家庭犬としても扱いやすくなっていきました。

3. 名前のルーツ

イングリッシュ・ポインターの「ポインター」という名前は、獲物を発見すると姿態を低くし片足をあげて、ハンターに獲物の場所を指し示す(=ポイントする)ことに由来しています。

英語では「English Pointer」となります。単にポインターといえば、通常このイングリッシュ・ポインターのことをいいます。

4.平均体高・平均体重

ジャパンケネルクラブによるとイングリッシュ・ポインターの体高は、オス63cm~69cm、メス61cm~66cmが許されています。平均体重は、オスが25kg~34kg、メスが20kg~30kgの大型犬です。

5.日本で飼育されている数

日本で飼育されているイングリッシュ・ポインターの飼育数ですが、血統書を発行しているジャパンケネルクラブの2017年の犬種別犬籍登録頭数を調べてみたところ、登録数はわずか2頭です。
ただし、ジャパンケネルクラブに登録されていないことがあるので、いま現在、イングリッシュ・ポインターが日本に2頭しかいないわけではありません。
稀少な犬種ではありますが、愛好家たちから人気を得ています。
2017年犬種別登録頭数:ジャパンケネルクラブ

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6.飼いやすさの目安

社会性・協調性がある ★★★★☆4
健康管理がしやすい ★★★★☆4
初心者向き ★★★☆☆3
噛み癖がつきにくい ★★☆☆☆2
訓練されるのが好き ★★★★☆4
物覚えがいい ★★★★☆4
飼いやすさの目安:21/30
参考:人気の犬種図鑑

イングリッシュ・ポインターの毛色

イングリッシュ・ポインターの毛色は、通常はレモン&ホワイト、オレンジ&ホワイト、レバー&ホワイト及びブラック&ホワイトです。単色及びトライカラー(3色)も認められています。
短毛のシングルコートなので毛のお手入れは比較的簡単です。

ペットショップでの購入価格

イングリッシュ・ポインターの購入価格の相場は、20万円~30万円です。稀少な犬種のためペットショップで見つけるのは難しいかと思います。ブリーダーに相談してみましょう。

    • 混合ワクチン……16,000円
    • 狂犬病予防接種… 3,500円
    • 健康診断………… 3,000円
  • 畜犬登録………… 3,000円
  • 飼育グッズ………30,000円
初期費用は255,500〜305,500円

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種類の違いはあるの?イングリッシュ・ポインターのタイプ

1.出生地によるタイプ

イングリッシュ・ポインターは、原産国イギリスで生まれたイギリスタイプとアメリカへ渡って繫殖されたアメリカタイプの2種類があります。一般的にアメリカタイプのほうがパワフルでスピーディーな傾向があります。

2.目的別によるタイプ

イングリッシュ・ポインターは、目的別に競技タイプとショータイプがあります。競技タイプは小型ですがエネルギッシュな傾向、ショータイプは穏やかな傾向があります。
価格はショータイプのほうが競技タイプより高くなります。

理解してあげよう!イングリッシュ・ポインターの性格の3大特徴って?

1.落ち着いている

イングリッシュ・ポインターは、温厚で落ち着いた気質を持っています。他人にも基本的には愛想がよくフレンドリーなので番犬には適していません。

2. 活発

イングリッシュ・ポインターは落ち着きがある一方で、非常にスポーティーで活発です。機敏さと持久力・忍耐力を持ち合わせている鳥猟犬らしい犬種です。

3.仕事熱心

イングリッシュ・ポインターは、飼い主に愛情深く忠実な性格です。与えられた仕事に対しては、熱心に一生懸命取り組みます。

性格の違いはあるの?イングリッシュ・ポインターのオスとメスでの性格の違い

1.オス

イングリッシュ・ポインターのオスは、メスに比べてやんちゃで心の成長が遅い傾向にあります。

2.メス

イングリッシュ・ポインターのメスは、オスに比べて穏やかで落ち着くのが早い傾向にあります。

どんな人が向いている?イングリッシュ・ポインターを飼う人に向いている3つのポイントとは

1. アクティブな人

イングリッシュ・ポインターは、かなりの運動量が必要になりますので山歩きなどが趣味のアクティブな飼い主さんにオススメです。子供と遊ぶことも好きなのでアウトドア好きのファミリーにもぴったりです。

2.時間に余裕のある人

イングリッシュ・ポインターは、お留守番が得意ではありません。時間に余裕があってコミュニケーションをよくとれる飼い主さんに向いています。そして散歩の時間も十分確保できる人でなければいけません。

3.田舎暮らしで広いスペースがある人

イングリッシュ・ポインターは、広い場所でのびのびと過ごすような環境に適しています。例えば田舎の一戸建てに住んでいて、自由に運動できる広いスペースを持っている人が好ましいでしょう。

ここがポイント!イングリッシュ・ポインターのしつけの3つのコツとは?

