数多くいるハムスターの種類の中でも、最もサイズが小さいのがロボロフスキーハムスターです。
このロボロフスキーハムスターを飼育する際に注意するべき点はどのようなところなのでしょうか。
ハムスターはもともと体がとても小さいですので、ストレスや環境の変化にとても弱いものです。

ハムスターの飼育の方法を間違えてしまうと、簡単に命を落とすことになりますので、ロボロフスキーハムスターを飼育するのであればどのように飼育をすれば良いのかを十分に理解しておくようにしましょう。



1)ロボロフスキーハムスターの紹介

1.ロボロフスキーハムスターとは

ロボロフスキーハムスターはヒメキヌゲネズミ属に属しているハムスターです。
和名はロボロフス、ペットとして飼育されているドワーフハムスターの中でも最も小型です。

2.原産国

カザフスタン共和国、モンゴル、ロシア連邦トゥヴァ共和国が原産国です。

3.平均体長・平均体重

体長は約7cm~10cm、体重は約15~30gです。
ハムスターの中でも小さなものをドワーフハムスターといいますが、そのドワーフハムスターの中でも最も小さな個体になります。

4.名前のルーツ・歴史

1894年にロシア人のロボロフスキー氏が発見しこの名前がつきました。
簡単な調査だけが行われ、ヨーロッパには1960年に輸入され、日本には1994年にはじめて輸入されました。

5.平均寿命

2年から3年が平均寿命となります。
一般的なハムスターと同等の寿命で、私達人間の年齢で言うところの概ね80歳近くです。

2)ロボロフスキーハムスターの4の種類と特徴

ロボロフスキーハムスターにはどのような特徴があり、どのような種類のものがあるのかをご紹介していきます。

1.体が小さい

体が小さいロボロフスキーハムスターの最大の特徴は、体が小さいということです。

体長は最大でも7センチほどで、平均するとジャンガリアンハムスターと比較しても体はかなり小さいサイズになります。
ジャンガリアンハムスターやゴールデンハムスターのようなハムスターを飼育するゲージであれば、3匹から4匹を飼育することができるくらいの大きさです。

2.良く動き回る

ハムスター自体がとてもちょこちょことよく動き回りますが、その中でもロボロフスキーハムスターは非常に活発になおかつスピーディーに動き回ります。
動きを目で追おうすると目が回ってしまうかもしれません。

長時間見ていても飽きることはありませんので、観賞用のハムスターといえます。
ゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスターのように、同じ場所で長時間落ち着いてじっとしているようなことはまずありません。
いつも忙しくチョロチョロしているのが特徴です。

3.ほとんど噛みません

ハムスターによっては人の手を強く噛むこともあります。
ハムスターを飼育していると一度や二度噛まれたことがある人がいると思いますが、ロボロフスキーハムスターの場合には臆病な性格とは裏腹にあまり人の手を噛んだりすることありません。
相手を噛んで攻撃するよりも、一刻も早くその場から立ち去ろうと逃げ回るタイプのハムスターです。

4.色や毛の生え方

ロボロフスキーハムスターは手のひらや足の裏、しっぽの裏に毛が生えています。
臭腺はおへそにあります。

体の色はノーマル・スーパーホワイト・ホワイトフェイス・イザベラホワイトフェイス・パイド・ハスキーホワイト・ヘッドスポット・ピュアホワイト・シナモンといったものが主になります。
様々な色の個体がいるのもロボロフスキーハムスターの魅力の1つです。

3)ロボロフスキーハムスターの飼育に適している人の特徴とは

ロボロフスキーハムスターの飼育に最も適している人は、良くも悪くも忙しく、じっくりハムスターと向き合った生活ができないけどハムスターを飼いたい人です。

ロボロフスキーハムスターは前述したように非常に臆病であり、ストレスを溜め込みやすいですので、頻繁にハムスターに触れ合いたいという人にはお勧めできません。

またハムスターを飼育したいけれども、あまり触れ合う時間を作れない忙しい人や、まめにお世話をしてあげられない人にもおすすめです。基本的に、ハムスターを観賞用として飼育することになるので、とても手軽であり、衛生面において注意をしていればそこまで手間はかかりません。