1. 服従訓練

エネルギッシュなイングリッシュ・ポインターには、「待て」「伏せ」などの基本的な指示に従えるようにする服従訓練をしっかり行いましょう。最初が肝心なので、難しいと感じた場合はプロのアドバイスを受けることをオススメします。

2.早くから

イングリッシュ・ポインターのしつけは、なるべく早い時期から行うことも大切なポイントです。生後3~6ヶ月くらいには、他人や外部の刺激に慣れさせる社会化も十分に行っておきましょう。

3. 楽しくポジティブに

イングリッシュ・ポインターには、気が散りやすく多少頑固な面があります。楽しくてポジティブなしつけを根気強く続けてください。しつけに遊びを取り入れながら、うまくできたらご褒美のオヤツをあげると効果的です。

要注意!飼育する場合に特に注意する3つのこと

1. 運動

イングリッシュ・ポインターは、毎日多くの運動を必要とします。朝夕各1時間の運動が目安です。単純に長い距離を歩くだけの散歩では満足しないため、自由に走らせて十分に運動欲求を満たしてあげましょう。運動不足で退屈になると問題行動を起こしますので注意してください。

2. 飛びつき

2歳くらいまでの若いイングリッシュ・ポインターは、興奮して飛びつくことがあります。体が大きいので小さな子供やお年寄りにぶつかると怪我をさせてしまうかもしれません。また、狩猟本能から小動物に反応することがあります。周りには十分注意しましょう。

3.誤飲

イングリッシュ・ポインターは、好奇心が強いので誤飲に注意しましょう。危険な物を飲み込んでしまい緊急手術という事態を避けるためにも、散歩中や室内でも気を配り誤飲しないようなしつけと環境作りをすることが大切です。

イングリッシュ・ポインターが気をつける病気

イングリッシュ・ポインターの飼育の際に、気をつけるべき病気をご紹介します。

1. 股関節形成不全

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)はイングリッシュ・ポインターで気をつけたい病気です。股関節が成長するにつれて股関節が変形し、歩行に支障をきたしてしまいます。普段から歩き方を観察して、何か異変を感じたら病院で診察してもらうようにしましょう。

2. 胃捻転

胃捻転(いねんてん)も気をつけたい病気です。なんらかの原因で胃の内容物が発酵し、臓器が圧迫されてしまいます。発症した場合、緊急手術が必要になることがあります。食事の前後の運動は避け、早食いや水のがぶ飲みをさせないようにしましょう。

3. 白内障

白内障は、眼の水晶体が白濁して視力障害を起こしてしまい症状が進行すると失明につながることがある病気です。早期発見により点眼薬での進行を遅らせる、外科手術により視力回復させることができます。

4. 眼瞼内反症

眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)は、まぶたのフチが眼球の内側に入り込みやすくなり、まつげが眼を刺激して炎症を起こしてしまうものです。涙の量が増えたり、目をかいたり痛そうにしていたら要注意です。

5.チェリーアイ

チェリーアイとは、目頭にある第三眼瞼(瞬膜)が赤く腫れて飛び出してしまう病気です。それがサクランボのように見えるためこの名前がつきました。正式には「第三眼瞼腺(だいさんがんけんせん)脱出」といいます。

治療費の目安

参考ですが、各病気の治療費をご紹介しておきます。
動物病院は自由診療なので、治療費は地域や病院によって前後します。近所で実際に犬を飼っている方の口コミを参考にしましょう。
もしあまりにも高額な場合はセカンドオピニオンも検討してください。

 初診料:1200円
股関節形成不全(手術の場合):15万〜70万円
胃捻転(手術の場合):20万〜50万円
白内障:外科手術(一眼)20~30万円程度、入院は5~7日間程度
眼瞼内反症:3,000〜5,000円/10万円(手術の場合)

イングリッシュ・ポインターにオススメのペット保険

イングリッシュ・ポインターは非常にスポーティーで活発です。機敏さと持久力・忍耐力を持ち合わせている鳥猟犬らしい犬種です。
そのため、飼育する際はペット保険に入るのは必須といえます。

ただし、イングリッシュ・ポインターのペット保険選びには『安さ』以外に注意点が一つあります。

イングリッシュ・ポインターがかかりやすい病気に「膝蓋骨脱臼」がありますが、多くのペット保険では膝蓋骨脱臼は保険の対象外なんです。

膝蓋骨脱臼になりやすいのに保険の対象外では保険に入る意味がありません。

そこでオススメなのが『PS保険』です。

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『PS保険』では膝蓋骨脱臼がしっかり保険対象!