4)飼育する場合の初期費用・入手方法

ロボロフスキーハムスターはジャンガリアンハムスターやゴールデンハムスターに比べると希少性が高いですので価格は高くなります。
ジャンガリアンハムスターなどは1,000円前後で購入することができますが、ロボロフスキーハムスターは2,000円以上の価格になることが多いです。特に珍しい色の個体になると3,000円以上するものもあります。

さらにケージが2,000円~5,000円、床材が500円、エサが1,000円以内で購入することができます。

5)飼育に必要な7つのグッズとは

ロボロフスキーハムスターを飼育するうえで必要な7つのグッズをご紹介します。

1.ケージ

ロボロフスキーハムスターを飼育するうえで絶対に欠かすことができないものです。
ハムスター専用の物の場合は、安くても2,000円程度はします。
ハムスター専用のものではなく鳥類を飼育するゲージでも構いませんが、ロボロフスキーハムスターのようなサイズの小さなハムスターの場合には柵の隙間から逃げ出す可能性がありますので、やはりハムスター専用のものの方が安心です。

2.トイレ・トイレ砂

ハムスターのトイレは必ずしも必要ではありませんが、ケージの内部を清潔に保つためには是非購入しておくべきです。
トイレを購入する場合には500円から1,000円程度ですし、トイレの中に入れる砂は300円前後で非常に安く購入できますので、できるだけ準備しておくようにしてください。

3.砂浴び場・砂浴び砂

ハムスターは砂浴びをして体を清潔な状態に保ちますので、できるだけ砂浴び場所と砂浴び砂は準備しておいてあげてください。
不衛生な状態で長期間過ごしてしまうとハムスター自身もストレスを感じてしまいます。

4.給水機

ハムスターは動きもありますので、お皿などに水を入れるとこぼしてしまいますし、上手に飲むことができない場合が多いです。
やはり理想的なものはハムスターなど小動物用に販売されているボトルタイプの給水器を購入することです。

5.餌皿

餌を入れるためのお皿ですが、ハムスターが乗った程度でひっくり返ることがない陶器など重量のあるものがおすすめです。

6.回し車

ハムスターの運動不足解消に必須のアイテムです。
ハムスター専用ケージを購入すると回し車も付属してくる場合が多いですので、その時には購入する必要はありません。

7.床材

ハムスターが暮らすのケージの中には床材を敷き詰めてあげてください。
水槽で飼育する場合には砂などを入れる人もいますが、やはり一番おすすめなのは紙製の柔らかいものです。

6)ロボロフスキーハムスターの餌の主な4種類と正しい与え方

ロボロフスキーハムスターが食べるものはいくつかありますが、比較的簡単に購入することができ、手軽に取り入れられる餌についてご紹介します。

1.種子類・ナッツ類

ハムスターのようによく動き回るカロリーが必要な小動物にとってエネルギー不足が即、死に繋がってしまいます。
そのため脂質の多い種子類は大好物なんです。
ひまわりの種やくるみ、雑穀などといったものを喜んで食べてくれます。
ただし食べ過ぎてしまうと肥満につながるので注意が必要です。

2.野菜類

野菜類の中でもにんじんやセロリなど噛みごたえのあるものを好みます。
野菜なら比較的どのようなものでも食べますが、根菜類には注意が必要です。
たくさん食べすぎると下痢をしてしまうことがあります。
野菜類ならキャベツや白菜のような葉物も喜んで食べてくれます。

3.果物類

りんごやバナナ、ぶどうといったものがおすすめです。
甘みのある果物は喜んで食べてくれます。
ただし、このような甘い果物に関しても食べすぎてしまうと、太りやすくなります。
そのため、甘い果物も食べ過ぎてしまうことがないように注意をしておいてください。

4.動物性たんぱく質

ハムスターは実は雑食ですので、にぼしやチーズなどといたタンパク源も与えてあげてください。
ただし人間の食べる煮干しなどは塩分が多く含まれていますので、できるだけペット専用のものを与えます。
タンパク質をしっかりと摂取することによって、健康的な皮膚の状態を維持することができますよ。

7)ロボロフスキーハムスターに多い4種類の病気

ロボロフスキーハムスターに多い病気についてご紹介します。

1.喧嘩による外傷

ロボロフスキーハムスターは共同生活が上手なハムスターです。
しかしハムスター同士にも相性があります。
場合によっては激しい闘争が起きることがあります。

2.下痢

ハムスターは比較的下痢をしやすい動物ですが、ロボロフスキーハムスターにとって下痢は命取りになります。
体が小さいですので下痢をしただけで脱水症状を引き起こし命を落とす可能性があります。

3.ノミ

ハムスターの体が所々ハゲていたり、全体的に毛が薄くなっているように見えます。
ハムスターが頻繁に体をかきむしっているような場合にもノミがいることもあります。
この場合のノミは人間に寄生することはありませんが、いつまでもハムスターの体にノミが寄生していると強いかゆみによってハムスターは精神的にストレスを感じてしまいます。
またかきむしることによって皮膚が炎症を起こしてしまいます。

4.腫瘍

体に不自然な膨らみがあったり、体の至る所にボコボコとした塊がある、また特に理由があるわけでもなく衰弱してきているような場合には腫瘍ができている可能性があります。

8)飼育するうえで特に注意する3つのこと

ロボロフスキーハムスターを飼育するうえで注意すべきことをご紹介します。

  1. 汚れた床材を放置せずにこまめに取り除いてあげましょう。
  2. 家族が頻繁に行き交う場所にケージを置かずに、できるだけ静かに過ごせる場所に置くようにしてください。
  3. 頻繁に体を触ったり、無理やり手に乗せたりしないようにしてください。

これらはすべて、ロボロフスキーハムスターがストレスを感じにくくするために必要なことです。
とてもデリケートな種類のハムスターにとって、ストレスは生命に直結しますので、十分に注意をしてください。

9)ロボロフスキーハムスターを飼育する魅力や喜びとは

ロボロフスキーハムスターを飼育する場合の魅力の喜びというのは様々あります。
まず、犬や猫などと比べると手間をかけることなくハムスターの愛くるしさを楽しむことができます。

水の交換や掃除をしたり、餌を与えるだけでハムスターは元気に暮らしてくれます。
またハムスターがトイレを覚えてくれるので、色々な場所でおしっこをしたり体がおしっこまみれになってしまうこともありません。
一人暮らしをしている人で世話ができるのが自分一人だけだったり、犬の鳴き声や猫の引っかき傷などを気にすることなくペットを飼育したいという方にとってハムスターはとてもおすすめです。
中でもロボロフスキーハムスターは手間がかからず、サイズもとても小さいのでとても手軽に飼育できます。

仕事で忙しく疲れ果てている時にハムスターの愛くるしい姿や動きを見ているだけでも精神的に癒やしてもらえるでしょう。
観賞用のハムスターとして、小さくチョロチョロと動き回るロボロフスキーハムスターのいる生活は素晴らしいものになりますよ。


■まとめ

ロボロフスキーハムスターは非常に小さく、ペットショップでも際立つその可愛さに一目惚れをしてしまう人も多いです。
確かに見た目はとても小さく可愛いのですが、必ずしも性格までペットに適しているのかといえばおうではありません。
ハムスターをはじめて飼育する方にとっては、扱いがなかなか難しい個体になりますので、ある程度はハムスターを飼育する基本的なこと、経験が必要になります。

特にマンガの中でよくある手の平の上でハムスターがすやすや眠ってくれる…そのような情景を思い浮かべているのであれば、ロボロフスキーハムスターではなかなか実現させることは難しいです。
はじめてのハムスターの飼育でも、特にベタベタと触るわけでなく、あくまでも見て楽しむだけで良い、という方にはロボロフスキーハムスターはおすすめです。

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