しかも他の保険のように診断書や血統書、体毛といったものがなくても、インターネットで簡単に申し込めるのもポイントです。

月々の保険料も安いので、『PS保険』が気になった方は公式サイトでぜひ資料をご請求ください。

イングリッシュ・ポインターの平均寿命

イングリッシュ・ポインターの画像イングリッシュ・ポインターの平均寿命は12〜14年くらいです。
しかし、あくまでも平均寿命ですので、健康管理をしっかりと行って愛情深く接していけばもっと長く生きることも可能でしょう。
参考までに大型犬の平均寿命ですが、だいたい12歳くらいです。
今回紹介した病気や普段の食事(ドッグフード)に気をつけてることで、寿命は長くなります。
このページの下のほうで、大型犬にオススメのドッグフードを紹介していますので、気になる方はご確認ください。

人間との年齢比較表

イングリッシュ・ポインター 人間
成長期 1歳 10歳
成犬期 2歳 19歳
3歳 29歳
4歳 39歳
5歳 49歳
6歳 59歳
シニア期 7歳 69歳
8歳 79歳
9歳 89歳
10歳 99歳
11歳 109歳
12歳 119歳

大型犬の年齢

大型犬は、2歳の時点で人間に換算すると19歳になり、3年目以降は1年に10歳分の歳を取ります。

イングリッシュ・ポインターにおすすめのドッグフードの選び方

モグワン

イングリッシュ・ポインターにおすすめのドッグフードは「モグワン」です。

動物性タンパク質が50%も含まれていて、イングリッシュ・ポインターのように運動が大好きな犬種にはぴったりです。しかも栄養価が高いのでイングリッシュ・ポインターの毛艶もよくなるでしょう。トリミングなどのおしゃれも毛艶が大事ですよね♪

値段は少し高いですが、安いドッグフードのような着色料や添加物などを一切使用していないので、安心してイングリッシュ・ポインターに食べさせてあげることができます。

原材料は、人間が食べても大丈夫な高品質、ヒューマングレードのものしか使用していないので原材料、栄養バランスともに最高クラスのドッグフードと言えます。(安いフードは人間の食品では禁止された添加物や着色料、原材料が使われているので病気の原因になってしまいます。)

『モグワン』の公式サイト  

※モグワンについてより詳しくは「獣医師も推薦する!モグワンドッグフードの口コミ評判まとめ」の記事で紹介しています。

犬が食べると危険な食べ物

ペットにする喜び、イングリッシュ・ポインターを飼う魅力とは

1. 穏やかでエレガント

イングリッシュ・ポインターは、エレガントな仕草や走る姿が美しい魅力的な犬種です。また、賢くて訓練性が高く、誰に対しても穏やかで従順であるという性質を持っています。

2. 抜群のスポーツドッグ

イングリッシュ・ポインターは、狩猟のスイッチが入ると高い運動能力と集中力を発揮します。猟やドッグスポーツに挑戦したい人であれば、素晴らしいパートナーになるでしょう。

まとめ

1)イングリッシュ・ポインターの原産地はイギリスで、平均体高はオス63cm~69cm、メス61cm~66cm、平均体重は、オスが25kg~34kg、メスが20kg~30kg。

2)イングリッシュ・ポインターの毛色は、レモン&ホワイト、オレンジ&ホワイト、レバー&ホワイト及びブラック&ホワイト。単色及びトライカラーも認められる。

3)イングリッシュ・ポインターのタイプは、出生地によるイギリスタイプとアメリカタイプ、目的別に競技タイプとショータイプがある。

4)イングリッシュ・ポインターの性格の3大特徴は、落ち着いている、活発、仕事熱心。

5)イングリッシュ・ポインターのオスとメスでの性格の違いは、オスはやんちゃで心の成長が遅い傾向、メスは穏やかで落ち着くのが早い傾向。

6)イングリッシュ・ポインターを飼う人に向いている3つのポイントは、アクティブな人、時間に余裕のある人、田舎暮らしで広いスペースがある人。

7)イングリッシュ・ポインターのしつけの3つの重要ポイントは、服従訓練、早くから、楽しくポジティブに。

8)イングリッシュ・ポインターの飼育に関しての3つの注意点は、運動、飛びつき、誤飲。

9)イングリッシュ・ポインターが気をつける病気は、股関節形成不全、胃捻転、白内障、眼瞼内反症、チェリーアイ。

10)イングリッシュ・ポインターの平均寿命は12〜14年。

11)イングリッシュ・ポインターを飼う魅力とは、穏やかでエレガント、抜群のスポーツドッグ。

イングリッシュ・ポインターの基本データ

英語表記 Pointer
愛称
原産国 日本
サイズ 大型犬
体高 オス:63〜69cm
メス:61〜66cm
体重 オス:25〜34kg
メス:20~30kg
毛色 レモン&ホワイト、オレンジ&ホワイト、レバー&ホワイト、ブラック&ホワイト、単色、トライカラー(3色)
寿命 12〜14歳
価格 20~30万円
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参考文献

  • イングリッシュ・ポインター:ジャパンケネルクラブ
  • イングリッシュ・ポインター:wikipedia
  • 日本獣医師会

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